あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

東武越生線沿線の田園地帯と鎌倉街道をカントリーウオーク(埼玉)

2013-09-24 21:55:42 | カントリーウオーク
 2013年9月23日(祝・月)

 8月を休んで2か月ぶりの、カントリーウオークグループの第206回例会が開催され
た。集合地は東武越生(おごせ)線の武州唐沢駅。集まった14人は3組に分かれ、10
時5分にスタートした。

 == 越辺川北側の田園地帯を東へ ==

 
 駅東側の踏切を渡って武蔵越生高校の前を通過し、高校の横を流れる毛呂川(もろがわ)
の左岸沿いを北進する。

 流れにはたくさんの小魚が泳ぎ、自然堤防の両岸には草がよく繁茂し、その中にヒガン
バナやイタドリの花が彩りを添える。

 交通量の多い県道30号バイパスに出た。合流点の上流で越辺川(おっぺがわ)の越生
大橋を渡りバイパスを横断して田園地帯を東に向かう。


 刈り取り前の黄金田のあぜや、田んぼに沿った流れ沿いにも、ヒガンバナがそちこちに
花を見せる。


 西北方をふり返ると、越辺川上流の谷間に外秩父の名峰、笠山(837m)などが望ま
れる。


 500m余り田園地帯を進んで北側の箕和田集落に入り、素朴な社殿の稲荷神社前で小
休止した。


 集落の北側にある、みのわだ湖に向かって小さい流れに沿って上がると、堤防直下に10
数本のコブシの木があり、初めて見る握りこぶしのような赤い実が、たくさん付いている。


 広葉樹に囲まれた静かな湖の奥の方では、何人かの釣り人が糸を垂れていた。


 東側台地上に広がる目白台の新興住宅地に上がる。地図上は主要道路だけだが、すでに
住宅がたくさん立ち並び、旗を立てて売り出し中の住宅も何棟もある。


 ガスタンクの手前の道路を南下して、めじろ公園の西側を回る。台地下の西戸集落に入
り国津神神社へ。


 社殿の左手に「山本坊の芭蕉の句碑」というのがあった。



 ハギの咲き出した集落を東に抜け、県道343号を横断して再び越辺川の北に広がる田
園地帯に出る。


 ひとつの田んぼに10数個のかかしが立ち、刈り入れ前の田んぼもあるが、はさで稲を
干す田、収穫を終えてひこばえの伸びた田んぼなど、まちまちである。






 川角リサイクルプラザの大きな建物前を通過して越辺川を渡る。


 すぐ先の大類グランドの横に、「鎌倉街道上(かみつみち)」の表示板が立つ。グラン
ドに入ると、日本プロ野球名球会のメンバーが来たときの、サインが刻まれた記念碑があ
った。


 野球場の北側にある東屋(あずまや)に12時15分に着き、昼食とする。


 そばの何本かのイチョウの下にギンナンがたくさん落ちていて、食前にビニール袋に収
穫する人も。

 == 鎌倉街道を南下して一本松駅へ ==

 ミーティングをして記念撮影を終え、13時25分に大類グランドを後にする。

 野球グランド横のイチョウも、ブドウの実のようにギンナンが鈴なりだ。


 グランドの西側を走る鎌倉街道上道を南に向かう。この辺りは平地林や畑が多く、街道
らしい雰囲気を残している。2002年5月の「鎌倉街道上道歩き」で通過したところだ
が、その時の参加者は、今日は私を入れて4人だけ。

 県道39号を横断してすぐ先に、黄色とブルーの民家が見えた。当時、ネコをたくさん
飼っているという奥さんに会い、お話を伺った家。KさんとMさんが声をかけたら留守番
の方が居られ、現在も27匹のネコを飼っているとのことだった。


 近くにはかなり広いソバ畑があり、秋ソバが花盛り。


 「彩の国の基金」により整備したという広葉樹林を抜けると建物が増え、県道114号
に出ると、その先、鎌倉街道は途切れる。

 県道を東へ少しで葛川を渡り、火の見やぐらの横から市場集落に入り、市場神社で休憩
する。

 小さめの社殿のそばにイチョウの古木が立ち、下に堅めのギンナンがたくさん落ちてい
る。ここでも数人が、ビニール袋へ収穫する。

 集落を東南に抜けて田園地帯へ。こちらは田のあぜにひときわたくさんのヒガンバナが
咲き競い、その一角でもう一度記念撮影をする。


 この辺りの田んぼは、すでに収穫を終えたところがほとんどだ。


 地図上では畑だったところが造成されていて、同じスタイルの民家が10数戸並んでい
る。高麗川の森戸橋を渡った先でも、養護老人ホームの建設が始まっていた。

 くねくねした旧道を少し、田んぼの中のY字路の桜の下に、吉原地蔵と呼ぶ地蔵堂があ
る。


 江戸中期、行き倒れの僧が吉原の遊女の霊を慰めるために巡ってきたがここで亡くなり、
村人が吉原の遊女の霊と僧を祭ったのだという。


 その先の田んぼではオナガが鳴き、コサギやアオサギが飛ぶ。側溝にはタニシの殻がた
くさん見られる。

 萱方集落に入ったY字路には、朱の布を巻いた鍛冶屋地蔵尊が祭られていた。


 東武越生線に平行する県道74号を横断し、ゴールの一本松駅に15時20分に着いた。

(参加 14人、天気 曇、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 越生、歩行地 越生町、
 毛呂山町、坂戸市、鶴ヶ島市、歩数 20,000)



アウトドア ブログランキングへ



にほんブログ村 アウトドアブログ ウォーキングへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする