あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

秩父市中心街に残るレトロな建造物を巡る①(埼玉・秩父)

2024-11-28 17:47:59 | ウオーキング
 最近は原稿入力や写真の整理などに時間がかかり、投稿の間隔がどんどん遅れてしまい、
今回は半月近く前のレポートです。

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 2024年11月16日(土) (1/3) 〈秩父往還沿い〉

 11月14日の県民の日にあわせて発売される県内鉄道各社のフリーきっぷ、西武鉄道
では11月14日(水)~17日(日)に発売され、購入当日に限り県内の区間を何回で
も乗降できるので、これを利用して今日、秩父市内を巡ることにした。

      
 西武池袋線 西所沢駅の券売機でフリーきっぷ(800円)を求め、9時02分発下り飯
能行きに乗り、飯能で西武秩父行きに乗り換える。

 終点のひとつ手前、横瀬駅付近から望む日本二百名山のひとつ武甲山はやや霞んでいる。


 10時24分に西武秩父駅に着いた。





 まずは駅前の秩父観光情報館に入り、用意してきたガイド↓の最新版が無いか聞いたが、
数年前のもので現在はないという。
   

 それではと持参のガイドで、市内の中心市街地に残るレトロな建造物を巡ることに。

 駅前のイチョウは色づいているが、今にも降り出しそうな天気で色は冴えない。

 

 駅に併設の「駅前温泉 祭の湯」の土産物店街を少しだけのぞき、10時45分にスター
トした。


 東側に少し下り、秩父鉄道の御花畑駅西側の踏切を渡り北へ向かう。


 秩父三十四観音霊場の第13番札所慈眼寺は、寄らずに門前を通過する。


 秩父地方庁舎の辺りでは霧雨模様になったが、今日は傘は用意してない。



 すぐ先の十字路を右折して東へ少し、井上活版の小さな店舗の古い看板は逆版に!


 南東方に見える二子山も、霧雨に霞んでいる。


 秩父庁舎前の通りに戻り北へ、次の上町1交差点で県道73号線に出て、左折してすぐ
先にある矢尾百貨店へ。

 寛延2(1749)年に酒造業から始まったという、秩父で唯一の百貨店。1階の店内
のみ巡ったが、秩父の地場商品など魅力的な品ぞろいで客も結構入っている。



 2点ほど買い物をして店を出て、県道を東に向かう。


 沿道の両側には、古い商家などの建物が幾つか目につく。




     
      秩父童子像  
     
 本町バス停の周辺




 T字路の南西側にあった「本町 知々夫ブランド館」に入る。



 秩父夜祭りの紹介パネルや、秩父の小物などの販売もしていて休憩もできる。
     





 コーヒーセット(焼き菓子付400円)を注文して小休止した。


 次の本町交差点の手前に、2つの国登録有形文化財の建物があった。

 手前は旧新井商店の店舗と主屋・商品倉庫など。

 明治初期から大正初期建築のもので、北隣の皆野町にあった仲買生糸商・新井商店の建
物を移築したよう。


 東に隣接する国登録有形文化財の建物が「秩父ふるさと館」


 秩父銘仙や小物などの販売、「知々夫手づくり工房」、蕎麦処などあり一巡したが、買物
や食事は省いた。








     

 本町交差点を北へ、すぐ先の十字路の北東側に残る古い2階建ての建物。


 その十字路を右折、細い通りを東進すると、秩父の織物産業隆盛の頃の名残、ノコギリ
屋根の建物が残っている。

  
 道路南側のウルシが色づく。


 次の小さな十字路の北西側には、「たから湯」と呼ぶ銭湯の建物も残っている。


 その角を右折してを南へ、本町交差点から東に伸びる国道299号線・秩父往還に戻る。

     
 すぐ先の路地を北に入ると、蔵造りの建物が「ギャラリーかみいし」(入館無料)があり、
「森 花枝 個展」を開催中。
         




 不在だが「自由にご覧を」との書き置きがあり、一巡して観賞した。
     

          


 
 隣接する以前は映画館だったという建物。今日は貸切営業になっていて、間もなくコン
サートが開催されるようで入館者が並んでいた。



 すぐ先には、明治初期建造の商人宿を活用した「ほっとすぽっと秩父館」が。



 手づくり小物など彩り豊富な商品がたくん並び、休憩スペースもある。






     

 左手中ほどの棚の下には、100年以上前から内井戸として使われた古い井戸が残って
いる。

 「柞の井戸」と呼ばれ、井戸の水脈は「平成の名水100選」に選ばれた武甲山の伏流
水で、パワースポットとして人気のよう。



 入口横や縁側では地場野菜の直売も。


 東側の駐車場の奥には、やはり武甲山の伏流水だという「やまとの井戸」もある。



 次の、秩父駅前からミューズパーク方面に延びる通りとの交差点の先には、ちょうちん
店が。   


     


 さらに国道299号線を東へ、次の交差点の東北側に武甲酒造の重厚な店構えが目につ
いた。やはり国登録有形文化財である。
     


 入口上に大きな杉玉が下がり、店内にはたくさんの銘酒が並ぶ。




 普段わが家では日本酒は飲用しないが、正月用にでもと考え小さい300㎖の特別純米
酒「武甲正宗」(495円)を購入した。
                          
 秩父駅に通じる交差点に戻り、左折して秩父駅に向かう。古い食堂の壁面一面を覆うツ
タが色づく。


 道路の南面突き当たりが、秩父鉄道の秩父駅と地場産業センターの建物。
                                     


 1階正面が秩父駅の出会札口で、右手の「じばさん商店」に入ると、秩父市のイメージ
キャラクター「ポテクマくん」が迎えてくれる。


     

 すぐ横のコーナーは「駅そば屋 ははそ」で、その奥では秩父の産品や土産物などを販売
している。



 13時近いので、まずは駅そば屋に入り、肉汁うどん(880円) を注文にして腹ご
しらえをした。                              〈続く〉      
 

 



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4 コメント

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レトロ建造物巡り (ウォーク更家)
2024-12-02 19:07:59
素敵な雰囲気の町並みですね。

お陰様で、私自身が、秩父の市街地のレトロな建造物を巡っている様な気分になりました。

ありがとうございました。
返信する
この後にも (saikoroat)
2024-12-03 09:41:59
天気は冴えませんでしたが、わずかな距離の中にいくつものの古い建造物が残っていました。
この後も紹介しますので、またご覧下さい。
返信する
懐かしい (H.T)
2024-12-03 14:13:44
川越は日本文化の伝統が残る素晴らしい町並みです。
家が板塀に囲まれた写真見て、幼き頃育った甲府の借家の板塀が脳裏に浮かんできました。
日本文化伝統の町並楽しみました。
返信する
今回から秩父を (saikoroat)
2024-12-03 21:10:24
川越の街並みは多くの観光客に人気ですが、今回からは秩父の街並みです。
秩父の中心街にも、予想以上に古い商店や民家などが残っていました。
返信する

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