大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

高校ライトノベル・タキさんの押しつけ映画評『X- MEN days of future past』

2014-06-01 07:02:57 | 評論
タキさんの押しつけ映画評
『X- MEN days of future past』



 この映画評は、悪友の映画評論家:滝川浩一が個人的に身内に流しているものですが、もったいないので転載したものです。


久し振りに映画館にやってきました。先週は、奴がれの体調を気遣っていただき、まことに申し訳ないやら有り難いやら。ありがとうございました。

 とはいえ、早起きしての移動は辛い……もとい、眠たいよ~~〓
 では、本編……おっと、その前に、先日の「OLD BOY」、いかにも韓国オリジナルのごとく書いてましたが、なんと! 原作は日本の漫画でありました。なんとも面目無い、全く知らん作品です、これじゃマンガ読みの自称は引っ込めんとあきまへんなぁ。
 さて、本間に本編です。結論:面白いから絶対お薦めです。華五重丸です。但、“タイムパラドックス”は忘れて下さい。特に理系の皆様方、心されよ。 2023年、ミュータントも人間も最悪の未来。巧い設定ですが、ターミネイターとマトリックスの世界観のミックスです。
 まぁ、この二作の設定以外はあり得ませんから致し方なしです。量子理論(と言っても、突っ込みいれないて下さ
いよ、私にだって理解の外ですから)からすると、時間も空間も一定不変ではありません。無限数の未来パターンが存在します。だから、絶望的な現在を過去に戻って訂正出来るかってえと……これはダメなんですね。映画の中にも「川の流れに一石を投じても流れは変わらない」ってぇセリフが有ります。過去の因果を訂正すると、そこから別な時間軸による未来が始まり、新たな世界が築かれる訳で、過去に干渉しようとした現在が変わる訳ではありません。その点「マトリックス」は機械による仮想現実(夢みたいなもんですね)世界だから、何らかの変更は可能。ターミネイターも本作と同じ問題を抱えていますが、こっちはスカイネットとの戦いに決着が付いていないので理論破綻の一歩手前で踏みとどまっています。 それを言うなれば、本作も最終決着寸前のタイミングと言えなくもありませんが、映画が暗示する結論は有り得ない。
 
 ウルヴァリンが過去へと旅立って、無事帰還する訳ですが、本来、そこにはもう一人のウルヴァリンが存在します。……まぁ、そこんとこは巧い設定に成っていて納得出来る作りには成っています。
 てなヤヤコイ話になるので、この件は無視して映画の結論を丸呑みする事にいたしませう。
 ここさえクリアしたら、元々の本編シリーズとファーストジェネレーションのオールスター揃い踏み、言うならX- MEN AVENGERSみたいな話です。ミスティークは当然ジェニファー・ローレンス、今作、H・ジャックマンと彼女が主役ですから、たっぷり演じてます。全身メイクですが、まさしく名演技です。さすがであります。
 新顔にビショップというエネルギーを吸収放射できるミュータントが登場、なんと「最強の二人」のオマールが演じています。スキンヘッドではなくドレッドヘアだったので、パンフを見るまで判りませんでした。 もう一人、ミュータントの強敵センチネルの開発者にピーター・ディンクレイジ……ご存知無いとは思いますが、現在、CSで放映中の「ゲーム・オブ・スローンズ」のティリオン役でゴールデングローブ賞/エミー賞いずれも助演男優賞を取っています。スローンズの中で私の最大贔屓がティリオンです。オリジナルキャストの中にも彼のファンが多数、殊にジェニファーは殆どオタク状態であったとか……。
 ヒュー・ジャックマンは必ずどこかで裸の上半身を曝すが、今回の鍛え方は尋常の域を出ている。後ろ姿だがオールヌードも一カ所、まるでギリシャ彫刻が動いているようでした。撮影前からトレーニングを始め、撮影中も毎日鍛えていたそうで、恐らく最高の出来上がり時点で件のオールヌードを撮ったのでしょう。同性からみても、思わず溜め息が出る肉体美でした。 念のために断言しときますが、私、H◇M×では有馬線!、天地神明に誓って単なる女好きです!(何を強調しとるやら アハハ)
 本作、製作費2億5千万$(この類の最高額と言われてます)先週公開 全米9千万$ですから、まぁ、製作費は国内で賄うでしょう、後の世界興収は純利益決定!さぞかし笑いが止まらんこってしょうね。
 さて、本シリーズ、続編がすでに決定されとりまして、再来年“X-MENアポカリスム”翌年“ウルヴァリン3”さらに翌年、タイトル不明ながらウルヴァリンは絡むらしい。
 さて、H・ジャックマン……どこまで付き合うんでしょうねぇ。X-MENのコミックは、全世界5億$の売上高だそうで“ワンピース”の約2倍……ちょっと想像を絶します。今作には明確な原作があるらしく、次回作の“アポカリスム”と1、2を争うコミックだそうです。さすがに知りません。マンガ読み滝川(さっき称号返上を言うたやろに)のウィークポイントはまさにアメコミ、されど、あんまり読み続ける気にはならんのよね。  例えばですよ、X-MEN3でマグニートーは“キュア”を打たれて能力を失った筈が、何の説明も無く蘇っている。アメコミのご都合主義……日本でいや、“北斗の拳”のケンシローの出自が二転三転しているようなものです。好きだったから単行本27冊分、最後まで付き合いましたが、せめて“羅王”の死で終わった方が良かったと思っている人の方が多い筈です。 その点、アメコミは問答無用……知ってます?アメコミのX-MENシリーズではスパイダーマンは2度程死んでいます。
 ご都合主義……面白かったら付き合いますが、程度を過ぎるとあ~あ〓であります。

 以上、アメコミを追っかけ無い理由の言い訳でありました。まぁ、映画は一本一本が面白けりゃええので、原作なんざ知った事っちゃございません。
 ただ、原作コミックの隅から隅まで知り抜いているオタク連中の深い(????)話題について行けないのには、理屈抜きで……少々、グヤジイ~のであります。

 チャンチャン〓

 全く話変わりますが、これを打ちながら“舞台・真田十勇士”をみとるんですが……これ、新感線でやるか、せめて中島台本ならもっと面白かろうに、マキノノゾミじゃねぇ……しかも、マキノさん、否定するでしょうが中島台本の方法論と井上演出のコピー ムムム 言い過ぎですか? ま、お後がよろしいようで、チャンチャン………アハハハハ〓



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