2009年1月10日(土)
「やまさん」こと山浦正昭さんの関東百駅巡礼歩行、6年目に入
って最初の第51番目は、つくばエクスプレス浅草駅。
このあたり、つくばエクスプレスは国際通りの地下を走っている。
私は、JR上野駅から歩いて国際通りに入り、浅草駅に下った。
今年の初歩きということもあり、参加者はいつもより多い15人。
改札口前で記念撮影をして、10時過ぎ地上に出る。
西側のかっぱ橋本通りに入り、すぐ近くのテプコ浅草館に入館した。
東京電力のPR施設だが、電気のPRだけでなく、地元浅草ゆかりの
展示がいろいろとあった。
1階では、明治から大正時代の浅草の様子をイラストマップや写真
で紹介しており、ギャラリーでは、漫画家12人による「ヒトコマ漫画
の旅」と題する展示をしていた。
2階は、「東京浅草下町ストーリー」と題し、懐かしい浅草の雰
囲気にひたれる体験空間となっていて、浅草12階で知られた凌
雲閣(りょううんかく)や、電気館、千住火力発電所の「お化け煙
突」などが写真や絵、模型などで紹介され、また浅草オモチャ店、
浅草文庫、理髪店あさくさなどといった模擬設備が設けられている。
3階の貸ギャラリーでは、はがき絵愛好者数十名の作品を集めた
「第16回彩水回展」を開催中だった。
かっぱ橋本通りには、カッパが立って出迎えている店もある。
日輪寺の角を北の通りに回り、天嶽院を訪ねる。そう広くはないが
浅草とは思えぬ木々の多い境内に、こんな立て札が立っていた。
出てこられた奥様にうかがうと、昨年ご住職が亡くなられ、1年間
はこのような立て札を出すのだという。
本堂裏手の墓地には、都の史跡で米沢藩主・上杉治憲(鷹山)の
師だったという細井平洲の墓があった。
浅草ビューホテルのところで国際通りを横断し、東側の花やしき
通りへ。ウオーカーとしてはちょっと入ってみたい看板の店がある。
花やしきの門前を通って、浅草観音で知られ、都内最古の寺と
いう浅草寺(せんそうじ)に入った。
広い境内は、初もうで客など、多くの参拝者で賑わっている。
浅草寺は、坂東三十三観音霊場の第13番札所。持参した納経
帳にご朱印をいただいた。
境内東側の広場で、若い猿回しが猿に芸をさせていた。
どのくらい仕込んだのか、モンキー君なかなかみごとな技を見
せてくれる。
投げ銭もたくさん集まった。
境内にある浅草神社の横から北に抜け、言問(こととい)通りを
東に向かい、隅田川の言問橋を渡る。
橋の下流に立つ、左が墨田区役所、右がアサヒビールのビル。
橋を渡ったところは、今年の干支ゆかりの牛島神社。境内には、
撫牛(なでうし)というのがある。
江戸時代からの風習で、自分の体の悪いところをなで、牛の同じ
場所をなでると、病気が治るとのこと。皆さん、そんなに悪いところ
があるの?…。
そばの、隅田川左岸沿いに続く隅田公園に入り、昼食にした。
午後は北に向かい、JR常磐線や東京メトロ日比谷線、つくば
エクスプレスの南千住駅がゴール予定とのことだったが、私は、
北浦和でのカントリーウオークグループの新年集会に参加する
ため、ここで皆さんと分かれる。
ひとつ下流の吾妻橋を渡り、雷門前や合羽橋南通を経て、JR
上野駅まで歩き、JR京浜東北線で北浦和駅に向かった。
(天気 快晴後晴、距離 7㎞(上野駅まで)、地図(1/1万)
上野、日本橋 歩行地 台東区、墨田区)
【参考】 浅草寺縁起(由来) <浅草寺Webから>
時は飛鳥時代、推古天皇36年(628)3月18日の早朝、檜前
浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)の兄弟は江戸浦(隅
田川)に漁撈中、はからずも一躰の観音さまのご尊像を感得した。
郷司(ごうし)土師中知(はじのなかとも:名前には諸説あり)は
これを拝し、聖観世音菩薩さまであることを知り深く帰依し、その
後出家し、自宅を改めて寺となし、礼拝供養に生涯を捧げた。
大化元年(645)、勝海上人(しょうかいしょうにん)がこの地に
おいでになり、観音堂を建立し、夢告によりご本尊をご秘仏と定め
られ、以来今日までこの伝法の掟は厳守されている。
広漠とした武蔵野の一画、東京湾の入江の一漁村にすぎなかっ
た浅草は参拝の信徒が増すにつれ発展し、平安初期には、慈覚
大師円仁さま(794~864、浅草寺中興開山・比叡山天台座主
3世)が来山され、お前立のご本尊を謹刻された。
鎌倉時代に将軍の篤い帰依を受けた浅草寺は、次第に外護者と
して歴史上有名な武将らの信仰をも集め、伽藍の荘厳はいよいよ
増した。
江戸時代の初め、徳川家康公によって幕府の祈願所とされてか
らは、堂塔の威容さらに整い、いわゆる江戸文化の中心として、
大きく繁栄したのである。
かくして都内最古の寺院である浅草寺は、浅草観音の名称で全
国的にあらゆる階層の人達に親しまれ、年間約3000万人もの
参詣者がおとずれる、民衆信仰の中心地となっている。
「やまさん」こと山浦正昭さんの関東百駅巡礼歩行、6年目に入
って最初の第51番目は、つくばエクスプレス浅草駅。
このあたり、つくばエクスプレスは国際通りの地下を走っている。
私は、JR上野駅から歩いて国際通りに入り、浅草駅に下った。
今年の初歩きということもあり、参加者はいつもより多い15人。
改札口前で記念撮影をして、10時過ぎ地上に出る。
西側のかっぱ橋本通りに入り、すぐ近くのテプコ浅草館に入館した。
東京電力のPR施設だが、電気のPRだけでなく、地元浅草ゆかりの
展示がいろいろとあった。
1階では、明治から大正時代の浅草の様子をイラストマップや写真
で紹介しており、ギャラリーでは、漫画家12人による「ヒトコマ漫画
の旅」と題する展示をしていた。
2階は、「東京浅草下町ストーリー」と題し、懐かしい浅草の雰
囲気にひたれる体験空間となっていて、浅草12階で知られた凌
雲閣(りょううんかく)や、電気館、千住火力発電所の「お化け煙
突」などが写真や絵、模型などで紹介され、また浅草オモチャ店、
浅草文庫、理髪店あさくさなどといった模擬設備が設けられている。
3階の貸ギャラリーでは、はがき絵愛好者数十名の作品を集めた
「第16回彩水回展」を開催中だった。
かっぱ橋本通りには、カッパが立って出迎えている店もある。
日輪寺の角を北の通りに回り、天嶽院を訪ねる。そう広くはないが
浅草とは思えぬ木々の多い境内に、こんな立て札が立っていた。
出てこられた奥様にうかがうと、昨年ご住職が亡くなられ、1年間
はこのような立て札を出すのだという。
本堂裏手の墓地には、都の史跡で米沢藩主・上杉治憲(鷹山)の
師だったという細井平洲の墓があった。
浅草ビューホテルのところで国際通りを横断し、東側の花やしき
通りへ。ウオーカーとしてはちょっと入ってみたい看板の店がある。
花やしきの門前を通って、浅草観音で知られ、都内最古の寺と
いう浅草寺(せんそうじ)に入った。
広い境内は、初もうで客など、多くの参拝者で賑わっている。
浅草寺は、坂東三十三観音霊場の第13番札所。持参した納経
帳にご朱印をいただいた。
境内東側の広場で、若い猿回しが猿に芸をさせていた。
どのくらい仕込んだのか、モンキー君なかなかみごとな技を見
せてくれる。
投げ銭もたくさん集まった。
境内にある浅草神社の横から北に抜け、言問(こととい)通りを
東に向かい、隅田川の言問橋を渡る。
橋の下流に立つ、左が墨田区役所、右がアサヒビールのビル。
橋を渡ったところは、今年の干支ゆかりの牛島神社。境内には、
撫牛(なでうし)というのがある。
江戸時代からの風習で、自分の体の悪いところをなで、牛の同じ
場所をなでると、病気が治るとのこと。皆さん、そんなに悪いところ
があるの?…。
そばの、隅田川左岸沿いに続く隅田公園に入り、昼食にした。
午後は北に向かい、JR常磐線や東京メトロ日比谷線、つくば
エクスプレスの南千住駅がゴール予定とのことだったが、私は、
北浦和でのカントリーウオークグループの新年集会に参加する
ため、ここで皆さんと分かれる。
ひとつ下流の吾妻橋を渡り、雷門前や合羽橋南通を経て、JR
上野駅まで歩き、JR京浜東北線で北浦和駅に向かった。
(天気 快晴後晴、距離 7㎞(上野駅まで)、地図(1/1万)
上野、日本橋 歩行地 台東区、墨田区)
【参考】 浅草寺縁起(由来) <浅草寺Webから>
時は飛鳥時代、推古天皇36年(628)3月18日の早朝、檜前
浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)の兄弟は江戸浦(隅
田川)に漁撈中、はからずも一躰の観音さまのご尊像を感得した。
郷司(ごうし)土師中知(はじのなかとも:名前には諸説あり)は
これを拝し、聖観世音菩薩さまであることを知り深く帰依し、その
後出家し、自宅を改めて寺となし、礼拝供養に生涯を捧げた。
大化元年(645)、勝海上人(しょうかいしょうにん)がこの地に
おいでになり、観音堂を建立し、夢告によりご本尊をご秘仏と定め
られ、以来今日までこの伝法の掟は厳守されている。
広漠とした武蔵野の一画、東京湾の入江の一漁村にすぎなかっ
た浅草は参拝の信徒が増すにつれ発展し、平安初期には、慈覚
大師円仁さま(794~864、浅草寺中興開山・比叡山天台座主
3世)が来山され、お前立のご本尊を謹刻された。
鎌倉時代に将軍の篤い帰依を受けた浅草寺は、次第に外護者と
して歴史上有名な武将らの信仰をも集め、伽藍の荘厳はいよいよ
増した。
江戸時代の初め、徳川家康公によって幕府の祈願所とされてか
らは、堂塔の威容さらに整い、いわゆる江戸文化の中心として、
大きく繁栄したのである。
かくして都内最古の寺院である浅草寺は、浅草観音の名称で全
国的にあらゆる階層の人達に親しまれ、年間約3000万人もの
参詣者がおとずれる、民衆信仰の中心地となっている。