Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

竹垣用の竹準備

2020年12月21日 23時06分27秒 | 日曜大工

2020年5月下旬から12月下旬

クリ園の上は孟宗竹林で、密植軟弱なため栗の上に倒れこむのが毎年20本くらいあります。
それを伐採除去して日当たりを良くするのも役割です。
手作りの馬 にこうやって乗せると、長い竹を道路に引きずる事無く持ち帰られます。


実家に運び込むと、丸鋸テーブルソーをセットして、約90cmの長さに玉切りします。



だんだんたまって来ました!
(実は、6~9月まで、梅雨と風で竹は倒れ続けるので、こんな繰り返しです。)

90cmの玉切り竹を、この6辺竹割器を使って割ります。



最初は、こんな感じで竹割器を下にして、上から竹を叩き打ち込みます。

地面に着くと、ひっくり返して、竹割器の取っ手を両手で持ち、叩き割ります。(鋳物なので金属の金槌で叩くと、竹割器自体が割れます!)



6等分の竹辺がたまっていきます。
この後、鉈(ナタ)を使って、節を全部削り落とします。
(撮影しましたが、写真見つけられず)
300枚位出来て、平均3節で、1,000節位落としました。



12月上旬

この間、間がずいぶん空きましたが、以前紹介した、ドラム缶の半割り を準備していました。
ところが、ドラム缶の高さは90cmで、竹が90cmだから、入りきれないとわかり、新たな作業が出てきました。

再び丸鋸テーブルソーの出番です。
20リットル缶で作った塵取りを、端切れ受けに準備しています。



左手のデスクを壁にして、丸鋸の位置まで85cmを決め、約300本をジャンジャン切りました。



半割したドラム缶に入れてみました。
ツッカエル事無く、綺麗に入ります。



12月上旬

ドラム缶鍋を据える『竈(かまど)』づくりです。
畑に穴を掘りました。



計画的に山から掘り出していた軽石(軽石と言えども、水分を吸うととても重いです!)
をレベル(水平)になるよう調整し設置。

自宅から約30mホースを引っ張り、100リットル注水。
バンバン、火を燃やしました。



30分ほどで、100リットルの水がブツブツを泡が立ち始めました。



いよいよ竹を投入しました。
沸騰の湯が急に落ち着き、しばらくすると次は竹の煮える音?
『キーン、キューン、キュイーン・シュバ・シュバ・シュバッ!』




5分ほどで、再び沸騰。
地獄の釜茹でです。
『ジューン、クツクツクッツ、キューン、シュバ・シュバ・シュバッ!』
と、強い火力に湯ははじけ飛び、竹は踊りだし、この密集の中で対流の動きです。



どれくらい茹でたら良いのか分かりません。
そもそも、竹の茹でや火あぶりは、竹の中の油を熱で取り出し、居るかもしれない虫や卵を殺し、長持ちさせるのが目的です。

湯で加減の変化を観察しました。
約15分で竹の表面には油が滲出した感じがあり、冷めた竹の表面を指でなぞると『垢を擦る様な、引っかかり』の抵抗感があります。
15分も茹でたら、油も滲出出来ると判断しました。

これは、半割りドラム缶のやや小さい方です。
これにフォークを使い掬い出し冷えるのを待ちました。
その間、次の竹の茹でにかかり、5回茹でました。



多分自然と乾くと思いましたが、今年の夏に台風でやられた自然薯の棚を、頑丈な木製架橋式に作り替えた棚がありましたので、これに約300枚を干しました。



天気も良く、自体の熱と乾いた風に吹かれて、すぐに乾きました。



思ったよりも綺麗な色に茹で上がりました。



保管中の乾いた茹で竹です。



その間、エンジンオイルの交換廃油を約60リットル集めました。



竹のオイル漬けです
昔から、竹や木には、廃油を塗ったりして、防腐、風化防止をやっていましたので、それをこれにも試すことにしました。



浸漬期間は実家に帰るタイミングの7日間としました。



油切りをどうにか考えないといけませんが、20リットルのペール缶に立てようと思っています。

さて、実家はこの様な石垣で囲まれており、竹垣の総延長は家の裏も含めて約30mもあり、今回準備したのは約20mあるかないかです。
あと、150枚・・・玉切りで25本・・・1本の竹から3本の玉切りを取るとして、あと8本くらいの孟宗竹を伐りだし、同じ作業をしなければなりません。

この写真には、白い長靴が見えますが、親父が92歳の12月上旬に庭木の上に登り剪定をしているところです。




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4リットルオイル缶で塵取りづくり

2020年12月21日 21時22分35秒 | 日曜大工

2020年12月20日

貴重な日曜日、一日家に居ました。
コロナ回避でじっとしていたのではなく、お正月前家ですることも多いのです。

夕方やっと自由な時間が出来、かねてからの課題『塵取り』づくりをしました。
(塵取りなんてお店にたくさんあるし、手作りする必要ないんじゃ?)

作るのは、コイン精米機からもらう『米ぬか掬い』なんです。
米ぬかを入れるコンバイン袋の口の大きさには、この大きさがちょうど良いんです。
写真は、数年前のオイル交換で出た空き缶で作ったの物ですが、縁がくたびれてきて、取っ手も無くなっていました。




先日の薪割り機の油圧に補給した、作動油の空き缶(4リットル)を使うことにしました。



先ずは、掬い口の所に、『鏨(タガネ)』を打ち込み、トタンハサミの切り口を作ります。



トタンハサミで”折り代(オリシロ)”を残して切り進みます。



4辺を折り代残して切断します。
鋭い切り口なので手袋は必須です。



現在使用中の改善対策として、縁のへたり防止のため、丈夫な針金を入れることにしました。



折り代に巻き込んでいくのですが、これがなかなか思いどうりにいきません。



金槌でトントン巻き込むものの、叩いていると、最初の方が飛び出したりします。



そこで、バイスプライヤ(挟んだ位置を維持できる)で挟んで貰っているうちに、ぐるっと叩き進みました。



完成です。
30分くらいで出来ました。
ホームセンター ハンズマンのテープシールがありますが、ハンズマンには売ってありません!



叩き痕が残っていますが、使用には問題ありません。



最初の投稿後、実際に使っている画像です。
こんな感じで、コイン精米機のヌカ部屋に入り、たまっている米ぬかを掬います。



入れる袋は、コンバイン袋です。
この袋の口の大きさと、ちょうどいいんです!



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