あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

東京都美術館の「第30回 新作家展」へ(東京・台東区)

2023-10-20 09:56:07 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2023年10月17日(火)

 千葉県のカントリーウオークグループ「とねるず」のメンバー、平松さんが出展されて
いる「第30回 新作家展」に、とねるずのメンバーが観覧に行くというので、私も同行
させてもらうことにした。
  
 集合はJR上野駅の公園口に11時。平松さんなど8人の皆さんが集まり、観覧の前に
昼食を済ませることにして、東京文化会館前から南(御徒町方向)へ向かう。

     
    改修工事中の日本藝術院の建物の先にムクノキの古木があり、幹に大きな空洞が。
          

     
      近くの木々は、まだ緑がいっぱい。


 上野駅の南側、上野公園の台地下にある「上野の森さくらテラス」という建物へエレベ
ーターで下り、1階の食堂街でそれぞれお好みの店で食事を済ませ、13時10分頃に上
で待ち合わせることに。


 私は、3人の方々と「喜乃字屋」という蕎麦店に入り、冷やしとろろ(630円)を。


     
 食事を終えて再び上野公園にエレベーターで上がり、「彰義隊の墓」のそばでほかの皆
さんを待つ。
     

 墓の横には、色づいたサンゴジュの実がいっぱい。


   すぐ南側にある上野公園のシンボルともいえる西郷隆盛像も、久しぶりに見上げる。
     
 高村光雲作で明治31(1898)年の落成、台上3.6m、地上からは7.2mある
よう。
     そばのイチョウの葉は、わずかに色づいている。
     

 彰義隊の墓のそばにあったアオギリの木が、今朝根腐れで倒れたようで、切って整理し
ていた。


 全員揃ったので会場に向かう。上野公園の東端近くから折り返して、ソメイヨシノの並
木の続くさくら通りの手前に平行する園路を東北東方向へ。


 清水観音堂↑の背後辺りで、ジュウガツザクラが咲いていた。


 その先に、「博士王仁碑」というのが2基並んでいる。


     碑の右にある博士像↓の下の説明は以下の通り。
     
 『王仁(わに)博士は、4世紀末 大韓民国全羅南道霊岩で誕生されたと伝えられ、「古
事記」「日本書紀」などによると、応神天皇の招聘により論語と千字文を携え渡来、皇太
子の 師匠となられ忠信孝悌を教えられたという。博士は孔子と比肩され、日本の飛鳥文
化を花咲かせた学者として崇められている』

 さらに少し進むと、junjunnさんの帽子にカマキリが。

 
 近くのソメイヨシノには、狂い咲きの花も見られた。


     清水観音堂の先には、「時忘れじの塔」がある。
     
 裏面には、「大正12(1923)年の関東大震災と昭和20(1945)年の東京大
空襲という、現在からは想像も出来ない悲しい歴史があるが、今、美しい上野の山を行き
交う人々に、そのような出来事を思い起こしてもらうとともに、平和な時代へと時をつな
げる心の目印として、この時計台を寄贈しました。」と刻まれ、

 建立寄贈者として「初代林家三平妻 海老名香葉子」と有志の方々の名が記されていた。


 その先からさくら通りに出て、さらに先へ。食事処 韻松亭前から上野大仏の斜面下に
進むとセンニンソウ↑が咲き、近くの分岐点にトーテムポールが立つ。
     
 高さ7m、翼の長さ4m、制作は日本芸術院会員の三坂 耿一郎(こういちろう)氏に
よる1964年3月の制作で、東京上野ライオンズクラブが寄贈したものという。

     そばの木はカクレミノだろうか、実が大きくなっている。
     

 上野駅から真っ直ぐに延びた通りと交差して、その通りへ左折する。その角には馬上姿
の小松宮像が。
     


 上野動物園の表門前を過ぎると、今日の目的の会場・東京都美術館である。
     




 敷地の入口付近に「イスノキ」というマンサク科の常緑高木があり、その名のように太
い枝張りに腰掛けられそう。
     

 入口に向かう広場に全面鏡面で球形の作品があり、太陽光を受けてまぶしい光を放つ。

 「my sky hole 85-2 光と影」  1985年 井上武吉作という。

     
 入口のロビー階に下りてから1階第3展示室に上がり「第30回 新作家展」の会場へ。
     


 第3展示室は4室に分かれていたので、反時計方向に順次一巡して観賞する。






     







 もらった出品目録によれば、この催しを主催する新作家美術協会の会員・平松さんなど
23点の作品のほか、委員21点、準会員14点、一般の方5点が出展されていた。




     



     





     



 作品の多くは100号前後からそれを越えるような大きなもので、 抽象画のような作品
も多いが、彩りがきれいで見栄えのする作品がたくさんあった。



     





     





     

          



     平松さんの作品は、最後の第4室の中央部に飾られていた。
     

 出展作品「滝」を囲み、平松さんを中心に今日参加のとねるずの皆さん。 



 さらにほかの作品も。


     








 ゆっくりと45分ほど作品を鑑賞し、13時30分頃に会場を後にした。

 なお、主催の新作家美術協会のサイトはこちらを

 この後皆さんは、ロビー階でミーティングをするようなので、失礼して館前の広場に上
がる。

 芝生広場のあちこちに展示されていた作品。まずは「三つの立方体 A」

 1980年 堀内正和 作

 「三本の直方体 B」 1978年 堀内正和作


 「メビウスの立方体」 1978年 五十嵐晴夫作

 第6回現代彫刻展 東京都美術館賞

 「P3824 M君までの距離」 1977年 鈴木久夫作

 第32回 行動美術展 

 入館前にも見た「my sky hole 85-2 光と影」の横を通過し、東京都美術館を後にした。




 上野駅に向かう途中、大噴水の前の広場にはたくさんのテントが並んでいた。入口にい
た警備の人に聞いたら、週末の10月21日(土)と22日(日)に開催される「東京都
都市公園制度制定150周年・上野恩賜公園開園150周年記念式典」の会場になるという。
                                 (写真は撮り忘れ)
 
 その情報はこちらのサイトに


 今日も上野公園内はかなりの人出で賑わっていたが、この催しで週末はさらに来園者が
増えそう。

       
  ユニークな動物園前交番の前を通過して、 JR上野駅には13時50分頃着いた。


 少し遅れたらしい13時51(53)分発、山手線内回り電車で池袋方面に向かう。




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コメント (2)
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