須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

欠けた太陽と機影

2016-03-10 06:09:14 | 太陽・月・星
2016年3月10日 <父>

きのうは部分日食を観測するつもりだったのですが、残念ながら悪天候で
全く見ることができませんでした。

成果がなかったので、38年程前に撮影した部分日食の写真を紹介します。
スライド原版は残っていて、スキャンした画像をお届けしようと思ったのですが、
スキャナーの調子が悪いため、久しぶりに取り出したパネルを撮影しました。

撮影日は1978年10月2日。太陽高度は4度程。
日没近くの欠けた太陽がオレンジ色に写っています。



 17時00分40秒 1/1000秒露出 高橋6.5cm屈折式赤道儀(焦点距離1000mm)
 5cmに絞りコダックD2フィルター装着 2倍テレプラス ミノルタSR-1Sボディ
 コダクローム25 東京・立川市の多摩川の土手にて

撮影条件を説明します。太陽を自動で追いかける赤道儀を使用。焦点距離2000mm。
日没近くでしたが、この日の太陽は明るかったため、フィルターで百分の1に減光しています。
フィルムはISO感度25のコダクローム。38年近くたっても退色していません。
さすがです。

気になる機影ですが、立川基地の近くで撮影したのでプロペラ輸送機ですね。
一瞬の出来事で、この1枚しか撮影でしませんでした。
プリントは傾き調整やトリミングを全くしていません。露出も適正だったので、奇跡的に
撮れた思い出の写真です。

その後、アマチュア無線の資格をとった際、GSLカードにこの写真を使いました。
部屋を片付けていて残ったカードが見つかりました。手渡しできる出来る方には
差し上げますね。


 
 
コメント (4)
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