タキさんの押しつけ映画評05『SNOW WHITE & 愛と誠』
この春(2016年5月)に逝ってしまった滝川浩一君を偲びつつ
これは、友人の映画評論家ミスター・タキさんが、個人的に身内に流して、互いに楽しんでいる映画評ですが、あまりに面白くモッタイナイので、タキさんの許諾を得て転載したものです。
SNOW WHITE
画像綺麗し、ドラマチックで見応えあるんですが、はっきり言わしてもろて失敗作です。
ナンジャカンジャ詰め込み過ぎて焦点が絞り込めていない。
最も要らない持ち込みが「ジェンダー」
一瞬監督は女か?と思った位。お伽話をフェミニズム視線で語らないで頂きたい。
監督はCM畑の人で劇場版長編は初めて。アイデア豊富な人だとは判るが、 取捨選択が出来ない、乃至理解していない。
それと影響を受けた作品からパクって来ているのが丸分かりで、こいつは洒落にならない。原作はグリム童話だが、映画のタッチはトールキン(指輪物語)である。 原作(初期の“童話”と言うより“民間伝承”に近い物)の中の「ドイツ的」なるものは、悉く「イギリス的」なるものに置き換えられている。見ていてまずここが居心地悪い。ドイツ民話に付き物の「黒き森」はまるで「指輪物語」の“障気の沼”か…漫画「ベルセルク」の幽界の入り口の森。いやいや、有り得ない話じゃない。この人「もののけ姫」からパクっているし、他にも漫画で見たシーンが散見できる。「ベルセルク」を読んでいる可能性は90%以上と見た。
「黒き森」を抜けて、妖精の住まう聖域から「白き森」に至るシーンでは、まるでドイツからイギリスにテレポートしたかの如く。
ここから一気に舞台はイギリスに成ってしまう。 アーサー王伝奇やら六王朝時代のイングランド伝説、果てはギリシャ神話設定にエリザベート・パトリ(処女の血に浸かるのが不老の方法だと信じていた異常者)、 トドメはジャンヌダルクと来たもんだ! これだけ節操が無いと見ていてなんとも落ち着かないし、何だかしんどい。
トドメが三点。
まず、シャリーズ・セロン(女王)が予告編やスティールを見ている限りでは美人なのだが、本編を見ているとまるでオバサン、一応理由は有るのだが、やはり女王は美人でないと説得力が無い。これはこれで良いのかもしれないが、映画のあちこちで引っ掛かるので、せめて…と思う次第、私がシャリーズ・セロンのファンだからではない(ギクゥ!)。
第二点、白雪姫がクリステン・ステュワートだから余計にそう思うのだろうが、初め、白雪姫を追い、後 守護者になるエリック(クリス・ヘムズワース)と“トワイライトサーガ”の狼男が重なって見える…こんな設定までパクっている。
第三点、ラストが気に入らない。せっかく魔女を倒したのに、変わって女王についた白雪姫が、形は違うだろうが、女として魔女の怨みを引き継いだんじゃないかと思わせるイメージが有る事。
以上、余計な事を考えず見ていれば、そこそこ見られる映画かな? と、思わないでもないが、それでも何か乗りにくい作品であることに変わりは無いと思う。見てきて反論の有る方は、教えていただきたい。
愛と誠
あっあ愛とまま誠ォ~~! あっはっはははははははぎゃあっははははひはははひ~~ひ~~ くっ苦しい~!勘弁して~~~~~!
久方振りに映画を見ながら腹筋を鍛えさせてもらいましたワイ! この企画建てたん一体誰? この仕上がりでOK出したん誰だんねん。見ていて途中から笑うのさえ忘れましたわいな。359度歪んで、もしかしたら面白いの? シュールリアリズム作品なんか? 武井咲ちゃん、カワユス~、演技?…あっは!学芸会以下ですわいな。確かにショックではありましたわいな、初めてエド・ウッドの映画を見て以来のね。あっはっはは はぁ~
ぷすん……。
この春(2016年5月)に逝ってしまった滝川浩一君を偲びつつ
これは、友人の映画評論家ミスター・タキさんが、個人的に身内に流して、互いに楽しんでいる映画評ですが、あまりに面白くモッタイナイので、タキさんの許諾を得て転載したものです。
SNOW WHITE
画像綺麗し、ドラマチックで見応えあるんですが、はっきり言わしてもろて失敗作です。
ナンジャカンジャ詰め込み過ぎて焦点が絞り込めていない。
最も要らない持ち込みが「ジェンダー」
一瞬監督は女か?と思った位。お伽話をフェミニズム視線で語らないで頂きたい。
監督はCM畑の人で劇場版長編は初めて。アイデア豊富な人だとは判るが、 取捨選択が出来ない、乃至理解していない。
それと影響を受けた作品からパクって来ているのが丸分かりで、こいつは洒落にならない。原作はグリム童話だが、映画のタッチはトールキン(指輪物語)である。 原作(初期の“童話”と言うより“民間伝承”に近い物)の中の「ドイツ的」なるものは、悉く「イギリス的」なるものに置き換えられている。見ていてまずここが居心地悪い。ドイツ民話に付き物の「黒き森」はまるで「指輪物語」の“障気の沼”か…漫画「ベルセルク」の幽界の入り口の森。いやいや、有り得ない話じゃない。この人「もののけ姫」からパクっているし、他にも漫画で見たシーンが散見できる。「ベルセルク」を読んでいる可能性は90%以上と見た。
「黒き森」を抜けて、妖精の住まう聖域から「白き森」に至るシーンでは、まるでドイツからイギリスにテレポートしたかの如く。
ここから一気に舞台はイギリスに成ってしまう。 アーサー王伝奇やら六王朝時代のイングランド伝説、果てはギリシャ神話設定にエリザベート・パトリ(処女の血に浸かるのが不老の方法だと信じていた異常者)、 トドメはジャンヌダルクと来たもんだ! これだけ節操が無いと見ていてなんとも落ち着かないし、何だかしんどい。
トドメが三点。
まず、シャリーズ・セロン(女王)が予告編やスティールを見ている限りでは美人なのだが、本編を見ているとまるでオバサン、一応理由は有るのだが、やはり女王は美人でないと説得力が無い。これはこれで良いのかもしれないが、映画のあちこちで引っ掛かるので、せめて…と思う次第、私がシャリーズ・セロンのファンだからではない(ギクゥ!)。
第二点、白雪姫がクリステン・ステュワートだから余計にそう思うのだろうが、初め、白雪姫を追い、後 守護者になるエリック(クリス・ヘムズワース)と“トワイライトサーガ”の狼男が重なって見える…こんな設定までパクっている。
第三点、ラストが気に入らない。せっかく魔女を倒したのに、変わって女王についた白雪姫が、形は違うだろうが、女として魔女の怨みを引き継いだんじゃないかと思わせるイメージが有る事。
以上、余計な事を考えず見ていれば、そこそこ見られる映画かな? と、思わないでもないが、それでも何か乗りにくい作品であることに変わりは無いと思う。見てきて反論の有る方は、教えていただきたい。
愛と誠
あっあ愛とまま誠ォ~~! あっはっはははははははぎゃあっははははひはははひ~~ひ~~ くっ苦しい~!勘弁して~~~~~!
久方振りに映画を見ながら腹筋を鍛えさせてもらいましたワイ! この企画建てたん一体誰? この仕上がりでOK出したん誰だんねん。見ていて途中から笑うのさえ忘れましたわいな。359度歪んで、もしかしたら面白いの? シュールリアリズム作品なんか? 武井咲ちゃん、カワユス~、演技?…あっは!学芸会以下ですわいな。確かにショックではありましたわいな、初めてエド・ウッドの映画を見て以来のね。あっはっはは はぁ~
ぷすん……。