国産材の床材と言えば、スギ、ヒノキが一般品。
その中でも節あり、節なし、など様々な等級(グレード)があります。
今日は、美的グレードではなく、実用的なお話。
学童クラブの床選びに保護者の皆さんにお見せしたのがコチラ。
1)ヒノキ節あり
2)スギ節あり
3)スギ圧縮材、35%と50%
4)スギ浮づくり仕上
↑置いている床はサワラ10年経って亜麻色に。ヒノキもスギもやがてこのようになります。
冬場のビニル床の(塩ビシート)が冷たくて、児童が学童をやめていくというピンチ!
横浜の学童保育は市の補助金も頂いていますが、
児童が減れば収入源も減り、保育の月学費用がアップしてしまうのです。
補助費用も人数が少ないと補助額も下がります。
運営は保護者。
そこで、代々の保護者が積み立てた改修費を使って電気式床暖房を入れるということになりました。
ちょっと待って!
新しく入った保護者は慌てました。光熱費などもアップする。その辺りはどうするの?
ちょっと待って!
そんなに子どもを甘やかしていいの?家に床暖房なんてない。
という声が上がり・・・。
スギ板でどうよ。
と、私の提案。
あったかいし、夏は涼しいよ~。
皆、興味津々。サンプルをお見せしました。
各自が実際に触ったり、床に置いて足で乗りビニル床との違いを体感してもらうと
「うわぁ、あったけぇ。」
だよね。
ただし、スギ板は傷がつきやすい。圧縮木材もあるよ~高価だけどね~。
学校の床に最適。傷を気にするなら一番のお勧め。
一番の暖かみなら浮づくり仕上。
傷も目立たない。ペットを買っている方などにもお勧め。
暖かみもあり、傷もつきにくいのは、ヒノキ。
指導員さんから、子どもがおもちゃを落としたり沢山傷がつく。やっぱりそれが良い。
ということで、ヒノキ節あり(薬剤処理なし、節穴埋めなし)に決定。
使いながらの工事ですから、少しでも子どもの身体へのリスクを減らしたい。
工事は、子どもが少ない夏休みかつ日曜日の工事。
それから、一年。そう、今日は一年点検でした!
余った材で設置したスノコも活躍。
コマ回しで床に傷がつくので無垢材は困るという声に中止しなくて良かった。
ちゃんとベニヤを敷いて、そこでのみ遊ぶと、子ども達もルールを守ってた。
出来た当初は、こども達が気持ちい~と寝そべっていたというお話し。
まずは、良かった。
ほっとしながら、こども達を受け止めてくれているヒノキに感謝しました。