とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

胚培養士

2012年06月09日 | 不妊
ここのところ、
胚培養士になりたいという新卒の方々との面接が続いております。

当院の場合は、
まず履歴書を当院までご送付頂きます。
そこで、しっかりとした書類審査をさせて頂きます。

じっくりと調べさせて頂いて、
その後、書類審査を通過した方との面接を行わせて頂いております。

胚培養士という職業は、
「私、なりたいです!!」で誰でもなれる職業ではないと思っております。
なりたいという思いと、なれるという事は、全く違います。
なりたくても、適性がないために、なれないという場合も多々あります。
適正、知識、技術、確実性、能力、倫理観、使命感、責任感、、、等など、
必要とされるものをクリアしていって、
初めて真の胚培養士になれるのだと思います。

胚培養士として必要な知識や技術は、
現場で習得していかなければいけません。
ですので、胚培養士としての知識や技術は、
就職したクリニックで教えて頂いて、身につけていくものとなります。

人の命に直結した仕事を与えられる訳ですから、
それ相当の使命感や責任感を持ち合わせていないといけません。
医師・胚培養士主任・先輩達に教えてもらっているのに覚えが悪いとか伸びないとか、
少しずつ伸びてきたように感じたところで退職を希望するとか、
そういう無責任な事をしない方を見極めて採用していかないといけません。

胚培養士以外にも、

春に入った新卒組を教えていくという事を毎年繰り返しておりますので、
今現在も、教育係を任された先輩達は、
必死で新人さんを教えてくれております。
育てようと必死です。
最近思うのです、、、
というか、最近悟りました、、、
人って「自分が育つんだ」という意識がある人とない人がいます。
「自分が育つんだ」という意識の高い人は、
どんなに厳しい指導をされてもぐんぐんと伸びていきます。
自分の中の目標が高いので、前向きに伸びていきます。
ですが、
「自分が育つんだ」という意識のない人は、
まわりが一生懸命に育てていても思うように育たず、
すぐに言い訳ばかりして、挙句の果てには退職・・・となります。

ですから、
「自分が育つんだ」という意識を持っている人なのかいない人なのかを、
しっかりと見極めて採用し、
採用面接だけでは見抜けませんから、
「自分が育つんだ」という意識を持っている人なのかいない人なのかを、
しっかりと見極めて教育していかないといけないのだとしみじみ実感しております。

いつまでも
「誰かが育ててくれるんだ」「誰かが仕事を与えてくれるんだ」という他力本願な人は、
どの職場に行っても伸びる人材にはならないのだろうと思う今日この頃です。
他力本願な人ですから、大切なところに目もいかず思いも届かず、
まわりの人達に感謝の気持ちすら持てない自分中心の見方で物事を判断してしまいがちです。

社会に役立つ人間、組織に役立つ人間になりたいものですね・・・。
自分に降りかかってくる事に、心から感謝出来る人間になりたいものですね・・・。

ーby事務長ー


とくおかレディースクリニック


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