大阪府立真田山学院高校演劇部
公式ブログ・Vol・12『明日地区総会』
☆明日β地区総会
よそより早いと思うんですけど、明日6月7日地区総会です。最初の予定は以下の通りでした。
ア)生徒連絡会代表生徒(2名) イ)地区講習会の計画 ウ)地区大会顧問審査員候補者(2名以上)卒業生審査員の推薦 エ)その他
淀貴美先生から議案が変わったことを、今日聞きました。審査基準と審査方法について大幅な変更案が示されました。重要なことなので、あらかじめ、その内容が加盟校に伝えられ、熟慮の上地区として賛否をとり、大幅な点で合意がなされた場合、細目について意見がある場合、地区で集約して、地区代表者会議にかかります。以下、その内容です。
※:審査基準試案
今の浪速高等学校演劇連盟を始め、多くの高校生の演劇コンクールには審査基準がありません。また、昨年の予選では審査結果に疑問が持たれたところもありました。そこで、この原案を運営委員会審査問題諮問委員会として提案します。
①作品にドラマ性があるか
ドラマ性とは、葛藤と読み替えてもいい。いわば、人間の物理的・心理的イザコザ。それが、作品に書けているか。この評価は既成、創作を問わない。作品の種類によってはエモーションと理解してもいい(能や音楽劇の場合、並のドラマツルギーで評価できないことがある)
②観客の共感を得られたか
劇的な感動(人間が葛藤することや、その変化への観客の感動)を観客に与えられたか。
③表現に対する努力は十分であったか
演出、演技、道具、音響、衣装、照明、などが作品を表現する上で、効果的になされていたか。
以上の三点(③については項目別)に10段階評価を行い、最高点と最低点を除外して平均値を出す〈予選では10段階評価のみで、最高点・最低点の除外はやらない〉上位1/3の作品につき、さらに論議し、最優秀以下の受賞作品を決定する。その場合、一定の点数に至らない場合(例えば満点を100点とした場合、80点に満たない)上位コンクールへの出場権は与えるが、最優秀の称号は与えない。
本選以上では、審査員に顧問審査員・OB審査員なども加え7名程度とし、点数集計において、最高点と最低点は除外し、平均値を出す(予選は審査員が3名なので、これは当てはめない)
※審査の点数化へのこだわり
審査をしていて「これはだめだ」と思うと、無意識に「落とす理由」を探すことが多い。言うならば「減点方式」で、辛い審査になりがちである。
逆に「これはいける」と思うと、無意識に「上げる理由」を探すことが多い。言うならば「加点方式」で、甘い審査になりがちである。
ゆえに、全ての出場校を、最初は0点として、上記の項目について加点していく。これで無意識な主観による「加点」「減点」が、かなり防げると思料される。
点数化しない限り、同じコンクールで「甘い加点」と「辛い減点」のダブルスタンダードに陥る可能性が高くなる。
※補足
審査員は、事前に上演台本に目を通し、会場には台本を持ち込まず、メモのみとする。これは、半ば無意識に台本ばかり見て、舞台をあまり見ていない審査員にきちんと舞台を観て頂くため。観劇後、審査員はメモをもとに、直ちに審査員室で、審査用紙に点数を記入、審査管理委員に渡す。全作品を見終わるまで、作品についての論議は原則しないものとする。ただし、作品に、著作権上の問題、社会的、人権的な問題があった場合は、別とする。
審査員席は、観客席後部が望ましい。観客の反応ごと作品を見るため。また、舞台全体を視野にいれるためにも、それぐらいの位置が望ましい。
できるだけ、多くの観客に作品を観てもらうため、連盟、出場校は観客動員に努める。最低、連盟のサイトに会場、日程、時程はアップロ-ドしておくこと(これは、今年はやって頂けました。一歩前進です)
コンクールの地区大会において、出場校が10校に満たない場合、シード制は適用しない。
わたしたちの考え
おおむね妥当な改定案やと思います。ただ、ここに触れられていないのは、審査員の選び方です。予選は従来通り顧問と専門家審査員とOB審査員やと思うんですが。問題は、この専門家審査員です。ちょっと小劇場関係の方々に偏る傾向があります。本選においては、今まで専門家審査員3人でした。
この人たちは、自分の得意な芝居のジャンルや傾向には、ええ感性してはります。けども、他の芝居にはどうなんでしょ?
教育現場に居てない人に「高校生らしくない」とか「高校生の感性やない」「等身大の高校生が描けてる」言われて、現場の生徒や先生が感心してるのは、なんか滑稽な感じがします。
☆関係ないんですけど
今日、環状線の駅から学校行く途中に黒猫が歩いてました。それから白猫が通って、そのあと白黒のブチがきたら面白いと思てたら、ほんまに白黒のブチがきました。思わず笑てしまいました。なんかええことがおきるんちゃうかと思たら、九鬼あやめが『外郎売』の暗記に成功! 大野はるなは、まだ覚えられません。はるなは、うちがカスムほどの綺麗な子。まして、あたしよりも自分のミバに自信のないあやめは、こんなとこで差ぁつけたかったみたいです。なかなかええ当て馬やと思てます。
文責 大阪府立真田山学院高校演劇部部長 三好清海(みよしはるみ)
公式ブログ・Vol・12『明日地区総会』
☆明日β地区総会
よそより早いと思うんですけど、明日6月7日地区総会です。最初の予定は以下の通りでした。
ア)生徒連絡会代表生徒(2名) イ)地区講習会の計画 ウ)地区大会顧問審査員候補者(2名以上)卒業生審査員の推薦 エ)その他
淀貴美先生から議案が変わったことを、今日聞きました。審査基準と審査方法について大幅な変更案が示されました。重要なことなので、あらかじめ、その内容が加盟校に伝えられ、熟慮の上地区として賛否をとり、大幅な点で合意がなされた場合、細目について意見がある場合、地区で集約して、地区代表者会議にかかります。以下、その内容です。
※:審査基準試案
今の浪速高等学校演劇連盟を始め、多くの高校生の演劇コンクールには審査基準がありません。また、昨年の予選では審査結果に疑問が持たれたところもありました。そこで、この原案を運営委員会審査問題諮問委員会として提案します。
①作品にドラマ性があるか
ドラマ性とは、葛藤と読み替えてもいい。いわば、人間の物理的・心理的イザコザ。それが、作品に書けているか。この評価は既成、創作を問わない。作品の種類によってはエモーションと理解してもいい(能や音楽劇の場合、並のドラマツルギーで評価できないことがある)
②観客の共感を得られたか
劇的な感動(人間が葛藤することや、その変化への観客の感動)を観客に与えられたか。
③表現に対する努力は十分であったか
演出、演技、道具、音響、衣装、照明、などが作品を表現する上で、効果的になされていたか。
以上の三点(③については項目別)に10段階評価を行い、最高点と最低点を除外して平均値を出す〈予選では10段階評価のみで、最高点・最低点の除外はやらない〉上位1/3の作品につき、さらに論議し、最優秀以下の受賞作品を決定する。その場合、一定の点数に至らない場合(例えば満点を100点とした場合、80点に満たない)上位コンクールへの出場権は与えるが、最優秀の称号は与えない。
本選以上では、審査員に顧問審査員・OB審査員なども加え7名程度とし、点数集計において、最高点と最低点は除外し、平均値を出す(予選は審査員が3名なので、これは当てはめない)
※審査の点数化へのこだわり
審査をしていて「これはだめだ」と思うと、無意識に「落とす理由」を探すことが多い。言うならば「減点方式」で、辛い審査になりがちである。
逆に「これはいける」と思うと、無意識に「上げる理由」を探すことが多い。言うならば「加点方式」で、甘い審査になりがちである。
ゆえに、全ての出場校を、最初は0点として、上記の項目について加点していく。これで無意識な主観による「加点」「減点」が、かなり防げると思料される。
点数化しない限り、同じコンクールで「甘い加点」と「辛い減点」のダブルスタンダードに陥る可能性が高くなる。
※補足
審査員は、事前に上演台本に目を通し、会場には台本を持ち込まず、メモのみとする。これは、半ば無意識に台本ばかり見て、舞台をあまり見ていない審査員にきちんと舞台を観て頂くため。観劇後、審査員はメモをもとに、直ちに審査員室で、審査用紙に点数を記入、審査管理委員に渡す。全作品を見終わるまで、作品についての論議は原則しないものとする。ただし、作品に、著作権上の問題、社会的、人権的な問題があった場合は、別とする。
審査員席は、観客席後部が望ましい。観客の反応ごと作品を見るため。また、舞台全体を視野にいれるためにも、それぐらいの位置が望ましい。
できるだけ、多くの観客に作品を観てもらうため、連盟、出場校は観客動員に努める。最低、連盟のサイトに会場、日程、時程はアップロ-ドしておくこと(これは、今年はやって頂けました。一歩前進です)
コンクールの地区大会において、出場校が10校に満たない場合、シード制は適用しない。
わたしたちの考え
おおむね妥当な改定案やと思います。ただ、ここに触れられていないのは、審査員の選び方です。予選は従来通り顧問と専門家審査員とOB審査員やと思うんですが。問題は、この専門家審査員です。ちょっと小劇場関係の方々に偏る傾向があります。本選においては、今まで専門家審査員3人でした。
この人たちは、自分の得意な芝居のジャンルや傾向には、ええ感性してはります。けども、他の芝居にはどうなんでしょ?
教育現場に居てない人に「高校生らしくない」とか「高校生の感性やない」「等身大の高校生が描けてる」言われて、現場の生徒や先生が感心してるのは、なんか滑稽な感じがします。
☆関係ないんですけど
今日、環状線の駅から学校行く途中に黒猫が歩いてました。それから白猫が通って、そのあと白黒のブチがきたら面白いと思てたら、ほんまに白黒のブチがきました。思わず笑てしまいました。なんかええことがおきるんちゃうかと思たら、九鬼あやめが『外郎売』の暗記に成功! 大野はるなは、まだ覚えられません。はるなは、うちがカスムほどの綺麗な子。まして、あたしよりも自分のミバに自信のないあやめは、こんなとこで差ぁつけたかったみたいです。なかなかええ当て馬やと思てます。
文責 大阪府立真田山学院高校演劇部部長 三好清海(みよしはるみ)