つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

お花見弁当

2019年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム
加賀でお花見をしたのだから、もう十分。
 
なのですが、お友達と高岳でお花見ランチ会をしようと決めていたのです。
 
ですから、散りかけの桜を眺めながら、行いました。
 
お花見ランチ会🌸🌸
 
 
お弁当をお願いしたのは、当店にもチラシを置いていただいている名古屋市北区の「ゆいの森」さんです。
 
こちらの主幹でいらっしゃる古澤さんとは、佐橋が病気をした10年前からのお付き合い。
 
マクロビオティックのお料理を師範科まで学ばれ、野菜ソムリエ、食育インストラクター、発酵ライフ協会名古屋校校長と、食に対する様々なお勉強を積まれた方です。
 
 
お肉やお魚のお料理も作ってくださいますが、今回はお友達のなかにベジタリアンがいらしたので、こちらのベジのお弁当をお願いしました。
 
筍ご飯、豆腐ハンバーグ、たかきびボールのトマト煮、トマト麹じゃがいも、葱坊主のフリット、大豆タンパクの唐揚げからデザートの桜餅まで全て手作りのメニューです。
 
マクロビオティックのお料理の場合、タンパク源となるメニューのお料理はその材料から作らなければなりません。
 
お豆腐や高野豆腐や大豆タンパク加工品の下煮、各雑穀の炊き出しなどです。お肉やお魚を作るのですね。
 
そして、それに小麦粉やパン粉をつけたり、炒めた玉ねぎとハンバーグにしたりするわけです。
 
もちろん、出汁も昆布と椎茸から。
 
そしてこの古澤さんの素晴らしいのは、調味料、お味噌やお醤油までも全てご自分でお作りになられることです。
 
また、発酵の御研究から各野菜や果物を発酵させてとる酵母を出汁として、またパンやデザート作りのイーストやベーキングパウダーがわりに。。と応用されていらっしゃるので、味の変化が多彩です。
 
 
 
"妻や母は家庭の食医"と言われますが、この方のお料理に接し、私はいつも癒され元気をいただきます。
美術品とおなじですね、手数の多さが本当の美味しさを生み出します。
 
 
 
 
基本お一人で、カフェやお料理教室など様々な活動をされていらっしゃいますが、お弁当など事前に申し込みをされればどのような対応もしてくださいます。
 
よろしければ、皆さまどうぞご利用くださいませ。
 
 
 
 
 
 
 
ランチ会参加のお友達が、お土産にお宅のお庭の万作の花を持ってきてくれました。
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粟津温泉へ

2019年04月17日 | 旅行記
ご覧に入れるのもお恥ずかしいくらいですが、いつも偉そうなことばかり書かせていただいておりますので、“ま、佐橋さんはこの程度ね”とご理解いただけるように図々しく。
 
 
 
先日お邪魔した粟津温泉法師の楽々庵さんから、私達が絵付けをした蕎麦猪口をお送りいただきました。
 
右の千鳥と草花を描いたのが佐橋、左のカラフルな方が私の作品です。
 
そして、一応お伝えいたしますと。。九谷焼きです(^^;)
 
 
 
温泉に浸かったあと、1時間半ほど2人で黙々と絵付けした割に、やっぱり色が均一に綺麗に塗れていませんね。
 
難しい。。。
 
1番難しいのは、色つけをする時にどんな色になるか?わからないことだと思います。
 
「これは緑色になります」そう係の方にご説明いただいても筆で色を塗っているうちにすっかり何色になるか?忘れているのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 先週末、電車が好きな私の希望で、名古屋から特急しらさぎに乗って2時間半、まず小松に伺いました。
 
先ほどの楽々庵さんの経営もされていらっしゃる美術商の至誠堂さんへお邪魔する為です。
 
 
そちらで、お優しいご主人さまと美しい奥さまにお会いし、漆塗りのお盆や現代作家さんの九谷の小皿を求めさせていただきました。そして、そのままお身内でいらっしゃるお宿法師さんへお連れ頂いたのです。
 
 
 
 
 
 
法師さんは、ご存知の方もいらっしゃるかとおもいますが、創業1300年以上、四十六代に渡り一族のみで経営を続けていらっしゃる世界でも大変珍しい旅のお宿です。
 
法師さんのお湯とご地元ならではの素朴なお料理、そして何よりこの地方の皆さんの優しいお人柄に魅せられて、私達が法師さんに伺うのはこれで3回目となりました。
 
 
 毎回違ったお部屋を楽しませて頂きますが今回、私たちはこのお部屋でひたすらダラー〜としておりました。
 
館内は大変広く、温泉宿らしいお土産コーナー、カラオケ施設など盛り沢山なのでもったいないといえば勿体無いのですが、ダラ〜っとです。
 
 
 
ダラーとした後は、翌日には元気に白山信仰のお寺で大変自然豊かな那谷寺さんを1時間半ほど歩き、
そして以前から伺ってみたかった
 
中谷宇吉郎雪の科学館さんへ寄らせていただきました。
 
バスの都合で、科学館さんの見学は駆け足になってしまいました。(といっても上の画像のステキなカフェにどうしても寄らせていただきたくて展示をほとんど拝見せずに帰ってきてしまったのですけれど)
 
桜には少し早いかと思いましたが、加賀の仄暗い春には満開前の桜がとても美しく感じられました。
 
 
京都や金沢の兼六園はきっと大混雑しているだろうなぁと思いながらの、雪の科学館での桜見物は静かで優しいものでした。
 
 
加賀にはまたぜひ伺いたいと思っています。
そして今度こそ、立派な絵付け師になりたいと思います(^^)v
 
 
 
 
 
 
 
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名古屋でオススメの展覧会のご紹介

2019年04月09日 | おススメの展覧会、美術館訪問
更新が遅くなりました。
臨時にお休みをいただき、2人で石川県小松市の至誠堂法師さんへ伺って参りました。
主には、法師さんの粟津温泉のお宿で温泉に浸ることを目的に伺いましたが、九谷の作家さんの作品を拝見したり、自分たちで絵付けに挑戦したりさせていただきました。
また後日ご紹介させていただきますね。
 
今日は今月から始まるこの東海地方の展覧会のご紹介させていただきます。
 
私たちはまだどれにも伺っておりませんが、これから拝見したいと思う展覧会を三つほど。
 
まず本日から名古屋市美術館さんで始まりました
 
世界に誇る吉野石膏コレクション
印象派からその先へー5月26日まで
 
今まで数多くの展覧会に伺い、色々な作品を拝見してまいりました。
その際よく「良い作品だなぁ〜どなたのご所蔵だろう?」そう思い、プレートを覗くと必ずと言って良いほど「吉野石膏」という文字を目の当たりにしてまいりました。
 
「また吉野石膏さん、うらやましい〜」
 
この「羨ましい」の前に「チェッ」とか「くそ〜」とかお下品な言葉はつきませんが、それに近い気持ちを抱くこともしばしばでした😓
(ま、コレクター様が展覧会に出向かれて、よくお持ちになられる感情でないかと悪びれることもなく次に)
 
その吉野石膏さんの御所蔵品は、現在ほとんどを山形美術館さんに寄託されていらっしゃるそうですが、この地方でコレクションを一堂に拝見できるのは初めてのことですので、今から伺うのをとても楽しみに致しております。
 
 
 
こちらは既に3月から始まっている展覧会です。
なかなか伺えずにいましたところ、お客様がお出かけくださり、見応えがあったとお知らせくださいました。
まさに私どもが扱わせていただきます日本近代絵画の数々。
連休中5月6日までの展覧会になりますので、まず急いでこちらに伺わなくては!と思います。
 
最後に名都美術館さんで開かれています、山元春挙の展覧会を。
 
以前このブログでもご紹介させていただきました山元春挙の大きな作品をお客様にお納めすることができ、光栄に思っておりましたところ、今回名都美術館さんが展覧会を開いてくださると知り、直ぐにそのお客様にもご案内をさせていただいた次第です。
なんと19年ぶりの回顧展になるそうです。
 
山元春挙は明治4年、滋賀県に生まれ、京都画壇で大いに活躍をし、竹内栖鳳と並び称られた画家です。
制作の際に、当時ではいち早くカメラを取り入れ、雄大な山岳風景を写実的に壮大なスケールで描き発表、革新的な画家として人気を博しました。
 
お軸ばかりの作品ですし、なんといっても大作が多いので、今日ではその人気も下がるばかりの画家ですが、飾られる場所を得れば、見るひとを唸らせる力の作品ばかりだと思っています。
 
駆け足でのご紹介になりました。
10連休中のお出かけのご参考になれば幸いです。
私たちも順に伺いたいと思っていますので、また感想などお伝えいたしますね。
 
 
 
 
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宮崎さんからのお便り

2019年04月01日 | 日記・エッセイ・コラム

ポストに先日個展を開いてくださった宮崎さんからのお便りを見つけました。

これは宮崎さんご制作の便箋に、更に手書きで描いてくださったイラスト?とても可愛らしいですね。

 

 

個展が終わってからも、「あそこに飾っていらしたあの作品はどうなりましたか?」というお問い合わせをいただくこともあり、結局随分沢山の宮崎智晴作品をこの地方のお客様にお持ちいただくことになりました。

 

あらためまして宮崎さんと今回お手伝いいただいた奥さまの麻利亜さんと、心より皆さまにお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

お納めいたしました作品につき、何かお気付きの点がございましたら、ご遠慮なく当店にお問い合わせいただきたく存じます。よろしくお願い申し上げます。

 

PS

 

お便りの最後の追伸にこんな文章がありました。

 

「今、我が家では佐橋さんご夫婦の話し方がいいねとマネをして楽しんでいます」

 

ぞ、ぞ、ぞ ;;

 

話し方?

 

私が一方的に捲し立てて、最後に佐橋が仕方なく静かに頷くというあのパターンのことでしょうか。

 

佐橋が一生懸命に説明してくれているのに、それを全く聞いていない私が「あぁ、そうなのね」と聞いたふりだけするあのパターンのことでしょうか。

 

とても怖いので、真似の内容は聞かずにおきます。

宮崎さん、コメントはいりませんが、お別れした後も、私達の事を思い出してくださっていると知り、とても嬉しいです。ありがとうございます。

 

お便りを無断で公開してしまいごめんなさい。

イラストの画家の右手がね、陽気な鳥のいたずらに乗じて、自らも思いっきり筆やナイフを手離しているように私には見えてしまい、面白かったです。

 

「お手上げ状態も、楽しい人生のひと時」

そんな宮崎さんの更なる大人のご制作に期待しています。

 

また私もお便りをさせていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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