せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

仲間に恵まれて

2011年10月29日 | ワーク・ライフ・バランス

あ~、なんでこんなにスケジュールが重なるんでしょう!

前々から決まっていた学校行事。お手伝いを買って出ていた後に決まった研修会。しかも、トークの一部に参加するので責任もあり。会場と講師の方の都合から、日程の変更は出来ないので、研修会受付や準備は仲間にお任せに。

更に、実は今日は現場の構造見学会。こちらはスタッフにお任せ。

自分にしか出来ない部分にのみ参加するという状態。

それにしても、皆さまのお陰で綱渡りが出来ています。

学校行事は久しぶりに女の園!? ママ達のおしゃべりに、私も一応一人の母として、女同士の会話を楽しむ。途切れない会話に、仕事モードと全く違う世界に癒されますなぁ。もっぱら指示受け役ですが。

準備に余念のないお母さん方に脱帽しつつ、こども達の笑顔に元気をもらい(寝不足が吹き飛びます!) はつらつとした朝でした。

午後からは「発達障害の環境整備研修会」。ずっと温めて来た想いが実現出来そうな予感。こちらも素晴らしい仲間に恵まれて、小さな夢が大きく膨らむ一日となりました。

そう、世の中を変えるには一人の力では無理。志しと希望を共有出来る仲間がいて初めて出来ること。心強い方々に恵まれて懇親会では赤ワインと共に幸せを噛み締めました(K先生のおすすめイタリアンは旨かったです.Thanks!)

具体的にどうしたいのかは、なが=くなるのでブログでは割愛しますが、追々実現して行こうと思います。

更に、建築士会の仲間には仕事がちょっと大変な過渡期でという話をしたら、私が担当の企画を事前に皆で話し合って、忙しくても出来ることを考えてくれたり、アドバイスしてくれたり。私のために時間を割いてくれる仲間には、本当に涙が出そうなくらいに感謝で一杯の一日でした。

辛いこと、苦しいことがあっても、こうして著尻が合って来るのかな。

一人で抱え込まないこと、一人で悩まないこと。

そんなことを改めて思った一日でした。


現場の定例打合せ

2011年10月26日 | a01監理_神奈川県 横浜市S邸新築工事

昨日はS邸の現場打合せでした。

上棟したので、土台に合板を渡してテーブル代わりとし、土台に腰掛けて話します。

夏の暑さ、冬の寒さはこのスタイルはなかなか応えますが、この季節はとても過しやすいですね。

お陰で打合せもサクサク(!?)進みます。

本当は、事前に質疑を挙げてもらっているからなのですけどね。

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↑登り梁を採用し屋根の空間の一部も室内の空間に取り込み広く見せます。

細かい納めなどは、構造体や現場の様子を見ながら決めて行きます。

来週には中間検査を控え、軽微な変更届提出、検査の申請など雑務も行いながら現場での納めを決めて行くので、ここしばらくはやや大変でしょうか。

週末には、建て主様のご厚意で、構造見学会も開催予定。
工事途中の珍しい見学会です。
工務店さんも施工に自信があるからこそです。

ご興味のある方、良かったらいらして下さい。

詳しくはHPのニュースにて
http://www.mk-ds.jp/news/2011/10/1026up1029.html


こどもの歌声に心癒されて

2011年10月23日 | ワーク・ライフ・バランス

こどもの学校が開放週間だそう。

ここのところ、こどもと過ごす時間が少なく、何をするのか聞けていない。

家事をしながら、こどもが歌っているのを耳にする。もしかして、歌をうたうのかしら?

洗面所で鏡に向って練習している。その姿で、きっとそうだと確信する。

昨日は土曜日授業参観。4時限すべての授業が見学可。

2時限目の音楽から参加する。体育館での発表では、姿は遠く小さいのだが、何だかじんわりしてしまう。

こどもの歌声って素敵ですね。久しぶりに気持ちが温かくなりました。

ときどきは、私も歌を歌ってみるといいかしら・・・。

その後2時限分授業を見学して、立ちっぱなしは結構疲れました。

先生はこれが毎日なのか、と思うと本当にご苦労様です。

しかも、一日大きな声で話すのですものね。エネルギーがないとできないお仕事だなぁと感謝の気持ちで見学しました。

先生が返すドリルに○が付いてないと、こども達のブーイング。
先生、土日頑張るからと返事。丸つけくらい親がしますよ~と言いたくなりました。

先生方の仕事が増えていて大変とは聞きますが、先生も家庭のある身。どうぞ無理をなさらないで!!


原寸検査

2011年10月21日 | a02監理_神奈川県S保育園新築工事

昨日は、原寸検査でした。
S保育園のホールの柱、梁が工場に搬入されていました。

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いよいよ加工スタート!と思うとゾクゾクしますね。
私が行うわけではないですが、大工さんの墨をみて、ますますワクワクです。
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大人ですから、声は上げませんが、木材を見ているとにやけて来ますねぇ。
正直に嬉しいです。

乾燥が十分か、強度は確かか、など重要なチェックポイントもありますが、まずは、木材に「お前達良く来たねぇ」と声かけ。

あ、心の中でですが。現場から変な目で見られますからね。

ただでさえ、口うるさい監理者ですから。

丸太は奈良から。梁は栃木から。

山で過ごした時間と同じ分、建築になって長生きしておくれ!
そして子ども達を温かく見守っておくれ!

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↑燃え代の部分もみて330φ樹齢何年でしょう。

大工さんと現場の方には、楽しんで頂きたいなぁ、そして、これから慎重に間違いのないように加工をお願いしたいと祈るような気持ちで工場を後にしました。


木のことを知りたくて

2011年10月20日 | ものづくり

昨日は「人と木と建築」セミナーに参加する。

役をしてしまっている会のどうしても抜けられない会議が朝からあり、それでも途中退席で移動したのだが、大幅に遅刻しての参加。

もう、止めようかと萎える程であったが、行って良かった。
セミナーの案内を頂いた、T大のA先生にお会い出来た。

この夏、仕事関係の方を亡くした。

辛く悲しい出来事だった。
その気持ちを共有出来る人は私の周りに存在しなかった。

そうだ!A先生がおられるじゃないか。

私は、お忙しいのを承知で、思い切って長文メール。ご返事を頂いて少し心が軽くなった。先生も私と同じ想いだった。そのことを、悔しそうにそして残念そうに昨日は話された。そして、何かあった時は情報を提供下さるとも。

ブログには、辛いこと悲しいことはなるべく載せない方針で来たけれど、今日は一つの区切りのような気がして。

先生は、木造建築の明るい未来を目指している第一人者。

私も、お仲間に入れるだろうか・・・。いろんな意味で決意の時かもしれない。

このセミナーはしばらく間をおくが数回の開催。

また、お会い出来ること、そして学べることを楽しみにして。