いい映画でしたね。
ジョン・F・ケネディというスーパーヒーローの後の大統領職を思わぬきっかけで継ぐことになったリンドン・B・ジョンソンが主人公です。
上院内で強力な政治力を持っていたジョンソンの影響力を弱めつつも、政権としての統治能力を高めようとするケネディの思惑。南部出身のジョンソンは、ケネディとは対極ともいうべき政治的立場にありましたが、ケネディの反対勢力封じ込めの目論見から副大統領に就任しました。
1963年、ダラスでのケネディ暗殺。突然の大統領就任にジョンソンの苦悩は始まり、そして「ケネディの成し得なかった目標」を引き継ぐ決意を固め、それは、その悲願の達成に終わります。
国民的ヒーローを継ぐ者の苦悩に満ちた生き様をしっかりと描き出した作品だと思います。