あるきメデス

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京都の非公開文化財 冬の特別公開寺院などへ① 京都文化博物館 

2019-03-25 16:01:42 | 京都を歩く
 2019年3月13日(水)~15日(金)、JRグループキャンペーン「第53回京
の冬の旅」の、非公開文化財特別公開の観覧を主に、京都の寺社めぐりに出かけた。

 2019年3月13日(水)
 =京都文化博物館で特別展「北野天満宮 信仰と名宝」を観覧=
 
 JR東京駅7時33分発、東海道新幹線ひかり503号に乗る。首都圏は快晴で、小田
原近くからは日本三百名山の大山(おおやま・1,252m)が全容を見せる。



 静岡県内も晴天だが、富士山は上部を雲に隠されていた。米原駅が近づいた辺りからは、
日本百名山の伊吹山(いぶきやま・1,377m)が望まれる。


 10時11分に京都駅で下車した。南北自由通路の北側の一角で、『京都美風「未来の
名匠」技の披露展』を開催していたので、立ち寄って観覧する。


 京都の匠(たくみ)、21人の作品展で、作品は京漆器、京仏具、結納飾・水引工芸、
京焼・清水焼、和蝋燭、京菓子、清酒、西陣織など、京都ならではの作品が並ぶ。
    

        

         

              

    

             

    

     
 北口地下から市営地下鉄烏丸(からすま)線に乗り、北へ3駅目の烏丸御池(からすま
おいけ)駅で下車した。

 地上に出て南へ、三条通りの交差点の南西側には、レンガ造りのみずほ銀行京都中央支
店の建物が目に入る。

 1906年に旧第一銀行京都支店として建築され、設計は東京駅や日本銀行本店の設計
で知られる辰野金吾とか。ただ、現在の建物は2003年の再建だという。

 三条通を東へ、交差点際のNTTビルの東南側には、「京都電信電話発祥の地」碑があ
り、この地に明治5(1872)年に西京電信局が、明治30(1897)年に京都電話
交換局が建てられたことが記されていた。
         

 東側の赤レンガの建物は中京(なかきょう)郵便局旧庁舎で、明治35(1902)年
の竣工。

 ネオルネッサンス様式の建物は当時の代表的郵便局で、日本の近代建築史で重要な位置
を占める作品だったとか。

 昭和61(1986)年に京都市登録有形文化財になり、1998年には旧建設省の
「公共建築百選」にも選定され、現在も中京郵便局として利用されている。

 隣のやはり赤レンガの建物は、旧日本銀行京都支店で現在は京都文化博物館の別館であ
る。
         
  

 設計は辰野金吾とその弟子の長野宇兵治で、明治39(1906)年の竣工。明治を代
表する洋風建築として昭和44(1969)年に国の重要文化財に指定された。
         
 公開されているので入館し、窓口や天井の装飾など観覧する。







 休憩用の椅子とテーブルの並ぶ中庭には、「まゆまろ」と呼ぶ漆喰(しっくい)壁で仕
上げたキャラクターが立っている。
         

 その奥に進むと、今日の目的地の京都文化博物館の本館である。

 京都文化博物館は、京都の歴史と文化をわかりやすく紹介する総合的な文化施設。4階
での多彩な特別展のほか、2・3階の総合展示室では京都ゆかりの良品を折々の企画で紹
介し、1階には京都の町家格子の町並みを再現したろうじ店舗などがある。

 11時20分に本館に入り、4階の特別展「北野天満宮 信仰と名宝」を観覧すること
にする。
     
 平安時代の政治家で漢学者、漢詩人、歌人だった菅原道真(すがわらのみちざね)は、
京都の北野天満宮に祭られ「天神さま」として親しまれ、全国に1万数千の天神社がある。

 特別展では、北野天満宮所蔵の神宝を中心に、ゆかりの美術工芸品や歴史資料などを7
章に分けて公開していた。

 それらの文書や絵巻、天神像、立像、経文、書状など、国宝や重要文化財19点を含め
平安から近代までの106点の展示を、2時間近くかけて観覧した。


 会場は撮影禁止だったので、パンフレットに掲載された展示作品の一部を紹介する。


              

         



    







 これら展示で、菅原道真の人物像や生涯、天満宮が神仏混合の地であること、足利将軍
家や豊臣家との関係、天皇から庶民に至る幅広い人々からの奉納品、50年ごとの遷宮の
ことなど、知らなかった北野天満宮のことをかなり理解できたように思う。

 そのあと、2階の総合展示室で「祇園祭-郭巨山(かっきょやま)の名宝-」と「京都
府内の学校所蔵考古・歴史資料展2」も観賞した(何れも撮影禁止)。



 さらに2階ロビーでの京の雛人形の展示を見て、13時55分頃京都文化博物館を後に
した。
         




 近くで昼食をしようとしたが、適当な店がない。


 博物館本館1階の、江戸時代末期の京の町並みを再現した「ろうじ店舗」にあった京都
有喜屋に入り、二八そばセットで遅い昼食にした。
    
  

 ろうじ店舗のほかの店も少しのぞき、もう一度別館に戻り、14時52分に出た。


    




 外は気温が下がって真冬のような寒さとなる。北野天満宮に回ろうかと思い、周辺を少
し探したがバス停がないので宿に向かうことにした。

 地下鉄烏丸線の烏丸御池駅から京都駅に行く。

 JR京都駅15時57分発嵯峨野線の嵯峨嵐山行き普通電車に乗り、16時08分に花
園駅で下車する。



 駅前から北東に進み、明日訪ねる臨済宗妙心寺の門前を過ぎ、その妙心寺経営のお寺の
ホテル、花園会館に16時20分過ぎに入る。


 今日の宿伯は、この妙心寺特別拝観県付き宿泊プランによるもの。



                              (歩数 11,300)






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