とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

8月の診療部便り

2021年08月01日 | 看護部・検査部便り
8月の診療部便り

皆様こんにちは!
とても蒸し暑い日が続いておりますので、
体調を崩さぬようお気をつけてお過ごしくださいね!

最近、毎日多くの方からコロナワクチンについてご質問を頂きます。
・採卵や胚移植の前後でワクチンを接種しても良いか?
・妊娠中にワクチン接種しても良いか?
・ワクチン接種が済むまで不妊治療をお休みした方が良いか?
といったご質問が多いです。

コロナワクチンについては5月の診療部便りでもお知らせ致しましたが、再度最新の情報をお知らせ致します。

日本産婦人科学会の最新の通達にて、
【妊娠初期を含め妊婦さんとお腹の赤ちゃんを守るとされており、希望する妊婦さんはワクチンを接種することができます】
【ワクチンを接種することのメリットが、デメリットを上回ると考えられていますので、
特に感染の多い地域の方や医療従事者、基礎疾患のある方は、ぜひ接種をご検討下さい】
とされています。

以前の通達にあった、
・器官形成期(妊娠12週まで)はワクチン接種を避ける 
・妊娠を希望される女性は可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする 
という文章は、最新の通達では削除されています。

日本産婦人科学会の通達を踏まえて、当院の現在の方針は
『治療周期や妊娠の有無にかかわらず全ての方のワクチン接種を推奨する』
としています。

したがって、ワクチン接種のために採卵や胚移植を先延ばしにする必要や、
タイミング・人工授精周期をお休みして頂く必要はないと考えております。
妊娠の可能性がある場合や妊娠中の方もいつでも接種して頂けます。
(副反応で痛みや熱が出た場合、アセトアミノフェンは妊娠中でも服用できます)

しかし、ワクチン接種はあくまで任意のものですので、ご夫婦でよくご相談されて下さい。
ご不明な点やご心配な事など何かありましたら、スタッフにお声掛け下さいね。

全ての方が安心して妊娠出産できるように、一日も早くコロナが終息することを願っています。

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