せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

今年最後の受賞ニュース

2016年12月31日 | ワーク・ライフ・バランス

慌ただしく過ごした師走に入ってきた
ちょっぴり嬉しいニュース。

プライベートなことで、お許しください。

私の愛用する手帳「アクションプランナー」
開発者の佐々木かをりさんが運営するサイト、

働く女性の声を発信するewomanの
イーウーマン・オブ・ザ・イヤー2016年「ピア部門」に選ばれました!
http://www.ewoman.jp/award/2016/peer

個人的な内容も含めニックネームでの投稿サイトです。
「ピア部門」は、意見を投稿するコアな参加のメンバーから
その投稿内容が選ばれるというもの。

仕事に関連すること、子どものこと、社会のこと
時事に合わせた興味のある議題について、
幾つかの意見を投稿させてもらった2016年。

まさか、選んでいただけるとは!嬉しい限りです。

授賞式も行われるそう。
素敵な参加メンバーの皆さんにお会いしたい気持ちはとっても大!!

予定がつけられるかしら!?
新年早々の検討事項が一つ増えました、笑。

いろいろとうまくいかない時もあるのが人生。
そして、ささやかなご褒美があるのも人生ですね。

日常のちょっとした活動の小さなハッピーで
ご機嫌になれる自分が居ます。

来年も小さなハッピーを重ねて、
大きなハッピーにつなげて参りましょう!

今年一年、当ブログを読んでくださり
誠に、ありがとうございました。


新月の誓いと感謝

2016年12月30日 | ワーク・ライフ・バランス
昨日は、西洋暦で今年最後の新月でした。

皆さま年内最後の新月祈り(新月に目標をたてると実現しやすい)を
されたことでしょうか。

私自身は、今年一年の感謝とともに、新月の誓いをしました。
旧暦では12月1日に当たり、2016年ラストスパートの誓いです。

旧暦での新年を迎える(来年は1月28日が春節)1月までに

やっておきたいこと
やるべきことの整理を行いました。

29日は仕事納めで、お約束の図面図書をクライアントに提出。
「年明けで良いですよ」とお願いした設計料も
早速、次の日に振り込んでいただくなど、有難いことです。

また、帰宅すると、「来年の発送になります。」
と、おっしゃっていた大阪府建築士会から取り寄せた
「限界耐力計算講習会テキスト」が届いており、迅速な対応に
感謝し、仕事で帰りが遅くなっても、疲れが吹き飛んだ感じが致しました。



↑思った以上に分厚いテキストでした。
お正月中にしっかりと学ばせてもらいます!

今年一年の感謝は、

1) 仕事では、クライアントや施工者、
設計仲間との素晴らしいご縁をいただいていること。

2) 森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクトでは、
仲間と共にやりたいことが実現し、新しいチャレンジや
社会貢献ができたこと。

3) プライベートでは、
子どもや家族の健康と健やかな成長、
そして、地域や学校との良好な関係性が維持できた一年だったこと。

4) 個人的には、、、趣味の合気道で良き先生に巡り合え
稽古を楽しく過ごし、心も体も調子が良いこと。

5)そして、熊本地震の復興に全力で取り組んでくださっている皆様に
エールも込めて、感謝した次第です。

今日は仕事をしない予定でしたが、
結局、大掃除の合間に、頼まれた補助金関係の図面と、
来年早々のイベント展示の検討など、働いておりました(笑)

まぁ、あまり区切りすぎず、年を良き流れに繋ぎたいものです。

素敵な新年に向けて、心を落ち着けるためにも、
綴った暮れのブログです。

工事現場もまだ動いております。
みなさまご無理のないように。。。

くまもと型復興住宅プラン集が完成しました

2016年12月28日 | 熊本便り


↑図面は、グループ代表の橋詰設計室の橋詰さんの手描き

2016年12月26日は、くまもと型復興住宅
地域住宅生産者グループ代表者会議でした。

熊本県産木材_五木の葉がらし材を使う案で
出した私たちの仲間からは、5案が掲載されています。

柿本美樹枝の所属するグループは「木の住まいで暮らしを考える会」
詳しい内容は、当事務所のHPにpdfデータをアップしましたので、
下記からダウンロードしてください。

http://www.mk-ds.jp/news/2016/12/20161226.html

本物の木を使った1100万円(税別)の復興住宅です。
熊本の気候風土にあった、風通しの良い住まいです。

阪神大震災後に、多くの安価な新建材の住まいが建てられました。
そのことにより、シックハウス(化学物質過敏症)という言葉が生まれました。

被災して、さらに新居で健康被害に遭う。二重の苦しみを味わった方も
おられるのです。

熊本の皆さんがそうならないためにも、小さくても本物の木の住まいで、
より豊かな暮らしができる工夫を散りばめています。

どうか、広さや価格だけにとらわれないで空間や環境という視点で住まいを考えて欲しいです。

設計監理料も経費程度の破格の安さ!(笑)で込み込みの値段です。
住み手に寄り添った想いから、復興へ向けての地域への想いから
設計者は、五木源住宅復興支援チームの女性4人の建築士が対応します。

その他の案は、来年には、55案が掲載されたプラン集が、
仮設やみなし住宅に住んでいる方に熊本県を通じて配られます。

ぜひ、自立再建の参考になさってくださいね!



冊子には、被災者向けのローンの組み方、
資金の支援制度などもまとめられています。

発行部数は2万を予定と聞きましたが、
全戸には、行き渡らない可能性もあります。

お困りの方が周りにおられたら、
ぜひHPからお問い合わせ下さい。
詳しい資料をコピーで差し上げたいと思います。

もちろん、被災者向けとはいえ、
新築する方はどなたでも建てられます。

本物の木の住まいに関心がある方は、
ぜひお問い合わせくださいね。

人は感性を開いたり閉じたりすることが必要

2016年12月22日 | 子ども・環境


今日もまた
暗いうちから
山登る
学舎の子ら
たくましや

朝はまだ暗いうちからの登校。
昨日の冬至を迎え、一年で最も夜が長い季節到来です。

我が子は、途中までスクールバスですが、そこから先は、山道。
さらに309段の階段を登り、山上にある小学校まで通っています。
一年生の子も同じです。

さすがに冬の朝は送り出す親も辛いです。
それでも、子ども達の事を思えば、苦にならないレベル、笑。

登校といえば、、、
地震の被害の大きかった益城町の子どもたちなど
瓦礫や被災した家を通っての通学。
毎日心が痛むことと想像しています。

付近を車で通っても、まだまだ爪痕が残ったままです。

私の朝散歩の道中の近隣の瓦礫崩れも、
結局年内復旧はしなかったなぁ
と、しみじみ。

ここを通るたび、思い出すのが益城の子の通学路です。

しかし、毎日となってくると、人間というのは慣れるもので
気にならなくなる。

余震があれば怖いけれど、最近は数日に1回程度なので
全く、忘れて歩いていくことも多くなりました。

きっと、子どもたちもどこかで感覚に蓋をして
通っているのではないかしら?と想像してしまいます。

都会にいる子どももそうですね。
知らない大人たちが行き交う道路。電車の中。
全てにアンテナを張っていたら、、、気が滅入ることも多いでしょう。

それは、大人も同じ。

田舎と都会で何が一番違うかというと、
周りを見ないようにしているのが、都会。

周囲の季節の変化にそっと寄り添って、
感性が研ぎ澄まされるのが自然の中。

横浜の街中と熊本の山暮らしを行き来して
そう感じます。

感性の開き方が違ってくる。。。。

人は呼吸を繰り返すように、、、
感性を開いたり閉じたりすることが必要なのではないかしら。

空気が良いところでは、呼吸も深くなるように
環境が良いところでは、感性も開ける。。。

と、思うこの頃。

こうしたありのままの自然の山で子育てをできていることに
本当に感謝したい、冬の朝です。

いよいよ、本日で2学期も終了。

冬休みは始めと終わりに3連休が来るため、
今年は20日近くの休み期間。海外にも行けるような長さですが
親の方は後一週間は、仕事です。

子どもが部活動で学校に行っている間に、
図面を進めないと、年が越せません。(笑)

今年は、地震という子どもにも大人にも
ショッキングな出来事がありましが、
それによって一層故郷の底力を思い知りました。
地域の人の温かさ、豊かな水や食材。

先生方の子どもたちの見守り、家庭訪問。
親同士も、、、大人の運動部を立ち上げるなど、
放課後での交流も出来上がり。

暮らしの豊かさは地方にあり
と思えるほどです。

多くの子ども環境への感謝を込めて
冬休みを迎えたいと思います。

五木源住宅_くまもと復興住宅モデル建設の起工式

2016年12月19日 | 熊本便り


先週末は、熊本復興住宅、
五木源住宅モデル建設の起工式でした!
年度内竣工を目指します。

益城テクノ団地内に
別のグループが建設中の横で、開催。
熊本県五木村の葉枯らし乾燥のスギを使って建てます。
地震後、無料住宅相談など活動して来た
私たち復興支援チームの有志が県に選ばれ、
自力建設です。

代表の上村さんの事務所には既に
数件のお問い合わせがあるそうです。

質の良い住まいがローコストで建てられるよう
これからも、被災した方に寄り添って
設計して参ります。

もちろん、被災した方でなくとも
本物の木の住まいに興味のある方は、お問合せ下さいね!

五木源住宅木の村五木ニュースのHPにも様子が掲載されています。
http://kinomura-itsuki.life/news/archives/213