つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

ガラス絵

2023年03月20日 | 清宮質文
新しい作品が入ってきました。

まだきちんとした撮影ができていませんし、
タイトルなど調べなくてはいけないことも多くありますが
とりあえずのご紹介をと思いました。





そうです、清宮質文のガラス絵です。

その作品をみると、清宮はやはり画家というより詩人といえるようにも感じられますが、

いかにも弱々しいようでありながら、言葉でなく、こうして線や色彩で、ズブズブの現実の世界から一挙に
「私の身」を引き剥がしてくれる。

清宮の力はなかなか強いもののように思います。

さて、引き離された後に誘われる世界は?と考えると、、、

やはり私を強く支えてくれるようなものは何も無いようなのですが




それでも唯一、このコップらしき器の、地面?テーブル?との接地面に描かれた細くけれど鋭く、強い線に
何かを見出せるように感じます。

清宮への信頼はここに有る!と思えるのですね。


全てを引き受けて、少しの時間、私に温かく寄り添ってくれる作品こそ、本当の芸術作品だとこの頃強く感じます。




※ガラス絵 11×16㎝  〜□



コメント (2)
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