とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

2022年1月6日東京23区大雪警報

2022年01月07日 | Weblog
2022年の新年も明けて、
様々な会社においてお仕事も始まってきている1月6日木曜日、
お昼頃から雪が降り始めました。

夕方には、東京23区に「大雪警報」が発表されました。
東京23区に「大雪警報」が発表されたのは、2018年1月22日以来、
4シーズンぶりだそうです。

夜8時頃には雨に変わり、その雨もやみましたが、
明け方にかけて氷点下となりました。
今朝の路面凍結には足元をすくわれました。
私は長靴を履いて出勤しましたが、長靴でさえも何度も滑ります。

長靴ではなく雪靴も必要だと思った今朝の出勤でした。
皆様もどうぞお気を付けて歩かれて下さい。







 ↑ 今朝のクリニック周辺の様子です。
雪上がりの朝日が眩しかったです。

本日も良い一日になりますように。
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1月のラボ便り

2022年01月07日 | ラボ便り
1月のラボ便り

明けましておめでとうございます!

今年も一人でも多くの患者さんにご妊娠していちだけるよう、
スタッフ一同全力を尽くして参ります。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

今回のラボ便りでは、体外受精の歴史と現状についてお話いたします。

哺乳類の体外受精(=体の外で受精を起こすこと)は19世紀頃から研究されており、
1950年代にウサギなどの動物を用いて成功しました。
人間の治療の為に研究されだしたのは、1940年代頃と言われています。

そして、1978年(今から約40年前)イギリスのロバート・エドワーズ博士らによって、
卵管に異常がある女性に対して体外受精が行われ、女の子が誕生しました。
当初は社会的には全くの新しい技術であった為、
「体外受精で生まれてきた子供は将来、健康な子供を出産できないのでは?」などという意見もありましたが、
この時に誕生した女の子は、問題なく元気に育ち、現在40代になられています。
また、この方は自然でご妊娠・ご出産されています。

日本では1983年、東北大学医学部付属病院で、国内初の体外受精児が誕生しました。
その後も研究は進められ、
極端に精子の数が少ない場合であっても子供を持つことが出来る顕微授精が開発されました。

そして1992年ベルギーにて、顕微授精による妊娠・出産が初めて成功しております。

体外受精を始めとした高度生殖補助医療は、
体外受精・顕微授精、得られた卵を凍結保存する技術、採卵手術の技術の向上などによって、現在まで進歩していきました。

2010年には、ロバート博士は体外受精を行った功績が認められ、ノーベル生理学・医学賞を受賞されます。

日本産婦人科学会では、
1986年以来、日本国内の病院で実施された体外受精(顕微授精や受精卵の凍結・融解移植を含む高度生殖補助医療を指します)
の臨床データを集計しています。

そのデータによりますと、今から約30年前の1995年には、5678人の子供が体外受精で誕生しています。
これは、日本でその年に生まれた子供のうち、200人に1人が体外受精で誕生した、ということになります。
その後、年々体外受精を受ける方の数も増え、
2005年では19112人(55人に1人)、2014年では47322人(21人に1人)が体外受精で誕生した子供です。
公開されている最新のデータ(2019年)では、60598人が誕生しています。
これは、14人に1人が体外受精で生まれたということになります。
また、今まで国内で体外受精で出生された方の累計は70万人を超えてきております。

今後も、女性の社会進出などによる晩婚化や治療費用の保険適応等により、
体外受精によって誕生する子供の割合は増えていくのではないかと予想されます。
しかし、体外受精を行えは絶対妊娠出来るというわけではなく、
女性のご年齢が高くなると妊娠率は下がります。
不妊治療の進め方を早め早めに考えていくことは、妊娠の為には重要となります。

何かご不明点がございましたら、スタッフまでお声がけ下さい。


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