2020年12月上旬
我が家の番犬:チワプー(チワワ×プードル)のレオ君は、昼夜玄関先に出ては、見知らぬ人や通りかかる散歩犬に吠え掛かるのが仕事です。
今までは、白い発泡スチロールの箱をひっくり返した物が、番犬台でした。
夏は日照りの中でも頑張っている忠犬です。
妻が、レオ君のための番犬小屋を作りたいと、材料まで買ってきましたので、作るしかありません。
特に図面を作らなくても、この材料に合わせて作るしかありません。
柱が4本、柱を繋ぐ横木が12本、板が6枚!
《これじゃ、足りるわけない》と思いながらも、作れるだけの作業を開始しました。
いわゆる≪打ち付け(うっつけ)大工≫にするか、丁寧に作るかで迷いますが、特段急ぐ必要もないので、{軸組}で丁寧に作ることにしました。
鑿ノミでほぞ穴を掘り、そこに横木を突っ込んで、組み上げるやり方です。
面倒なほぞ穴作りです。
1本の柱に4箇所、16箇所もほぞ穴の♀を彫りました。
方や横木は、ほぞ穴に合わせて刻みを入れます。
全部で8本の両側を♂にするために、鋸とノミで16箇所切り欠きました。
さあ、うまく入るでしょうか
ちょっとキツイですが、カンナで削ったりはせず、《木殺し》で入れます。
ハンマーで叩き潰す感じで圧縮し、それを突っ込むやり方です。
少々キツイ程度なら、これで入れば自然と膨らみ密着度が増し、釘も要らなくなります。
さあ、やっと一箇所出来ました。
こうやって、木槌で叩きこんで、組んでいきます。
形に成ってきました。
屋根は片屋根なので、左辺の柱が長く、右を短く斜めに切っています。
足りない屋根と床板の材料は、ストックのコンパネ合板12mmを使いました。
ますます、らしく成ってきました。
さて、側面の壁板を コの字型 に囲う板をどう取り付けるかです。
これも≪打ち付け(うっつけ)大工≫にするなら簡単ですが、釘ばかり目立って、錆でも出たら汚くなります。丁寧の一環で、 {桟木押さえ} で固定することにしました。
ストックの12mm×14mmの細長い桟木を切って準備します。
細いので割れ防止のために0.8mmのドリルで、釘穴をあらかじめ空けておきます。
次の休みで追加の板も購入し、側面を覆う横板(壁板)を準備しました。
柱に桟木を2列、板の厚さ+αの間隔を空けて、上からスライド挿入で積んでいきます。
レオ君が歯固めで板の縁を噛んでも、そこだけ引き抜いて交換も出来ます。
さて、屋根は片屋根で斜めになっています。
一番上の壁板を斜めに切らねばなりません。
曲げ尺を当てて罫(ケガ)きます。
丸鋸でジャンと切りました。
1枚の板の対角線半割で2枚の▼▲が採れました。
下の板とは、釘と木工ボンドで接着しています。
屋根板と床板は、掃除をしたり、雨で合板がブカブカになったら取り替えしやすいように蓋的にしました。
防水防腐の塗装は、妻と一緒にしました。
二度塗りも乾いて、完成です。
入り口は横板壁板がありません。
写真の左側が道路で、ここから通る人や動物たちを監視しています。
小さな猛犬、いや忠犬レオ君がさっそく入ってくれました。(駐車場側の監視!)
道路側へはなかなか向いてくれず、良いショットが撮れませんでした
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