つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

元気でおります

2024年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム
いつも当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

今週はおかげさまで昨日から通常通り営業させていただいております。

一度風邪をひくと私は復活に時間にかかってしまうので、今回もまだ時々咳が出たりしておりますが、
仕事をするのには困ることはなく、早速年末の源泉徴収とか固定資産とか。。書類の山と戦っています。

今は確定申告は税理士の先生のお願いするようにしていますが、その他は失敗を繰り返しながら何とか1人で片付けていますので
今の時期は大変です。

早速、昨日、今年1年間を通しのてミスを見つけて落ち込み😞😞しかもそれを訂正するのに届出を出さなくてはいけないことを知り、初めての書類をダウンロードしたり、記入したり、机の上がごちゃごちゃになりました。

果たして、佐橋とのお別れから、私は何通の書類を作って来たのでしょうか??

とりあえず、年末分は今週中に何とか片付けたいと思っておりますので、ブログも切れ切れになってしまうかも知れませんが、
しばらくお見守りいただきますようお願い致します。








今年の店内のクリスマス飾りは少し控えめにしています。

といっても、至る所にサンタさんがいるので「子供っぽいかな?」とも思いますが、この時期はご来店のお客様も少ないので
案外自由に遊ばせていただいています。






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更新が遅くなりました。

2024年12月13日 | 佐橋美術店よりのお知らせ
昨日は風邪でダウンし、急なお休みを頂戴いたしました。幸いご予約もなく、一日自宅でゆっくり寝ることができました。

今日は何日か続いていた寒気もとまり店に出て参りましたが、やはりここは寒いので、早めに店を閉めて帰宅させていただこうと思います。

一日寝てばかりいたので、自宅はぐちゃぐちゃですが、店に出て参りますと店内はスッキリ、綺麗で安心いたします。


毎日過ごしている場所なので自分ではよくわかりませんが、皆様がこの店にいらしてくださるとホッとするとおっしゃってくださる意味が少しわかるような気がいたしました。

こうして少し体調を崩しているときには、こんなに優しい山口薫の作品よりも、案外通路に飾らせていただいている堂本印象の作品に癒されるということもあるのだとも気づきます。





山口薫の優しさと堂本印象のやさしさの違いをどう言葉に表せばよいのか?
風邪ひきの頭ではよく整理できませんが、日本画と油絵の違いだけでない資質的な違いがあるように思えます。どちらも好きな作家ですが、このあたりのことがわかってくるのには、あと何年必要かしら?と思います。

来週には少し元気になって、もう少しお正月らしい作品を飾らせていただこうと思っています。


どうぞみなさまも暖かくお過ごしくださり、お体をおいといください。




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椿

2024年12月07日 | 徳岡神泉
さすがに展覧会後の今週はご来客は少なく、事務的な仕事が進みました。

どうしようかな?と思ったのですが、やはり見たい!となり、応接室に華岳の椿と神泉の椿を飾らせていただきました。

神泉は額が大きいのでとても大変でしたが、何とか1人で倉庫からここまで運び、壁に掛けることができました。






やはりこの二点は好きです。







若い頃はあまり興味がありませんでしたが、椿の花が年々好きになってきている気がします。

作品に描かれることが多いからでしょうか。










椿の花のガクはとても大きくて、厚みがあるのですよね。
華岳は蕾にそれを墨でユーモラスに描き、神泉は幾重にも筆を重ねてリアルに描いています。





どちらも大変真摯に、真面目にそれを描き、そのひたむきさが私たちの心を溶かすのだろうと思っています。

胸を通り越して、おなかの下の方にツーンと細く突き抜けるこの感動は、日本画のトップレベルの作品だけが私たちに与えてくれる最高のプレゼントだと感じ、何度も何度も見たくなってしまう理由がここにあるのだろうと想像しています。






徳岡神泉 額 12号 紅椿 紙本 共シール 1956年(S30年60歳)制作
     神泉鑑定会鑑定書  ⨝  

村上華岳 軸 「椿」 紙本・淡彩 共箱 
     1937年(S12年49歳二年後没)制作図録掲載 33.3×25.9㎝ ⁜
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ホームページの更新

2024年12月06日 | 佐橋美術店よりのお知らせ
佐橋美術店のホームページの更新をさせていただきました。
        ↑タッチなさってください。

今年開かせていただきました展覧会(弥栄画廊コレクション)についてもご紹介させていただいております。





昨年の今頃皆様にこんなクイズを出させていただいて、、弥栄画廊さんに「鳥海青児の作品展を開いていただけますか?」と
お願いをする決心をさせていただきました。

悩んでいたのが嘘のように弥栄さんがすぐに「できます!」とお返事をくださって、今年2月の鳥海展が実現いたしました。


「できます!」のお返事がとても嬉しかったこと、必死に展覧会の準備をしながら、皆様にご来店いただけるか?不安だったことなど
とても懐かしく感じられます。


そして、今もこうしてこの店で、ホームページやブログの更新をさせていただけておりますことを不思議に思いながら、そこに確かな幸せも感じさせていただいています。


「幸福もまた無傷ではない」は先日他界された谷川俊太郎さんの詩の中の言葉ですが、傷を避けることが幸せだと思っていた若い頃とは違い、色々な傷を負いながらも「なんとかして生きている」自分に少し同情と言いますか、憐れみを感じ始める年齢。その「老い」という日々にもそれなりの味わいや幸せというものがあるようにこの頃感じ始めています。

先日ご来店いただきました80代のお元気なご婦人に「あなたはまだまだ序の口よ」と言われてしまいましたが😅

とにかく、残り25日、お気に入りの作品たちと共に淡々と過ごして参りたく存じます。













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今週の〜わたし

2024年12月03日 | 佐橋美術店の展示・展覧会
ブログを更新できない間もいつもの通り、たくさんの皆さんにここにお立ち寄りいただいているようです。

と言いますか、ブログを書いて10年以上経ちますと、ネット上の色々なところに小さな足跡のようなものが残り、手拭いとか高村光太郎の本とかそういうワードの検索でこのブログを覗いてくださる方が増えるということが必然として起こるのですね。

ただ、その大勢の皆さんのなかに時々数人の方が毎日のようにここにアクセスしてくださるようになっているのも事実で、とても嬉しく思い、私はそれを頼りに、特にコロナ感染問題以降の色々な日々を過ごさせていただいています。


山口薫展を終えた今週は、まず店内の作品のかけ替えを半日がかりで済ませ、会期中にできなかった会社としての提出物の作成やぐちゃぐちゃに散らかった事務所の整理などをして過ごしています。

例えば、お軸作品の軸先に使われている象牙について、国際取引法の観点から1年間の増減について、つまりお軸作品の増減について
経済産業省や環境省が設置する機関に届出をしなくてはいけないとか〜今まで佐橋に任せていた仕事も自分でしなくてはいけなくなりました。佐橋は資料的なものを整理して残すタイプではないので、訳もわからず昨年の届出を放っておくと、さすがに国の機関ですね、期限を大分過ぎた頃に提出催促の連絡が入りました。

その催促にも税金が使われているのかと思ったので、今年は何とか期限内に済ませようと思っていたのですが💦やっぱりギリギリになってしまいました。


とブログ更新ができなかった言い訳をしましたが、おかげさまで元気にしておりますので、掛け替え後の店内の様子を少しご覧いただきますね。






先日の富岡鉄斎展に感動した際、ふと「山口薫作品と冨田渓仙の作品を並べてみるとどうかな?」と考えました。案外似合うのではないかと。。

ですから山口薫展の後は、ぜひそれを実行してみようと思っていました。








皆様はどうお感じなられるでしょうか?

私としてはバッチリ!!だったのです。

山口薫は間違いなく渓仙のレベルまで到達しているし、渓仙の滑稽は薫の涙だと感じられます。

そして、その「優しさ」の共通点はお互いを刺激して、一つの愛の空間を作り上げてくれているようです。

大袈裟かしら?

それにしても?ということは?やはり冨岡渓仙の作品は大変お値打ちということになります。

この価格差は、洋画と日本画の違い、軸と額の違いだけの問題ではなく、この100年余りの「人の感度」の違いによって生まれているような気がします。






少しづつ店内をクリスマスモード、年末モードに切り替えています。

またご紹介いたしますね。

よろしければ、いつでもどうぞお遊びにいらしてください。




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