最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

浪人は無駄ではない!

2008-03-10 14:47:36 | 教育
今日は東大、東工大、一橋大など主要国公立大の前期合格発表の日です。

あの感激の瞬間から、もう一年経ったのですね!
苦しい一年の浪人生活がいっぺんにバラ色に変わった瞬間。
親も忘れられません。

写真部に入っている本人は、今年は後輩のその感激の瞬間をカメラで捕らえ、
勧誘するために学校に出かけていきました。

今は学校は春休みですが、自動車免許を取ったり、塾講のバイトをしたり、ピアノを弾いたり、
青春を満喫している息子を見ると、やはり浪人してがんばってよかったと思っています。

先日、小学校のクラス会があって行ってきましたが、浪人を経験したのは一人だったそうだ。
今は浪人は無駄だと思うのか、そんな苦しさは親子で味わいたくないと思うのか、
現役で決めたがる、しかも推薦入学で現役入学したがる人が多いが、
一般入試、浪人は決して無駄ではない。
無駄どころか、人間をずっと大きくする。
一般入試して不合格で、一年間、好きなことも我慢して、勉強だけする。
学力も絶対伸びるし、自分の気持ちをコントロールする力がつくと思う。
長寿社会、ゆっくり大人になる時間的経済的余裕は、我々が同年代の頃よりあるはずだ。

勿論、いわゆる受験、教科書勉強以外の部活、委員会、行事など
課外活動も十分に参加し、本当の意味の学校教育をしっかり受けて、
身につけて現役で希望校に合格できるのなら、それでよい。
しかし、受験勉強だけをして、学校生活でしか身につけることのできないものを削ったり、
あくまで推薦合格で決めようと、どんどん志望校の程度を下げて、現役入学することは、
せっかくの子どもの成長の機会を奪って、社会に適応できない人間にしてしまうと思う。

夢を高く持って、努力する。大事なことだと思うが…


コメント (6)
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