私は、悩んでいた。
なかなか血圧が下がらず、
情緒的にも不安定な母の様態に
「母にとってどうしてあげることが一番いいのだろう?」と。
そして、私自身も肉体的にも精神的に不安定になっていた。
そんなとき、レモンの里の倉田さんから提案があった。
「豊吉さんのストレスのことを考えると
三日でも家に帰らせてあげたら、どうやろう」。
そう言われて、
私は咄嗟に泣きながら、答えていた。
「無理です!」と。
しかし、本当に無理だったろうかと、
以前のケアマネージャンさんに相談したところ、
私一人でも
介護保険が使えなくても(グループホームにいると使えない)
何とかなりそうだということがわかってきた。
これは、やってみなければ、後悔する。
そう思い直し、三日間の帰宅を実行することにした。
車いすの母が帰ってくるとなると・・・
今の家で障害になることを考え、
一つ一つ解決しながら準備を進めていった。
この作業は、
「どうしたらいいのかわからない」と思っていた私に
「できること」を教えてくれ、
落ち着きを取り戻させてくれることにもなった。
帰宅三日間は、
今の私の悶々とした気持ちに応えてくれるものが見つかるに違いない。
準備しながら、その思いは確信になってきていた。
いよいよ、帰宅の日が来た・・・。
(明日に続く)
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