とくおかレディースクリニック~ブログ~

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どうか宜しくお付き合い下さい。

11月の看護部・検査部便り その1

2013年11月05日 | 看護部・検査部便り
11月の看護部・検査部便り その1

こんにちは。
日に日に涼しくなってきて、朝晩は寒いくらいですね。
季節の変わり目です。
皆様、体調は如何でしょうか?

これからどんどんと乾燥が進んできます。
乾燥が進んでくることによって、
体調不良を引き起こす原因ウイルスが活発に活動し始めます。
その中でも一番心配なものが、インフルエンザウイルスです。

インフルエンザは普通の風邪の症状の重いものと思われている方もいらっしゃいますが、
全く違います。

インフルエンザウイルスによる感染症で、爆発的に感染力が高く、
とても恐ろしいものなのです。
一旦、流行が始まると、短期間に膨大な数の人を巻き込むという点でも風邪とは大きく異なります。

毎年11月下旬から12月上旬にかけて流行がはじまり、1月から3月にそのピークを迎えます。
感染すると、
乳幼児・高齢者・基礎疾患を持つ人では、
気管支炎や肺炎などを招いたりして、最悪の場合は死に至る事もあるのです。

感染経路には以下の3つが挙げられます。

1、飛沫感染
感染した人が咳やくしゃみをすることで排泄する、
ウイルスを含む飛沫(極小さな水滴)が飛散し、
これを健康な人が鼻や口から吸い込み、
ウイルスを含んだ飛沫が粘膜に接触することによって感染する経路

2、接触感染
皮膚や粘膜の直接的な接触、
あるいは中間物(ドアノブや電車のつり革など)を介する間接的な接触による感染経路

3、空気感染
飛沫の水分が蒸発して乾燥し、小さな粒子となって、空気中を漂い、
離れた場所にいる人がこれを吸い込むことに よって感染する経路

上記のように、誰にでも感染する可能性があります。
予防方法として、
マスク、手洗い・うがい、人混みを避けるということは有効ですが、
なんといってもワクチン接種が一番です。

『私は、特に基礎疾患持ってないし、毎年かかっていないから大丈夫』
と思われる方もいるかもしれませんが、
毎年インフルエンザの種類が異なるので、
去年罹っていなくても、もしくは予防接種をしていたとしても、
今年は罹ってしまうこともあるのです。

また、よく患者さんからご質問いただきますが、
妊娠前でも妊娠中でもインフルエンザワクチンの接種はいつでも問題ありません。
胎児への影響もございません。
妊娠中は免疫力が低下します。
そのため、妊婦さんがインフルエンザに感染すると通常よりも重症化しやすいと言われています。
ですので、一日でも早く接種なさったほうがいいですね。

次回は、インフルエンザに関してのQ&Aを書かせて頂きます。


とくおかLC看護部・検査部スタッフより


とくおかレディースクリニック






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