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飛行機に乗ると、下界が雨でも雲の上は晴れていることがわかります。
この上空のように、いつも晴れでありたいと思ってしまうのは
私だけでしょうか。。。
先日の連休は、くまもと型復興住宅の打合せでした。
北に南に引き合いを頂き、有難いことです。
皆様、新築するなど、人生において急なこと。
元々あったお住まいを解体しての新築。
ご要望は叶えてあげたい。一方で限りある予算。
う〜むと毎回、悩むこともしばしば、笑。
もちろん設計はいくらでもできるのですが
ご要望が膨らんで予算がそのままでは、泣くのは工務店さん、
建主、施工、設計の三位一体で乗り越えたい私としては
施工店に損を出させるわけにもいきません。
大胆な設計、面白い空間構成、、、秘めたアイデァは胸にしまい、
予算との折り合い、生活面での工夫のしどころ、
基本的な痛風や採光を重視して、
気候風土に沿った木の住まいにふさわしいデザイン、
けれど、「ちょっと新鮮な感じ」を心がけて取り組んでいます。
一生のマイホームづくりですものね。
産み出すプロセスも含め、依頼主の皆様には
楽しんでいただけたらと思っています。
そんな中で、元気を取り戻してもらうのも一つの目的です。
そう考えるようになったのも、合氣道との出会いのおかげです。
熊本に戻ってきての私自身のお楽しみの一つは
合氣道の道稽古。
先日、久しぶりにお仲間と稽古ができて
気持ちもスッキリです。本当に地震後に始めて良かったです。
自分を見失わないためにも、、、
心を落ち着けるための稽古。
わがままに参加させてもらっている私ですが、
邪気のない、良い氣の人々の中に混ぜていただくことは
本当に心身が洗われます。
氣の学びを生かして、自分だけではなく、落ち込んでいる人々にも
元気を、ポジティブシンキングを提供しようというような内容が
「誦句集」に書かれています。
この句を誦える時、思い出すのが被災した方々。
住まいづくりを通じて、元気に、前向きになってもらえたら、
と想いがめぐります。
そして、私自身も、「建築は自然の猛威に太刀打ちできない」という
無力感から脱し、
ものづくりに、やっぱりチャレンジしたいと思うのでした。
人間ですから、落ち込まないことがないと言えば嘘です。
落ち込んだ気分を払拭するのに
最近は寝る前に中村天風氏の本を読み返しています。
「お布団に入るときに布団に礼を言って寝る」習慣だった故中村天風氏。
感謝の気持ちがそこまでには、
まだまだ達していない自分も省みながら
今日も、家と仕事と家族と、そして友人のいる自分の人生に感謝して
また、やっていこう!と氣力をアップして、
句集にあるように、
周りの方々と一緒に明るく進んでいけたら幸いです。