せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

漆喰は初めてでも塗りやすい!?

2011年05月03日 | 検討中プロジェクト

先週末、工務店さんのご厚意で、漆喰体験をさせてもらう。

セルフビルドのしやすさの確認のためです。

↓塗る前、ボード、道具、材料が準備されていました
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建て主様は、珪藻土の塗体験は材料メーカーにて、既に経験済。

漆喰は、はじめて。

お子さんも含め、ご家族皆さんで体験してもらったのですが、なかなか皆さんお上手でびっくり。

エプロン持参で、張り切ってくれたKくん。
何回も挑戦してくれて本当に得意でした。

好奇心をもって取り組んでくれると、準備してくれた工務店さんも張り合いが出ると言うものです。

Y建設のこちらもKさんが、これまた塗り方の説明がとても丁寧でした。

あら、元左官屋さん?と突っ込みも入れながら・・・。

塗り方の説明、コテに沢山付けて一気に塗るのがコツ、大胆に!!
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お子さん相手にボランティアでサッカーも教えているというだけあって、教え上手でした。

そのお陰もあってか、漆喰の方が塗りやすいね!という結果に。

何度も塗り直しが効く漆喰の方が、セルフビルドには軍配が上がりました。

↓塗った後、コテの後が良い味わいに
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家相のチェック

2011年01月27日 | 検討中プロジェクト

家相のチェック、普段は特別には行っていません。
風水や家相にとらわれ過ぎてしまうと、自由な設計が出来ないからです。

実際に、建築家で取り入れている方でも、100%満たすことは難しいとはっきりおっしゃっていますね。

それに、日当りや風通しを考えていけば、自ずと風水などの基本的なことは抑えられるとも思っています。

そんな私が、今日は家相のチェックです。

といっても、一部気になるところがあるので、大丈夫か?という建て主さまのご要望から。

住まいづくり、少しでも不安要素をなくしておきたいですものね。

間取りのやじろべえを作って、重心を出します。(だそうです。家相の本より)

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↑プランを厚紙に貼ってバランスの取れる位置を出す。

設計していて、何となくこの辺りが中心かなと思っていたところが、まさに重心でした。

家の重心がでると、次にそこからの方位を出して、チェックします。

結果は、クリア。正直なところほっ。

良かったと思いつつ、感覚でバランスを見ながらプランニングしているけど、まんざらでもないと言った結果でした。

八角形の図式は、手元の専門書のコラムコーナーにあったものをコピーして使ってみました。念のため、専門書を普段からチェックしておいて良かったというところでしょうか。
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ボリューム模型で検討

2011年01月12日 | 検討中プロジェクト

設計中の建物のボリューム模型を作る。

暮れから取り組んでいたのだが、今一つ決定打に欠けていた。

そこで、近隣の建物も配置して、バランスを見てみることに。

こどもの熱でここ数日間休みを取ってしまい、スタッフが作ってくれた模型をチェック出来ずに連休を明けてしまったが、今日やっと方向性が見え、ほっとする。

シンボル的な屋根をかけるかどうか。
↓有り
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↓なし
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テラス部分の高さを建物と一体にするか、分けるか。
↓一体型
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↓分けた時
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モデルを分解出来るように作り、数パターンを比較しながら、選択して行く。

私が休んでいる間に、スタッフのUさんが作ってくれた近隣建物が、ボリューム模型にしてはちょっとリアルすぎて(相談出来なかったから、しかたがないよね)本体の方とバランスが取れるかしら?

とやや不安だったものの、並べてみるとかえってスケール感が出てgood!

Uさんありがとう。今回スケールが小さいので、作るの大変だったと思うのだけど、感謝、感謝。本当に助かりますね。

施設のボリュームもあるので、コスト削減と圧迫感を減らすため、高さを低く抑えようとして作った本体だが、並べてみて、もう少し高さが合っても良さそうと判断。

そうすると少し納めも楽になるし、見栄えもするし。よしよし。この方向で行こう!


引退後のリフォーム(リノベーション)

2010年05月17日 | 検討中プロジェクト

100517 引退後のリフォーム(リノベーション)

長年働いて、引退後の生活を自宅で悠々自適に暮らしたい。

しかし、我が家もそろそろ経年変化で手を加えないと。

と考えていらっしゃる方、多いのではないでしょうか。

毎年、出会いと別れがある春の季節を経て、暦はもう初夏。(5/14が新月。旧暦では4/1に当たり、今年はこの日を境に季節は夏です)

この春に引退された方、来年引退される方など、さぁ、じっくりと取り組もうと気持ちも高まる季節です。

今年は夏が短いようです。あっという間に秋を迎えることでしょう。

秋に向けてのリフォーム相談も、そろそろ始動体勢です。

まずは、イメージや整理するものの話を聞くことからです。今回は遠方なので、取り急ぎ、水廻りのカタログをお送りし、それを眺めながら気分を盛り上げてもらっています。

引退後のリフォーム(リノベーション)は、老後の生活を見据えて、元気なうちに、手を加えるのが一番のお勧めです。