とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

ユナイテッド航空 男性乗客引きずり下ろし問題

2017年04月12日 | Weblog


航空会社のオーバーブッキングが原因で起こったトラブルです。

4月9日、シカゴのオヘア国際空港のユナイテッド航空の機内で起きました。
シカゴ発ケンタッキー州ルイビル行きの3411便、
シカゴ17時40分発のルイビル20時02分着です。

オーバーブッキング(過剰予約)が発生し、
4名がその飛行機を降りないとフライトできない状況となりました。
航空会社のオーバーブッキングは珍しい事ではありません。
が、その対処が大きく間違ったものでした。

ユナイテッド航空側は、800ドルと翌日のフライトを提示して、
翌日のフライトに移行可能な乗客を募りましたが、
地上で対処しきれないまま搭乗となり、満席状態の機内となりました。

ユナイテッド航空側は、抽選というかたちで、降りて頂く4名を選ぶ事にしました。
当たると嬉しい抽選ではなく、絶対に当たりたくなどない選ばれたくない抽選です。

3名は大人しく飛行機を降りていきましたが、1名の男性客が降りるのを拒みました。
その男性は、アジア系の男性医師で、翌日の患者さんの診察を控えているので、
その日のうちにルイビル空港に降り立ちたかった理由があります。

例えば、当院の院長に置き換えますと、
翌朝に採卵手術が控えている身にもかかわらず、
抽選で飛行機を降ろされて、翌日のお昼の便に移ってね!!と言われて、引き下がる事など出来ません。
降機を拒むに決まっております。
(すぐ後に出発する飛行機への移行だったら拒みませんけど、、、)
まさに、その男性の状況は他人事とは思えませんでした。

降機を拒んだという理由で、ユナイテッド航空側が依頼した警察(保安要員?)が、
力づくで強引に引きずり降ろそうとし、機内にて流血騒ぎとなりました。

機内でトラブルを起こしたとか、搭乗拒否になるほど泥酔状態だったとか、、、ではなく、
きちんと予約をとって、航空券の旅費も支払って、指定席に着席して、あとは飛び立つのみ、、、
の状況でのお話です。

空けなくてはならない4名の席というのは、ユナイテッド航空の社員が乗る為のものでした。

日本ではまず考えられないトラブルだと思いますが、
こんな事が許されてはいけないと思いました。

スマートフォンなどの普及で、泣き寝入り出来ない状況の発覚です。
スマホもいろいろと役にたつものだと思いました。

日本という国は、優しくて思いやりがあって安心な国だと実感しつつ、、、。



ーby事務長ー


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