2001年2月3日(土) 曇り後雨
無錫~宜興観光(揚州泊)
=太湖、真珠店、宜興陶壺博物館、古竜窯、陶器市場など=
6時30分起床、7時朝食、8時出発。今日の気温は0度~7度の予
報とか。まず太湖(たいこ)遊覧に向かう。太湖は琵琶湖の3.5倍だが、
深さは3.5mで、水量は琵琶湖の3分の1。対岸まで67㎞あるという。
農村の生活は1人月約300元で生活しており、月収は千元から2千
元。ガソリンは1リットル2元5角。車は10万元くらいとのこと。
結婚式に向かう、赤い花で飾った乗用車5台ほどが行き違う。結婚
の際、男性から女性に無錫では2万元、宜興(ぎこう)では5千元~3千
元くらい贈り、女性から礼金を返す。山は少ないが、この辺の小さな山
の宝はクリと百合の根。百合の根は女性の宝で腎臓に良いという。
8時30分太湖着。小雨模様となる。龍をかたどった遊覧船に乗る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/e0/db3caea36f126d2a96bbe185ab5c5a55.jpg)
われわれの他、日本人15人ほどの団体。同じ阪急交通のツアーだ。
ほかに中国人数人が乗った。
線内では、民族衣装を借りて着用できる。ツアー仲間のご夫婦がさっ
そく借りて記念撮影していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/07/d9e68a6c7a9aaa286827d04cba56f7a5.jpg)
乗船場近くの古い建物は昔の皇帝の別荘。船が折り返した島の波
止場近くに、古いジャンクが係留されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/1e/571bcd3be0a1ceec363b9385b15428b0.jpg)
両側を市の木であるクスノキの並木に挟まれた狭い車線を進み、近
くの真珠店に行く。太湖産の真珠の加工品がたくさん並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/3b/7a44e701b7d4d3f834dd52be3c88f1bd.jpg)
値段の交渉をすると可成り安くなり、粘った方が良さそう。
無錫からバスは宜興(ぎこう)に向かう。枯れ枝の並木は水杉の木。
雨は本降りになってきた。
中国は人も車も右側通行。ここも信号無視の自動車や自転車、反
対車線に出て追い越すトラック、横断歩道がないので至るところで
車の間を縫っての人の横断など、メチャクチャ。
走っている自動車はバスとトラックばかりで、自家用車はほとんど
見ない。ほかに三輪自動車やリヤカーなど。なお、自動車は「汽車」、
ガソリンスタンドは「加油站」、スーパーは「超市」という。
宜興市内に入ると、浸食されて複雑な形の石が、道路際に商品と
してたくさん並んでいる。太湖石といい、太湖の中で炭酸カルシウム
が溶けたもの。庭石などに中国全土から買いに来るそうだ。
宜興市の人口は100万人、面積1,800k㎡。なお、中国では市の
下に県がある。
宜興は陶器の町。陶器製の照明灯が郊外から市内まで中央分離
帯にズーッと続いている。また、大小の獅子の飾り、かめ、瑠璃(る
り)瓦、紫砂(しさ)、大理石の板など、陶器や石製品を売る店が数え
切れないほど軒を連ねている。
最初の見学地は宜興陶壺博物館。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ef/9f83d3177ecae3db32d6e6cdee4a0053.jpg)
紀元前6世紀頃~近世までの、かめ、壺、食器、茶器、装飾品など
著名な陶芸家の陶器がたくさん展示されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/d3/b6de9a6ef54cf66eb1b19e1011f3b2ab.jpg)
日本では見たこともないような珍しい形や色の作品が多いが、古い
建物で暖房はなく、照明も少ないので薄暗く、寒々とした博物館だった。
陶壺博物館内を観覧中の、途中の屋上から見た宜興市内の眺め。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/ad/fd2853c30fd1a42c370d1ca8cd6016f8.jpg)
昼食は、宜興市内の宜興上海賓館というレストラン。おこげ飯という
のが出た。何かと思ったら、炊いた米を固めて四角に切って焼き、た
れをかけたもの。日本のおこげのイメージとは全く違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/e9/2a91854c8cb0cd4ffe51e6b272cc4e24.jpg)
宜興上海賓館前の通り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/33/46b43b362ec5de98bfbc81115ed9cdad.jpg)
次の見学地は古竜窯(こりゅうがま)。長さ100m位もある竜の背の
ような古い登り窯。上部は壊れており現在は使ってない。中の温度は
2000℃になるという。
登り窯への入り口付近は壺の工場で、褐色のつぼがたくさん積み
上げられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a0/bd7e0df30cc10c411c9c0080f35f2adf.jpg)
古竜窯の横を最上部まで上がると、煙突の多い宜興の町並みが望
まれる。煙突の下は、もちろん陶器を焼く窯である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/e5/573bcfd49b14b4578fd4f37542102e2c.jpg)
バスは近くの陶器市場へ。広場を囲んでL字型に店が並ぶ。壺、か
め、食器、茶器、鉢などいろんな陶器が揃っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/ff/45dc794bccb15bd2780b5e4c8bd5d6c8.jpg)
店は間口1間くらいで奥行きが深く、中間に屋根のある通路が貫い
ている。その奥はどの店も戸があり、中に入ると買わなければ出られ
そうもない、見て回るだけにした。
次は国営の紫砂(しさ)第2工場。紫砂というのは壺や茶器などの原
料となる紫色の砂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/cf/9a21cefb30c9da96752426cb6c9afdda.jpg)
若い女性工員の急須などの手作り作業をのぞき、併設の売店へ。
著名な作家の作品は高いが、安い急須をひとつ買う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/1e/d0821481a9d7276972bf6db1681f1c84.jpg)
15時近く宜興観光を終える。来た道を無錫まで戻り、豊富な冗談
を交え、上手な日本語で案内してくれた張さんと別れる。
無錫から南京や北京に通じる高速道路に乗り、今日の宿泊地、揚
州(ようしゅう)に向かう。高速道路といっても日本のような照明はなく、
中央分離帯も簡単。最高速度は乗用車120㎞、バス110㎞、トラッ
クは100㎞。上海~北京間1,300㎞を13時間~16時間で走ると
いう。
揚州までは約4時間というが、雨の路面なのでどうか…。しかし、
ドライバー顧さんの腕前は相当なものと、丸1日の運転で分かった。
16時過ぎ常州市に入り市街地を通過。17時45分揚子江の吊り
橋を渡る。思ったほど長くはなく、川幅は1㎞前後か。
19時頃、高速のインターを降り、照明のある広い道路に入って揚州
市内へ。市内の道路は広く、高層の立派な建物が並んでいる。
19時20分、宿に近い川沿いのレストランに着く。地元ガイド良(男
性)さんが迎えてくれる。食卓は1階の玄関を入ってすぐなので、暖房
が利かず寒い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/e1/dc7e04b81f187f1a06bea1f8c1ee6bb4.jpg)
約1時間、いつもの男性6人グループと揚州料理のテーブルを囲んだ。
20時35分揚州賓館に着く。もと皇帝の迎賓館だったとかいう国営
の旅館。しかし、部屋や丁度は古く、湯飲み茶碗は汚れていた。
無錫~宜興観光(揚州泊)
=太湖、真珠店、宜興陶壺博物館、古竜窯、陶器市場など=
6時30分起床、7時朝食、8時出発。今日の気温は0度~7度の予
報とか。まず太湖(たいこ)遊覧に向かう。太湖は琵琶湖の3.5倍だが、
深さは3.5mで、水量は琵琶湖の3分の1。対岸まで67㎞あるという。
農村の生活は1人月約300元で生活しており、月収は千元から2千
元。ガソリンは1リットル2元5角。車は10万元くらいとのこと。
結婚式に向かう、赤い花で飾った乗用車5台ほどが行き違う。結婚
の際、男性から女性に無錫では2万元、宜興(ぎこう)では5千元~3千
元くらい贈り、女性から礼金を返す。山は少ないが、この辺の小さな山
の宝はクリと百合の根。百合の根は女性の宝で腎臓に良いという。
8時30分太湖着。小雨模様となる。龍をかたどった遊覧船に乗る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/e0/db3caea36f126d2a96bbe185ab5c5a55.jpg)
われわれの他、日本人15人ほどの団体。同じ阪急交通のツアーだ。
ほかに中国人数人が乗った。
線内では、民族衣装を借りて着用できる。ツアー仲間のご夫婦がさっ
そく借りて記念撮影していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/07/d9e68a6c7a9aaa286827d04cba56f7a5.jpg)
乗船場近くの古い建物は昔の皇帝の別荘。船が折り返した島の波
止場近くに、古いジャンクが係留されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/1e/571bcd3be0a1ceec363b9385b15428b0.jpg)
両側を市の木であるクスノキの並木に挟まれた狭い車線を進み、近
くの真珠店に行く。太湖産の真珠の加工品がたくさん並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/3b/7a44e701b7d4d3f834dd52be3c88f1bd.jpg)
値段の交渉をすると可成り安くなり、粘った方が良さそう。
無錫からバスは宜興(ぎこう)に向かう。枯れ枝の並木は水杉の木。
雨は本降りになってきた。
中国は人も車も右側通行。ここも信号無視の自動車や自転車、反
対車線に出て追い越すトラック、横断歩道がないので至るところで
車の間を縫っての人の横断など、メチャクチャ。
走っている自動車はバスとトラックばかりで、自家用車はほとんど
見ない。ほかに三輪自動車やリヤカーなど。なお、自動車は「汽車」、
ガソリンスタンドは「加油站」、スーパーは「超市」という。
宜興市内に入ると、浸食されて複雑な形の石が、道路際に商品と
してたくさん並んでいる。太湖石といい、太湖の中で炭酸カルシウム
が溶けたもの。庭石などに中国全土から買いに来るそうだ。
宜興市の人口は100万人、面積1,800k㎡。なお、中国では市の
下に県がある。
宜興は陶器の町。陶器製の照明灯が郊外から市内まで中央分離
帯にズーッと続いている。また、大小の獅子の飾り、かめ、瑠璃(る
り)瓦、紫砂(しさ)、大理石の板など、陶器や石製品を売る店が数え
切れないほど軒を連ねている。
最初の見学地は宜興陶壺博物館。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ef/9f83d3177ecae3db32d6e6cdee4a0053.jpg)
紀元前6世紀頃~近世までの、かめ、壺、食器、茶器、装飾品など
著名な陶芸家の陶器がたくさん展示されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/d3/b6de9a6ef54cf66eb1b19e1011f3b2ab.jpg)
日本では見たこともないような珍しい形や色の作品が多いが、古い
建物で暖房はなく、照明も少ないので薄暗く、寒々とした博物館だった。
陶壺博物館内を観覧中の、途中の屋上から見た宜興市内の眺め。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/ad/fd2853c30fd1a42c370d1ca8cd6016f8.jpg)
昼食は、宜興市内の宜興上海賓館というレストラン。おこげ飯という
のが出た。何かと思ったら、炊いた米を固めて四角に切って焼き、た
れをかけたもの。日本のおこげのイメージとは全く違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/e9/2a91854c8cb0cd4ffe51e6b272cc4e24.jpg)
宜興上海賓館前の通り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/33/46b43b362ec5de98bfbc81115ed9cdad.jpg)
次の見学地は古竜窯(こりゅうがま)。長さ100m位もある竜の背の
ような古い登り窯。上部は壊れており現在は使ってない。中の温度は
2000℃になるという。
登り窯への入り口付近は壺の工場で、褐色のつぼがたくさん積み
上げられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a0/bd7e0df30cc10c411c9c0080f35f2adf.jpg)
古竜窯の横を最上部まで上がると、煙突の多い宜興の町並みが望
まれる。煙突の下は、もちろん陶器を焼く窯である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/e5/573bcfd49b14b4578fd4f37542102e2c.jpg)
バスは近くの陶器市場へ。広場を囲んでL字型に店が並ぶ。壺、か
め、食器、茶器、鉢などいろんな陶器が揃っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/ff/45dc794bccb15bd2780b5e4c8bd5d6c8.jpg)
店は間口1間くらいで奥行きが深く、中間に屋根のある通路が貫い
ている。その奥はどの店も戸があり、中に入ると買わなければ出られ
そうもない、見て回るだけにした。
次は国営の紫砂(しさ)第2工場。紫砂というのは壺や茶器などの原
料となる紫色の砂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/cf/9a21cefb30c9da96752426cb6c9afdda.jpg)
若い女性工員の急須などの手作り作業をのぞき、併設の売店へ。
著名な作家の作品は高いが、安い急須をひとつ買う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/1e/d0821481a9d7276972bf6db1681f1c84.jpg)
15時近く宜興観光を終える。来た道を無錫まで戻り、豊富な冗談
を交え、上手な日本語で案内してくれた張さんと別れる。
無錫から南京や北京に通じる高速道路に乗り、今日の宿泊地、揚
州(ようしゅう)に向かう。高速道路といっても日本のような照明はなく、
中央分離帯も簡単。最高速度は乗用車120㎞、バス110㎞、トラッ
クは100㎞。上海~北京間1,300㎞を13時間~16時間で走ると
いう。
揚州までは約4時間というが、雨の路面なのでどうか…。しかし、
ドライバー顧さんの腕前は相当なものと、丸1日の運転で分かった。
16時過ぎ常州市に入り市街地を通過。17時45分揚子江の吊り
橋を渡る。思ったほど長くはなく、川幅は1㎞前後か。
19時頃、高速のインターを降り、照明のある広い道路に入って揚州
市内へ。市内の道路は広く、高層の立派な建物が並んでいる。
19時20分、宿に近い川沿いのレストランに着く。地元ガイド良(男
性)さんが迎えてくれる。食卓は1階の玄関を入ってすぐなので、暖房
が利かず寒い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/e1/dc7e04b81f187f1a06bea1f8c1ee6bb4.jpg)
約1時間、いつもの男性6人グループと揚州料理のテーブルを囲んだ。
20時35分揚州賓館に着く。もと皇帝の迎賓館だったとかいう国営
の旅館。しかし、部屋や丁度は古く、湯飲み茶碗は汚れていた。