第6日 2008年10月30日(木)〈続き〉
少し先の十丈峠付近の鞍部で北側が開け、果無山脈や下の二つ
の集落が見下ろせる。今日初めての好展望地である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/79/104079bd6e4629d476789302358ba7ef.jpg)
稜線の右をトラバースして、ヒノキ林の下の大門王子跡へ。小さい
社があり、地元白浜中の全校遠足で滝尻から道の駅まで歩くという、
3年生の一団が休憩していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/20/cb5e7ddd20d6d354cbbc8a7e886a0b5f.jpg)
2年生、1年生のグループとは、その先で行き交う。
小さい池の横を通過し、緩やかに杉林を下って行くと、ウッディな
休憩舎があったが、トイレは使用禁止だった。
2体の石仏が祭られた大日如来堂を過ぎ、上地集落に入った。
西方に滝尻集落が展望できる。
細い車道との交差点付近にあった高原(たかはら)霧の里休憩所
に入り、昼食とする。
中には、711年ぶりに訪れた皇室という皇太子殿下と、その後訪
れた秋篠宮殿下の写真が展示されていた。
こんな張り紙もある。「年をとった」と思われる方はご一読を…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/66/90e0557af9450829475adc8c3eb7c2b8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/15/a048b1e0ae9ec57c270e8914296fdfcf.jpg)
広場からは、北に果無山脈や集落の棚田などの気持ちよい展望
が広がり、すぐ下に新しい水車小屋が設けられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/61/7d06d03cc037768b2db4fabd78b73731.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/45/d8bd864139f49ce6b1b3cc50e3fc4363.jpg)
すぐ先の熊野神社は、中辺路で最古という、室町時代前期の様
式を伝える権現造りの社殿で、県の文化財である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/2b/4a1554a60ecdd139d25d1555e194e06d.jpg)
境内に、ご神木である太いクスノキが2本立っていた。
下地集落を抜け、NHKのアンテナ塔の下から急な下りとなる。
針地蔵尊を過ぎて一旦車道に出て、再び林間に入った。
稜線上を進み、細い車道を斜めに横断する。ここを下れば今日の
宿だが、気づかずに進む。3の標識で気づいたが、まだ早いので
近露王子まで行くことにする。翌日の行程を考えると、結果的には
その方がよかった。
展望台への入口を過ぎ、2の標識の先からは、木の根の多い急
降下となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f0/c892e13b99520ebebbae64cc64e261df.jpg)
折り畳み杖を頼りに慎重に下り、ヒノキ林の下の不寝(ねず)王子
跡で小休止する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/d4/2e37d7f469a7791fd4cde2aa32a928f5.jpg)
すぐ下に「乳岩」と呼ぶ大岩がある。詳しい話は省くが、奥州の藤原
秀衡夫人がこの岩屋で出産したという伝説の地である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ed/0690896c568698ba22fa5c3d559c8356.jpg)
すぐ下には、女性がくぐれば安産するという「胎内くぐり」があった。
さらに下って富田川の橋のそばにある滝尻王子へ。クス、杉など
のうっそうとした木々の下に趣ある社がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/87/bbb19c813dba335207d6ebd68151491a.jpg)
ここから、私が前日スタートした熊野本宮大社までが、中辺路の
なかでも多くの人が歩く、メインルートともいえるところ。
500mごとに1,2,3…と増え、熊野本宮大社に近い祓所王子
の75まで続く、数字標識の出発点でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3a/50dadc0ea6e967ddfe5ad7d48354252c.jpg)
休憩所と売店があり、売店でバスの時間を聞いたら3分後という。
急ぎ橋を渡って滝尻バス停に着いたら、そのバスが来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/5b/3944deaa8954e0657cb8290d120e6fc4.jpg)
バスは国道311号を3分ほどさかのぼり、中芝で下車する。旧道
をしばらく進み、15時42分に栗栖川の旅館きけうやに入った。
[コースタイム]近露・旅館たかだ7・35ー近露王子7・45~50ー箸折
峠(牛馬童子像)8・20~26ー大坂本王子9・00~07ー逢坂峠9・32
~35ー上多和茶屋跡10・05~19ー悪四郎屋敷跡10・50ー十丈峠
11・03~09ー大門王子11・43~48ー高原霧の里12・26~13・03ー
熊野神社13・05~20ー針地蔵尊13・42ー3標識14・11~15ー不寝
王子14・44~50ー滝尻王子15・07~18ー滝尻バス停15・20
(天気 晴、距離 14㎞、地図(1/2.5万) 栗栖川、歩行地 田辺市
(旧中辺路町)、歩数 28,700(旅館まで))
少し先の十丈峠付近の鞍部で北側が開け、果無山脈や下の二つ
の集落が見下ろせる。今日初めての好展望地である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/79/104079bd6e4629d476789302358ba7ef.jpg)
稜線の右をトラバースして、ヒノキ林の下の大門王子跡へ。小さい
社があり、地元白浜中の全校遠足で滝尻から道の駅まで歩くという、
3年生の一団が休憩していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/20/cb5e7ddd20d6d354cbbc8a7e886a0b5f.jpg)
2年生、1年生のグループとは、その先で行き交う。
小さい池の横を通過し、緩やかに杉林を下って行くと、ウッディな
休憩舎があったが、トイレは使用禁止だった。
2体の石仏が祭られた大日如来堂を過ぎ、上地集落に入った。
西方に滝尻集落が展望できる。
細い車道との交差点付近にあった高原(たかはら)霧の里休憩所
に入り、昼食とする。
中には、711年ぶりに訪れた皇室という皇太子殿下と、その後訪
れた秋篠宮殿下の写真が展示されていた。
こんな張り紙もある。「年をとった」と思われる方はご一読を…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/66/90e0557af9450829475adc8c3eb7c2b8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/15/a048b1e0ae9ec57c270e8914296fdfcf.jpg)
広場からは、北に果無山脈や集落の棚田などの気持ちよい展望
が広がり、すぐ下に新しい水車小屋が設けられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/61/7d06d03cc037768b2db4fabd78b73731.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/45/d8bd864139f49ce6b1b3cc50e3fc4363.jpg)
すぐ先の熊野神社は、中辺路で最古という、室町時代前期の様
式を伝える権現造りの社殿で、県の文化財である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/2b/4a1554a60ecdd139d25d1555e194e06d.jpg)
境内に、ご神木である太いクスノキが2本立っていた。
下地集落を抜け、NHKのアンテナ塔の下から急な下りとなる。
針地蔵尊を過ぎて一旦車道に出て、再び林間に入った。
稜線上を進み、細い車道を斜めに横断する。ここを下れば今日の
宿だが、気づかずに進む。3の標識で気づいたが、まだ早いので
近露王子まで行くことにする。翌日の行程を考えると、結果的には
その方がよかった。
展望台への入口を過ぎ、2の標識の先からは、木の根の多い急
降下となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f0/c892e13b99520ebebbae64cc64e261df.jpg)
折り畳み杖を頼りに慎重に下り、ヒノキ林の下の不寝(ねず)王子
跡で小休止する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/d4/2e37d7f469a7791fd4cde2aa32a928f5.jpg)
すぐ下に「乳岩」と呼ぶ大岩がある。詳しい話は省くが、奥州の藤原
秀衡夫人がこの岩屋で出産したという伝説の地である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ed/0690896c568698ba22fa5c3d559c8356.jpg)
すぐ下には、女性がくぐれば安産するという「胎内くぐり」があった。
さらに下って富田川の橋のそばにある滝尻王子へ。クス、杉など
のうっそうとした木々の下に趣ある社がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/87/bbb19c813dba335207d6ebd68151491a.jpg)
ここから、私が前日スタートした熊野本宮大社までが、中辺路の
なかでも多くの人が歩く、メインルートともいえるところ。
500mごとに1,2,3…と増え、熊野本宮大社に近い祓所王子
の75まで続く、数字標識の出発点でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3a/50dadc0ea6e967ddfe5ad7d48354252c.jpg)
休憩所と売店があり、売店でバスの時間を聞いたら3分後という。
急ぎ橋を渡って滝尻バス停に着いたら、そのバスが来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/5b/3944deaa8954e0657cb8290d120e6fc4.jpg)
バスは国道311号を3分ほどさかのぼり、中芝で下車する。旧道
をしばらく進み、15時42分に栗栖川の旅館きけうやに入った。
[コースタイム]近露・旅館たかだ7・35ー近露王子7・45~50ー箸折
峠(牛馬童子像)8・20~26ー大坂本王子9・00~07ー逢坂峠9・32
~35ー上多和茶屋跡10・05~19ー悪四郎屋敷跡10・50ー十丈峠
11・03~09ー大門王子11・43~48ー高原霧の里12・26~13・03ー
熊野神社13・05~20ー針地蔵尊13・42ー3標識14・11~15ー不寝
王子14・44~50ー滝尻王子15・07~18ー滝尻バス停15・20
(天気 晴、距離 14㎞、地図(1/2.5万) 栗栖川、歩行地 田辺市
(旧中辺路町)、歩数 28,700(旅館まで))