イチローと言えば、誰もが思い浮かべる大リーガー。 でも、こちらは、先日、新聞にも載っていた、 心臓病患者シミュレータ、イチローの話し。 心臓病患者シミュレータ『イチロー君』 医師の、必需品聴診器。ちょっとアクセサリーみたいで、 白衣を着て首に掛けたり、ポケットに入れると、 かっこいいわよね! そういえば、脳外科医は聴診器当てただけじゃ、 頭の中は、全然分からないからか、聴診器持ってないのよね。 My dr.Kは 「僕は、内科とかは経験で診ることが多く、よく分からないから、 眼ではっきり見られるのが好きで脳外科を選んだんです」 って言っていたっけ。 医師は、問診、視診、触診、打診、聴診、それに最近は様々な 検査結果をもとに診断を下し、治療に当たる。 | |
教科書で病気のことや診断方法を色々学んでも、実際に、患者に触れてみないと、 分からないことだらけなのは当たり前。 だから、大学病院ではよく学生が実習で、教官の指導下で診察を行うこともある。 (私は若い頃、胸にしこりができて大学病院で診てもらったことがある。 幸い膿腫で注射器で中の液を抜いたらそのまま再発せず、大事はなかったのだが、 診察室に、大勢の男子学生がいて、教授の指示で順番に恐る恐る私の胸に触り、 まだ20代の私は恥ずかしくて汗びっしょりになってしまった。 まあ大学病院は、患者は教材だから仕方ないのよね。) とはいっても、大学病院にだって、 あらゆる種類の病気を持った患者が集まるとは限らない。 数は少なくても、命に関わるような病気もある。 特に心臓は、生死の、基準になる器官だ。 一度も、診たこともない病気の患者が来院して、果たして診断できるかは疑問? このイチロー君は99の症例を再現できるそうだ。 (何で100じゃないの?ハンパ!)<笑> 心音や呼吸音を聴診できるだけでなく、脈を触診したり、視診したりもできる。 実際の人間では、個人差があったり、そのままとはいかないこともあろうが、 イチロー君で学習しておくことは大いに意義がある気がする。 愛・地球博でいろいろなロボットを見たが、ラッパを吹いたり、踊ったり 『これが何に役に立つのかなあ?』 なんて思ったけど、イチロー君の話、 『これはすごい!』 と思っちゃった。 他の病気のロボットもいっぱい作っていいんじゃないかしら? 大いに勉強して、診察に当たって欲しいわね。 |