2016年に公開された日本のアニメ映画です。
同名のコミックを原作とする京都アニメーション制作作品です。
なかなか扱うには厳しいモチーフですが、大仰な演出もなく、登場人物の個々の心情や人間関係が自然体で描かれていました。実写版になると、そのあたりに“ワザとらしい演技” が入り込みがちなので、その点 “アニメ作品” として作られたのは正解だったように思います。
公開時の評価も高かったようですが、確かに、いい作品でしたね。
2016年に公開された日本のアニメ映画です。
同名のコミックを原作とする京都アニメーション制作作品です。
なかなか扱うには厳しいモチーフですが、大仰な演出もなく、登場人物の個々の心情や人間関係が自然体で描かれていました。実写版になると、そのあたりに“ワザとらしい演技” が入り込みがちなので、その点 “アニメ作品” として作られたのは正解だったように思います。
公開時の評価も高かったようですが、確かに、いい作品でしたね。
2023年公開の日本映画です。
『女子高生の放課後アングラーライフ』というライトノベルが原作の作品ですが、“釣りが趣味の女子高校生たちの青春ストーリー” というちょっと変わった設定がいいですね。
物語の方はといえば、設定の捻りのわりには、ストレートな「友情モノ」です。主人公を含むグループ4人の性格付けがなかなかに絶妙で、好感度maxです。まあ、“映画” に何を求めるかですが・・・。
あと印象に残ったのは、脇役で登場していた、中山忍さん、西村知美さん、藤田朋子さんの3人。
私の年代は、こちらのインパクトの方が大です。(久しぶりに「平成ガメラ」を観ましょうか・・・)
2022年に放映されたテレビドラマです。
「タツノコプロ創立60周年記念ドラマ」として制作されたとのこと、池田エライザさんの初主演作でもあります。
原作は、今から50年近く昔のテレビアニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」で、私もタイトルぐらいは知っていますが、実際に観たことはありません。まあ、この作品自体、原作との連続性はなさそうですね。
観通しての感想ですが、正直、かなり期待外れでした。
テーマ自体が扱いづらいものだったせいもありますが、全編、どんよりと沈んだトーンで、エンタメ作品としての “華” がありません。
本来であれば、その“華”となるべき主役の池田エライザさんも、全く彼女の魅力を発揮できなかったようです。
1998年に公開された日本映画です。
愛媛県でのオールロケ作品とのことですが、ご当地プロモーション色はまったくなく、とても素直な “青春映画” でした。
映画の舞台は高校のボート部、主人公も高校生で、主役の 田中麗奈さんも当時はまさに同年代。いい個性を発揮していましたし、共演のみなさんも清々しくて、とてもよかったです。
物語としてはかなりあっさり目。とはいえ、このくらいの濃度がこういったほのぼの系のテイストの作品には相応しいように思います。
観終わって気づいたのですが、制作に周防正行さんの名前もありました。「なるほどそうか、」といったところですね。
2023年に公開された日本映画です。
大人気のコミック「キングダム」の映画化第3弾。私は、原作のコミックは読んだことがないのですが、アニメはシーズン5まで、映画も第1作目からずっと観ています。
そのうえでの感想ですが、映画版はどうにも “今ひとつ” 感が拭えませんね。
キャスティング面では、山﨑賢人さん、吉沢亮さんをはじめ長澤まさみさん、そして大沢たかおさんとなかなかの面々が登場していて、原作のキャラクタのイメージをうまく演じています。
問題なのは、長編ものをいくつかのパートに分けてシリーズ化する際の “構成” にあるようです。今回は大きく2つのエピソードが描かれていましたが、それぞれが単独で全体感がありませんでした。
さて、第4作目はどうしましょうか・・・。
2023年公開(日本では2024年)のアメリカ映画です。
「エクペンダブルズ」シリーズの第4弾ですが、ここまで劣化すると観続けているファンは熱狂的な「シルヴェスター・スタローン」オタクの方々ぐらいでしょう。
そのスタローンも、最初と最後に顔を出すだけで、あとはジェイソン・ステイサムが暴れ回るシーンで埋められてストーリーは何もありません。
“ニューブラッド” と銘打っていても、新顔のメンバーたちは本作から唐突に加わっただけです。それぞれに加わるにあたってのエピソードでも準備されているのであれば少しは興味が沸くのですが、そのあたりも完全にスルーです。
まあ、本作、正直、脚本も不要だったと思いますね。
2005年に公開されたアメリカ映画です。
“トレジャーハンター” をモチーフにしたアドベンチャーものは、「インディ・ジョーンズ」シリーズをはじめとしてそれこそ枚挙に遑がありません。それだけに作品の出来は玉石混交です。
本作品はといえば、私としては予想以上に楽しめましたね。
ストーリーも2つの柱をうまく絡めながらテンポよく展開されていましたし、エピソード間のつなぎや危機からの脱出シーンもよく工夫されていたと思います。
そして、何より マシュー・マコノヒーとペネロペ・クルス、それにスティーヴ・ザーンを加えた主人公3人のキャラクタがうまく嚙み合って、観ていても爽快感を感じる軽快な仕上がりのエンターテインメント作品でしたね。
2012年公開のアメリカ映画です。
クライム・サスペンスといったジャンルの作品ですが、正直なところ、小さく薄っぺらな内容ですね。
ブルース・ウィリスは出演していますが、単なる大ボスの役で別に彼である必然もありませんし、別の言い方をすると、このころの彼は、こういった役回りが定番になっていたということでもあります。
ストーリーもキャスティングも、これといったウリが感じられない “平凡な作品” ですね。
2023年公開のイギリス・アメリカ・フランス合作映画です。
リーアム・ニーソン主演のサスペンス作品ですが、事件が起こる空間が限られていて、登場人物も少人数なので、こじんまりとした出来にとどまってしまいました。
真犯人も途中からミエミエになって、そのうえ犯行の動機も納得感がないので、ミステリー的な謎解きの楽しみも中途半端です。“可もなく不可もなし” といった印象の作品ですね。