最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

心臓病患者 イチロー君

2005-09-07 16:54:22 | 医療と健康
イチローと言えば、誰もが思い浮かべる大リーガー。
でも、こちらは、先日、新聞にも載っていた、
心臓病患者シミュレータ、イチローの話し。

心臓病患者シミュレータ『イチロー君』

医師の、必需品聴診器。ちょっとアクセサリーみたいで、
白衣を着て首に掛けたり、ポケットに入れると、
かっこいいわよね!

そういえば、脳外科医は聴診器当てただけじゃ、
頭の中は、全然分からないからか、聴診器持ってないのよね。
My dr.Kは
「僕は、内科とかは経験で診ることが多く、よく分からないから、
眼ではっきり見られるのが好きで脳外科を選んだんです」
って言っていたっけ。

医師は、問診、視診、触診、打診、聴診、それに最近は様々な
検査結果をもとに診断を下し、治療に当たる。
教科書で病気のことや診断方法を色々学んでも、実際に、患者に触れてみないと、
分からないことだらけなのは当たり前。
だから、大学病院ではよく学生が実習で、教官の指導下で診察を行うこともある。

(私は若い頃、胸にしこりができて大学病院で診てもらったことがある。
幸い膿腫で注射器で中の液を抜いたらそのまま再発せず、大事はなかったのだが、
診察室に、大勢の男子学生がいて、教授の指示で順番に恐る恐る私の胸に触り、
まだ20代の私は恥ずかしくて汗びっしょりになってしまった。
まあ大学病院は、患者は教材だから仕方ないのよね。)

とはいっても、大学病院にだって、
あらゆる種類の病気を持った患者が集まるとは限らない。
数は少なくても、命に関わるような病気もある。
特に心臓は、生死の、基準になる器官だ。
一度も、診たこともない病気の患者が来院して、果たして診断できるかは疑問?
このイチロー君は99の症例を再現できるそうだ。
(何で100じゃないの?ハンパ!)<笑>
心音や呼吸音を聴診できるだけでなく、脈を触診したり、視診したりもできる。
実際の人間では、個人差があったり、そのままとはいかないこともあろうが、
イチロー君で学習しておくことは大いに意義がある気がする。

愛・地球博でいろいろなロボットを見たが、ラッパを吹いたり、踊ったり
『これが何に役に立つのかなあ?』
なんて思ったけど、イチロー君の話、
『これはすごい!』
と思っちゃった。
他の病気のロボットもいっぱい作っていいんじゃないかしら?
大いに勉強して、診察に当たって欲しいわね。

コメント (4)
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