![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/3d/8d47540dc4ebf90e26c5c4b77e4411f6.jpg)
オリンピックも熱いですが、
気温も熱いですねー。
みなさま
お元気でお過ごしでしょうか。
信じられないかもしれませんが、
横浜の家には、リビングダイニングに
クーラーがありません。
風通しと遮蔽で、まぁ過ごしております。
(そういう設計になっております。断熱も効いてます。)
(そういう設計になっております。断熱も効いてます。)
扇風機くらいは回します。
(学生時代からの愛用品、30年以上経過)
あとは、涼しい格好と(笑)、
首の保冷剤巻きでしょうか。。。
我慢大会のような気もしますが、
日が暮れれば、涼しくなりますし、
多分、夏生まれで暑さに強いのかなって思いますね。
食欲も落ちないですし。
オリンピックのネット配信を見ながら
暑中伺いを書きつつ、
コーヒーはいつもよりぬるめで
の夏のダイニング、週末の写真です。
今日のブログのテーマは、
先週末にZOOMで参加した
住総研のシンポジウムから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d4/821ca3a28b0439a1a6fd81a417951797.jpg)
ヘリテージマネージャーの講座でもお世話になっている
工学院大学の後藤治先生が出られるとあって、
面白いに違いないと、早々に申し込んでいました。
それから、チラシに
「将来の住まいや暮らしの在り方に、
どう生かせるのかを議論したい
」
と、あったからです。
シンポのタイトルは
「歴史のなかの「あこがれ」の 住まいと暮らし」
とあり、「あこがれ」が将来に生かせるのか?
と、あまりピンとこなかったのですが、
実際には、「和室」の成り立ちや、
海外からの「和室」や「日本」の評価
そして、日本とデンマークの住まいに関する認識が
あまりにも違うというアンケート結果の
講演内容は興味深かったです。
一人暮らしの片付いた部屋のデンマークの写真と
散らかった日本人の部屋。これは極端な例でしょうが
アンケート結果からは、
デンマークでは、人を呼ぶ家、自己実現を行うのが
住まいと考えているのに対し
日本では、自分一人でくつろぐ場所
のんびり過ごす場としての住まい
と、大きな違いがあるという報告は
苦笑いと共に、海外の方の意識の高さに驚きました。
登壇者のメンバーは、チラシの案内に譲るとして、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/07/d5adf8f743b2b34fbc1bbd59599d4034.jpg)
増えた知識をメモしますと、
和室は、武家社会の「座敷」=「人の集まる場所」がスタート。
鎌倉時代に登場した。というもの。
玄関は、農家にはなく、武家屋敷にだけ
認められた空間であるという認識はあったのですが
公家社会(貴族が政権を握っている)から、
武士という実力主義になっていく過程で、
一同が車座になる場所が必要で、
それが和室を創っていったとの説。
ふむふむ。
社会的背景と住まい空間が直結しているわけですね。
昨年の民家再生協会の連続講座で学んだ
「日本の住まいの源流」では、
農家に座敷が出てきたのは、(それまでは板間と土間のみ)
仏教の普及が理由でした。
つまり、お坊さんを家に招くのに、
座敷が必要になったということでした。
大きな日本社会の歴史的背景が、
実に住まいには、様々に反映されるていくわけです。
日本の住まいは、世界はどう変化していくでしょうか。
この流れで、いくと、このコロナ禍で、
清潔国日本に学んで、各国の土足文化が
減るかもしれませんね!?
すでに、上履きに履き替えるという流れは
かなり、海外にも浸透していますが、
接客の仕方や、住まいの用途が変わってくるかもしれません。
一方で、そう大きく変化もすぐには反映されないのが営み。
社会情勢、人々の需要と課題をにらみつつ、
私も暮らし方の在り方を提案していきたいですね。
結局シンポジウムでは、結論的なものは出ず
次回の講演に引き継ぐというものでした。
主催者の団体から「和室学」という本が出版され、
その紹介がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/8d/0197fd19a6c4184353193c295dfe5b8c.jpg)
畳が海外からSDGdの視点で
高評価を得ているようですね。
書籍にも学びながら、
研究者の先生方の最先端の報告も伺いながら
今の社会を乗り切る住まい・暮らしを考えて参ります。