あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

ドイツ・アルテナ周辺の歩き旅④<続き>

2009-09-03 18:51:16 | ドイツのウオーキング
 8月15日(土) 晴後快晴
 =ハーゲンからアルテナ往復・シルマンの墓とアルテナ城へ〈続き〉=

 現在のユースホステルの前を通過してさらに進み、正面のアルテナ城に
入った。


 石門をくぐって上がった中庭右手の建物(下)が、100年前に創設した
リヒャルト・シルマンのユースホステル第1号だという。

 建物内に展示されていた、頑丈な木製のベッドや食堂のテーブル、シル
マン愛用の靴やカバンなどが当時を偲ばせる。


 隣接する博物館は城内の建物を一巡しており、城主の像、家具調度品、
城の模型、彫刻、礼拝堂、銃器など、数多くの歴史的展示品があった。


 正午を過ぎたので、中庭にあるステージの菩提樹の下で昼食のランチ
パケットを食べる。我々と相前後して来たピンクのドレス姿の少女数人が、
まだ残っていたので、やまさんが大きな紙に似顔を描く。


 書き上がったところでステージで「シルマンとアルテナ」のヴァイオリン
伴奏入り紙芝居を始める。

 少女たちやお母さんなどが静かに聞き入ってくれた。

 そのあと敬子さんが折り紙を子どもたちにあげたりして、草の根の日独
友好の輪を広げた。

 13時半過ぎアルテナ城を出る。城付近から見下ろす駅周辺の展望。


 来た道を町並みに戻る途中、アルテナの古くからの産業だったという、針
金の歴史を伝える博物館に入った。


 針金を利用した製品や製造器具、古い電線工場模型、針金で作った装
飾品、釘や電話のケーブルなど、針金や電線に関わる幅広い展示物が
ある。


 行きに目を付けておいた街中のアイスクリーム店に寄り、屋外のテント
下のテーブルに座り、ほかではなかなか味わえそうにない、彩り鮮やかで
ボリュームのあるなアイスクリームを口にする。

 美味しそうな匂いと彩りを目ざとく見つけた蜂が何匹もやってきて、グラ
スの縁にまとわりついた。


 Lenne川の橋から城を振り返ってアルテナ駅に戻り、15時19分発の列
車でハーゲンに向かう。私は空いていた隣の車両で一人、携帯電話から
当ブログへのモブログの投稿原稿を…。

 昨日のケルンからの列車と同様、1時間くらい乗るものと勘違いして夢
中になっていたら、いつの間にかハーゲンに着いていた。外から伊藤さん
に窓をたたかれ気づき、あわてて下車して乗り過ごしは回避できたが、
とんだ失敗の第1号となった。


 連泊のハーゲンユースホステルにバスで戻って夕食後、再びハーゲンの
中心街付近に出かける。

 この日は、明後日帰国するA班と、明日から8日間のヴァンデルン(歩き
旅)に向かうB班との最後の夜。


 大勢の人たちが憩う公園の、野外ステージ横に並ぶテーブルのひとつに
腰を下ろし、A班の方を中心にした「シルマンとアルテナ」紙芝居や演奏
など、ユースホステル100年を機にした草の根の日独親善企画の成功
を祝い、ご苦労をねぎらってビールで乾杯した。


 ようやく日が陰って野外ステージが始まった20時過ぎ、公園を離れて、
2泊目のハーゲンユースホステルにバスで戻った。
コメント
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