![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5a/474abec7b00ecd74cd07fb8852cd4d41.jpg)
↑ 写真は、試しにヒノキの色合いと、
オーダー手すり金物の相性を見ているところ
昨日の店舗改修工事の続きです。
さらに、このあと、安全対策として
階段への手すり設置も予定しています。
階段に手すりがない!?
驚きますよね。(私も驚きました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/62/e00e247c315157e67d04907f220c27ba.jpg)
物件を購入されて、リフォームしながら
改善していかれているので、
最初から万全な空間ではないのです。
こういうことも有ります。
店舗系は、むしろ、最初から、
条件が整う方が、珍しいかもしれません。
それが、私には好都合でした。
「手すりは、どんなものになりますか?」
と依頼主さまに聞かれて、
内心提案したいものがあったので、
思わず、ほくそ笑んだのでしょう?
「なんだか、嬉しそうですね。」
と、言われてしまいました。
(すぐに顔に出るタイプ,笑)
これまで、木手すりといえば
堅木の集成材を用いてきました。
日本の木の手すりは、
角型や平形で設置されている事例は
多々見てきました。
しかし、まるっこいもの、握り易いものは
なかなかないのです。
製作したら、高価になるかなぁ。。。と、
依頼主さまには、
なかなか提案しにくかったのですが
ぜひ、日本の木で作りたいと思っていたのでした。
内装の多摩産材(東京の木)を依頼している
東京の製材屋さんから、
「手すりの要望はよく頂くのだけれど、
まだ、作ったことがない。」とのこと。
「今回、実験的に、作るから」と、見積もりでは
リーズナブルなお値段に!
ありがたい!
早速、チャレンジです。
工事の規模が小さくても
どんな仕事でも、楽しみを見つけたい設計者。
新しいチャレンジを1個でも
させてもらえたら、嬉しいのです。
実は、困ったことに、こうなってくると
既製品の手すり受け金物では、合うものがない!?
丸型手すり用が一般的。受け金物部分が丸いのです。
今回は、平形にする必要があります。
そこで、今度は、金物を製作してもらうことに。
しかも、こちらも、既製品と変わらないお値段で!
私の日本の木のものづくりを
理解してくださっているお仲間だからこそ
のお値段です。
ありがたい!
月曜日には、サンプルが現場に届きました。
月曜日には、サンプルが現場に届きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/4b/ad63a5ee9118e46a2b35d44e8e506f22.jpg)
ヒノキとの相性を見てもらったら、良い感じ〜。
(最初の写真)
2期工事の手すり設置までに、
コツコツと金物を作ってくださいます。
もう感謝しかありませんね!
いつも、思うのですが、
私自身が、依頼主さまの予算や工期の制約で、
できないかなぁ〜と、
提案を諦め気味になっている時、
救世主のように周りに、助けてくれる人が現れます。
だから、ものづくりのこだわりを、
諦めてはいけない。。。
と、感じています。
無茶や、無理はご法度ですが、
皆が、やってみたい、作ってみたい
そう、思えるものを、面白がって、楽しく、
これからも、続けていきたい所存です。