とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

「ゾンデ診」とは

2022年01月18日 | Weblog
こんにちは。
スタッフAです。

本日は、体外受精にステップアップした際に行う「ゾンデ診」という検査についてご説明致します。

🌹この検査は、『移植のしやすさ』を見るための検査です。

移植用のカテーテルを子宮へ挿入し、
カテーテルの挿入のしやすさはどうか? 奥行きはどのくらいあるのか? 子宮の向きはどうなのか?
を確認します。
実際に移植を行うための予行練習のようなもので、移植をスムーズに行うために大切な検査です。

子宮の頸管の曲り具合や長さ、カテーテルの挿入のしやすさは、個人差があります。
この検査をすることで初めて、確認することが出来るのです。
もし、この検査をせずに移植にのぞんだ場合、カテーテルが挿入出来ず移植出来なくなる可能性がございます。
スムーズに移植が出来る方が、受精卵に負担はかかりません。

ゾンデ診の結果、子宮の屈曲が強い場合などカテーテルが入らない・入りづらい場合でもございます。
その場合、移植の数日前に準備を行うことでスムーズに移植を行うことが出来るようになります。
元々子宮の屈曲が強い、手術を行った、出産後など様々な理由からカテーテルが入りづらくなる場合がございます。
それを事前に確認して、スムーズに移植出来るようにすることがゾンデ診の目的なのです。

良い移植をするために、しっかりと調べましょう!

🌹尿を溜めることについて

移植を行う際に、尿をしっかり溜めて頂きます。
移植時、カテーテルを子宮へ挿入する時には、
お腹の上から超音波検査で子宮を見ながらカテーテルを子宮腔内に進めます。
尿が溜まっていないと、腸が干渉したりと見え辛くなります。
また、子宮の向きによっては、尿が溜まることによって子宮の傾きが緩やかになり、
カテーテルがスムーズ挿入出来るようになることがあります。

ゾンデ診の際も、尿をしっかり溜めた状態で行います。
どのくらい前に排尿し、どのくらい飲水を行えば尿が溜まるのか?をこの検査を通して知って頂きます。
検査の際に、もう少し溜めた方が良い・もう少し少なくても良いなど理想をお伝えしますので、
自分はどのくらい溜めた方が良いのか?の目安を持って移植を行うことが出来ます。
普段から練習しておくと、移植の時に焦らず溜めることが出来るかと思います。

🌹写真が、実際に使用するカテーテルです。

何かご不明な点がございましたらいつでもスタッフにお声がけくださいね!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 子宝メッセージ AIH編 | トップ | 2022年 ウルフムーン »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事