能力を発揮しないのか能力がないのか！

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【贈る言葉】

それまでは能力を発揮できないと思っていたが、今度は能力のなさに失望しました。

　　　　　　　　　～樋口泰行～

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【本文】

◆能力を発揮しないのか能力がないのか！◆

樋口泰行氏は現在マイクロソフト日本法人の社長をやっている。

アメリカに留学しＭＢＡを取得し、数社の社長を経験した経営のプロである。

ダイエー再建の異色の社長として迎えられたが志半ばでダイエーを去った。

多くのビジネスマンの中には「能力が発揮できない」と思っている人は多いのではないか。

つまり今の会社の環境、上司の下では能力が発揮できないということだ。

会社が悪い、上司のマネジメントがなっていないという原因他人説だ。

会社の環境がパーフェクトでマネジメントに優れた上司の下で仕事をするチャンスが来てもそのような人は仕事の成果が上がらない。

そのときの言い訳はどうするつもりなのか。

自分の能力のなさを省みず、また次の自分以外の原因を探すことになるのではないか。

自己成長を目指すのなら是非能力不足に気付いて自分の能力を磨くことだ。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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人を大事にする会社に戻そう！

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【贈る言葉】

日本の皆さんは何事にも献身的に取り組みます。それに企業や社会に対して忠誠心があって個々人が持てる力をフルに発揮しようと一生懸命努力します。

　　　　　　　　　～カルロス・ゴーン～

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【本文】

■人を大事にする会社に戻そう！■

年収２００万円にも満たない低所得者が急増し、トータル的に見てもサラリーマンの年収は２０年前に逆戻りしているそうだ。

しかし、２０年前の収入でも当時は終身雇用であり、年功序列だった。

終身雇用だから自分から辞めると言わない限り、そして解雇に匹敵する悪いことをしない限り、安心して働くことが出来た。

年功序列も妙に説得力があった。

一部の人を除き、年齢とともに経験を積み、実力がつくわけだから年功序列はあまり文句が出なかった。

時々は抜擢人事で若手の出世も制度として確立されていたからだ。

バブル崩壊後欧米から成果主義が横滑りで導入され、職場は疲弊した。

日本人の勤勉さにもう一度賭けてみて、人を大事にする会社に戻してはどうか。

口減らしのために家族を切ってしまう家長はいないだろう。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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