毎年春と秋に実施している国際ウオーキングトレイル実踏、今回は3日間の行程
で、山梨県富士河口湖町の富士急行河口湖駅から、忍野(おしの)、石割山、山中
湖畔平野、三国峠などを経て、静岡県のJR御殿場線の御殿場駅までを歩いた。
2010年4月14日(水)
==河口湖駅から忍野へ==
富士急行河口湖駅に13時集合なので、新宿駅西口のバスターミナル10時40分
発の高速バスに乗る。中央自動車道経由で、12時25分に河口湖駅に着いた。
今回の参加者は、やまさん、茅ヶ崎の I さん、横浜のDさんと私の4人、昨年秋と
同じメンバーである。
予定どおり13時ちょうどに河口湖駅前をスタートした。この歩きでは、先頭を毎日
交代して努めるのだが、今日は私の担当である。
駅前を西に少し進み、バス道路の手前に並行する住宅街の道を南東へ。富士河
口湖高の横でバス道路に出る。すぐ先の交差点で国道138号を越え、南側にある
山梨県立富士ビジターセンターに寄る。
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富士登山に必要な情報や富士五湖の生い立ち、自然環境などを紹介しており、
レストランや特産品販売コーナーなどもある。構内のソメイヨシノが満開だった。
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国道に沿った東海自然歩道を東に少しで、富士急ハイランドのそばを通過、大規
模なジェットコースターから歓声が上がる。
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その先からは歩道が無くなり、交通量の多い国道の側道を進む。両側には、富士
五湖などに来た観光客向けの飲食店や商店が多い。
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宮川の支流の橋の手前から右折して山神社↑の前を通過、うっそうとした杉木立
に囲まれた富士浅間(せんげん)神社に入った。
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正式には北口本宮富士浅間神社といい、富士信仰の中心として、日本武尊(やま
とたけるのみこと)東征の折りに祭ったのが初めとか。
神社の右手背後から富士登山の吉田口が山頂に向かっており、私が半世紀以上
も前に、夜通しで初めて富士山に上った時の出発地も、ここからだった。
朱塗りの大鳥居は、日本最大の木造鳥居、本社本殿は、元和元年(1615)の再
建で、国の重要文化財である。
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大きな拝殿前には、右に夫婦檜(めおとひのき)、左に太郎杉↑と呼ぶ巨樹が立
っていた。
きれいな用水に沿って境内を東に抜け、駐車場のところに出た。北側の橋を渡っ
て東に伸びる用水沿いの東海自然歩道に入る。すぐ先に10数本のシダレザクラが
咲き始めていた。
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鳥居が幾つも並ぶ新屋山神社前を通過、国道139号を横断する手前に、かやぶき
屋根の建物があり、その下に使われなくなった水車が残っていた。
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責草集落の東端で桂川沿いの車道に出て、右折して上がると、林の中に富士吉
田市歴史民族博物館がある。このあたり、東海自然歩道がV字状にう回している
ようで、標識がわかりにくい。
桂川の対岸に「鐘山の滝」と呼ぶ2条の滝が流れ落ちている。水源は山中湖で、
これから行く忍野八海(おしのはっかい)の湧水と合した流れらしい。
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国道の交差点そばにあるかやぶき屋根の店「ほうとう権兵衛」の北側、タンクの
横から赤松林の林間に入る。土の道は右に回り込み、忍野入口交差点のところで、
再び国道に合した。
「忍野高原忍野入口」の標識に従い、国道に分かれて左の車道へ。すぐ近くの
標高923m水準点のところで、流れを渡って車道の右手にある東海自然歩道に
入る。
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まだ芽吹き前の広葉樹林下の軟らかな土の道は、桂川左岸の高見を等高線に
沿って進む。標高948m水準点表示のある車道に出て北側に少し下り、「さかな
公園」と呼ぶ、林間の緑豊富な一角にある、山梨県立富士湧水の里水族館の構
内で小休止する。
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東海自然歩道に戻り、富士学園の先で次の車道に出て、北に下ると忍野八海の
ある忍草(しぼくさ)集落である。
雲に隠れていた富士山の上部が、西日を浴びた姿を見せてくれた。
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忍野八海の観光客向け駐車場のそばにある、今日の宿、鱒の家(ますのいえ)に
16時18分に着いた。
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大きなかやぶき屋根の古い家で、広い敷地内にはマスの泳ぐ池や、テニスコート、
滝の流れる地泉式庭園などがあり、正面に富士山を望む景勝の宿である。
荷物を置いてこのあと各々で、忍野八海を巡ることにした。忍野八海については、
項を改めて紹介する。
【コースタイム】河口湖駅13:00ー富士ビジターセンター13:25~35ー富士浅間神社
14:12~25ー富士見公園前交差点15:06ー忍野八海入口交差点15:17ー富士湧水
の里水族館15:52~16:00ー鱒の家16:18
(天気 晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 富士吉田、歩行地 富士河口湖町、
富士吉田市、忍野村)
で、山梨県富士河口湖町の富士急行河口湖駅から、忍野(おしの)、石割山、山中
湖畔平野、三国峠などを経て、静岡県のJR御殿場線の御殿場駅までを歩いた。
2010年4月14日(水)
==河口湖駅から忍野へ==
富士急行河口湖駅に13時集合なので、新宿駅西口のバスターミナル10時40分
発の高速バスに乗る。中央自動車道経由で、12時25分に河口湖駅に着いた。
今回の参加者は、やまさん、茅ヶ崎の I さん、横浜のDさんと私の4人、昨年秋と
同じメンバーである。
予定どおり13時ちょうどに河口湖駅前をスタートした。この歩きでは、先頭を毎日
交代して努めるのだが、今日は私の担当である。
駅前を西に少し進み、バス道路の手前に並行する住宅街の道を南東へ。富士河
口湖高の横でバス道路に出る。すぐ先の交差点で国道138号を越え、南側にある
山梨県立富士ビジターセンターに寄る。
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富士登山に必要な情報や富士五湖の生い立ち、自然環境などを紹介しており、
レストランや特産品販売コーナーなどもある。構内のソメイヨシノが満開だった。
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国道に沿った東海自然歩道を東に少しで、富士急ハイランドのそばを通過、大規
模なジェットコースターから歓声が上がる。
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その先からは歩道が無くなり、交通量の多い国道の側道を進む。両側には、富士
五湖などに来た観光客向けの飲食店や商店が多い。
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宮川の支流の橋の手前から右折して山神社↑の前を通過、うっそうとした杉木立
に囲まれた富士浅間(せんげん)神社に入った。
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正式には北口本宮富士浅間神社といい、富士信仰の中心として、日本武尊(やま
とたけるのみこと)東征の折りに祭ったのが初めとか。
神社の右手背後から富士登山の吉田口が山頂に向かっており、私が半世紀以上
も前に、夜通しで初めて富士山に上った時の出発地も、ここからだった。
朱塗りの大鳥居は、日本最大の木造鳥居、本社本殿は、元和元年(1615)の再
建で、国の重要文化財である。
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大きな拝殿前には、右に夫婦檜(めおとひのき)、左に太郎杉↑と呼ぶ巨樹が立
っていた。
きれいな用水に沿って境内を東に抜け、駐車場のところに出た。北側の橋を渡っ
て東に伸びる用水沿いの東海自然歩道に入る。すぐ先に10数本のシダレザクラが
咲き始めていた。
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鳥居が幾つも並ぶ新屋山神社前を通過、国道139号を横断する手前に、かやぶき
屋根の建物があり、その下に使われなくなった水車が残っていた。
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責草集落の東端で桂川沿いの車道に出て、右折して上がると、林の中に富士吉
田市歴史民族博物館がある。このあたり、東海自然歩道がV字状にう回している
ようで、標識がわかりにくい。
桂川の対岸に「鐘山の滝」と呼ぶ2条の滝が流れ落ちている。水源は山中湖で、
これから行く忍野八海(おしのはっかい)の湧水と合した流れらしい。
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国道の交差点そばにあるかやぶき屋根の店「ほうとう権兵衛」の北側、タンクの
横から赤松林の林間に入る。土の道は右に回り込み、忍野入口交差点のところで、
再び国道に合した。
「忍野高原忍野入口」の標識に従い、国道に分かれて左の車道へ。すぐ近くの
標高923m水準点のところで、流れを渡って車道の右手にある東海自然歩道に
入る。
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まだ芽吹き前の広葉樹林下の軟らかな土の道は、桂川左岸の高見を等高線に
沿って進む。標高948m水準点表示のある車道に出て北側に少し下り、「さかな
公園」と呼ぶ、林間の緑豊富な一角にある、山梨県立富士湧水の里水族館の構
内で小休止する。
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東海自然歩道に戻り、富士学園の先で次の車道に出て、北に下ると忍野八海の
ある忍草(しぼくさ)集落である。
雲に隠れていた富士山の上部が、西日を浴びた姿を見せてくれた。
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忍野八海の観光客向け駐車場のそばにある、今日の宿、鱒の家(ますのいえ)に
16時18分に着いた。
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大きなかやぶき屋根の古い家で、広い敷地内にはマスの泳ぐ池や、テニスコート、
滝の流れる地泉式庭園などがあり、正面に富士山を望む景勝の宿である。
荷物を置いてこのあと各々で、忍野八海を巡ることにした。忍野八海については、
項を改めて紹介する。
【コースタイム】河口湖駅13:00ー富士ビジターセンター13:25~35ー富士浅間神社
14:12~25ー富士見公園前交差点15:06ー忍野八海入口交差点15:17ー富士湧水
の里水族館15:52~16:00ー鱒の家16:18
(天気 晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 富士吉田、歩行地 富士河口湖町、
富士吉田市、忍野村)