昨夜、
竹内智香選手のお姿をテレビで拝見しました。
スノーボードアルペン選手で、
2014年のソチオリンピックパラレル大回転で、銀メダルを獲得されました。
スノーボード競技では、日本人女性初のオリンピックメダリストです。
あのダイナミックさは、
今までの日本人にとっては苦手な分野だったのかもしれませんね。
卓球の福原愛ちゃんが卓球をどーんっと広めたように、
浅田真央ちゃんや羽生弓弦くんがフィギアスケートをどーんっと広めたように、
テニスの錦織圭選手がテニスをどーんっと広めたように、
竹内智香選手も、
多くの若い子、そしてお子様方にスノーボードを広めていきたいと頑張っておられます。
昨夜は、その様子を取材したものが放映されました。
スノーボードはバランスが難しいので、最初は転びます。
何度トライしても、慣れるまでとことん転んでしまいます。
そこで、
竹内智香選手は、転んでばかりいる子供達に、
「たくさん転ぶと上手くなるんだよ!」と声掛けされました。
子供達は純粋に、
「なんで???」と聞き返します。
「たくさん転ぶ事で、転び方が上手くなるんだよ。
そして転ばずに滑れるようになっていくからね。」というような会話をされました。
これって、とても大切です。
スノーボードだけにいえる事ではなく、
『全ての基本』になりますね。
一流選手のお言葉は、さすが素晴らしいです。
転ばない方法を、先に学ばせるのではなく、
まず転び、
その後に、
転んだらどう起き上がるか?
どのように転んだら痛くないのか?
次はどのようにしたら転ばなくなるのか?
転ばずにうまく滑り続けるにはどうしたら良いのか?
それを学ばせる事が大切です。
楽が出来る方法を、
先に授けて学ばせるのではなく、
痛みを味わう事により、
苦しい時・辛い時にどのように考えてどのように立ち上がるか、
それを考える力を授ける事が大切なのですね。
子育てにも仕事にもいえる事ですね。
見ていて清々しい気持ちになりました。
竹内智香選手、
未来のスノーボードアルペン選手を繋いでいく為にも、
そのエネルギーを大切に、頑張って欲しいと思います。
ーby事務長ー
とくおかレディースクリニック