せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

晴れたら施工、職人さんの休日返上に感謝して

2017年10月10日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


天候に恵まれた10月の3連休を
楽しまれた方も多かったことでしょう。

体育の日は、年中でも晴れる確率も高い日。
今年も晴れましたね。

天候が良ければ、良いほど、現場は、休みなしです。
連休最終日、外構工事の土間打設コテ仕上げに立ち会いました。

実は1年越しの施工です。

工務店さんに故意はなくとも、
天候に左右される現場。竣工時に雨に打たれた土間部分。

引渡し予定日に工事の竣工を
間にあわせるべく、どうしてもしわ寄せが来る外構工事。

急ごしらえで、仕上がりが芳しくなく、、、、
クライアントさんから、補修を頼まれていた工務店さん。

なかなか、日取りが決まらないので、思い切って10月に。
せっかくのやり直しならば、もう手直しがないようにしたい

そんな想いは、依頼主も、監理者も、施工者も同じ。

当方の立ち会える日に調整していただき、実現しました。

確認に立ち会うというだけですが、
手直し方法は事前に打ち合わせてのこと。
この夏に3者で行っています。

工事時には、手順の確認や、養生方法の指示や、
出来上がりをチェックします。

10月とはいえ、日差しの強い日中。職人さんはサングラスでの施工。
何度もなんども、丁寧にコテで抑えていただきました。

ありがとうございます!

今回打ち継いだ箇所や、建て替えなので、
古いマス蓋の補修などもお願いしました。

職人さんも、きれいにすることには腕に自信がありますが
薄塗りは、割れてくるので、できれば避けたいところ。

なるべく、車両は載せないように使っていただくことで
依頼主さんにも了承を得ての施工となりました。

今回の教訓としては、
外構工事は、建物の引渡し約束日と
別工程で組んだ方が良いかもしれない感じました。

今回は、補助金も活用しているので、
竣工は遅れられないという点もありました。

もともとあった住まいの建て替えでもある為、最終枡を
既存の位置を活用したのですが、
毎日使う通路にあったため
工事を遅らせられなかったというのこともあります。

次回からは、
天候で融通を利かせていただけるよう、
今後、依頼主さんには、
工程の調整を大幅に見ておくことと、大きな枡はできるだけ
通路を避けることでしょうか。

都市部の限られた敷地では、なかなか難しいことですが、
住み手も、作り手もHAPPYになるには、
そのようなきめ細かい配慮も大切と実感した次第です。

休日返上で、施工くださった職人さんには本当に感謝です。

クライアントさんの満足のために、
骨を折ってくださる地域工務店さんならではのアフターフォロー
そして何より、待っていただいたクライアントさんに感謝して!

これからも、きめ細やかな対応で臨みたいMKデザインスタジオでした。

MKデザインスタジオ一級建築士事務所の看板設置

2015年04月22日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


この年度末と年度はじめの慌ただしさに、
現場にお願いするのをすっかり忘れていた
当事務所の看板。

先週の定例会議時に取り付けていただきました。
ご足労いただいた現場の方
許可くださった建主さま

ありがとうございます!!

看板に恥じぬよう、ちゃんと監理しなくては!
身が引き締まりますね。

現場は、川崎市の宮前区ですが
主要道路のバス停からよく見える場所です。
そこで、バス停からみえる位置につけていただいたのですが、

小さかったかしら。


現場の大きさで使い分けている看板。
ワンサイズ大きいものの方が良かったかも?
というほどの迫力の仮囲いです。

2世帯住宅しかもロフトの面積は
取れるだけ確保したので、容積の割には迫力の高さです。

実際の玄関が、工事の入り口にもなっており、そこにもシート看板。


「暮らしをデザインする」

もし、この当方のキャッチフレーズを見かけましたら
ご一報くださいませ。

工事の進捗は、おかげさまで着々と進んでおります。
職人の皆様には感謝いたします。
工事の進捗報告、工事写真は、HPにアップしました。
こちらをご覧ください。
http://www.mk-ds.jp/newworks/2015/04/20154-t.html

本日は、建主さまがお仕事がお休みで、
仕上げの打ち合わせを再び行いました。

私の方は、現在熊本で、facetime(インターネットテレビ電話)での参加。

想像以上にサンプルの質感や色も確認できて、助かりました。

現場で代理を務めてくれているパートナーと
細かい対応に応じてくださる監督さんと
一緒の定例会議。

今日も、ありがとうございました!!

仕上げの色選びのポイントは?

2015年04月02日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


いよいよT邸も内装工事です。

仕上げ色選定中。

選定ポイントは、シンプル、飽きのこないもの。

壁天井は、漆喰と和紙から、自然素材中心に機能性も重視して。
雨樋は、屋根色合わせ。竪樋は、壁色合わせ。など細かいところもこだわります。

まずは、設計事務所が選定し、建主さまに説明。

ご家族で検討いただいて、

違うものがよければ選び直し、、、。という手順です。

仕上げ選びでの注意点は、3点。

1)サンプルサイズで色が変わる!?

小さいサンプルで確認する色と実際の面では、色味が変わります。

人間の錯覚ですが、小さいサンプルは色が濃く見える傾向にあります。

ですので、できるだけ、大きなサンプルで最終確認すること。

2)照明器具の色で、色は変わる。

外部なら日光の当たるところ、当たらないところ、両方で確認する必要があります。

内装なら、白っぽい蛍光色の明かりの部屋なのか、

温かみのある電球色の部屋なのかによっても

雰囲気が変わります。


3)経年変化を見通す

木の色などは亜麻色に変化してくるので、色が濃くなります。

それに伴い、薄めの色が合うのか、濃いめの色が合うのか、、、
などなど。家具や建具の色も合わせて考えるといいですね。





まずは、現場へ。

2015年03月30日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


先週から横浜入りで、まずは、次の日現場へ。

おかげさまで工事がしっかりと、進んでいました!

施工者の皆さま、ありがとうございます。
先日は、建主さまの休みに合わせ、外構工事追加ご希望の打ち合わせ。

お会いして話せて良かったぁ。

まだまだ、細かなところは
大工さんと随時打ち合わせがあるので、気は抜けません。

それでも、ここまで、無事に施工できていることに、感謝です。

現場写真の様子は、HPにもアップしました。
ご興味のある方は、ぜひみてください。
http://www.mk-ds.jp/newworks/2015/03/2015327-t.html

とにかく、木造は、木を良く使う!というのがわかると思います。

その昔、、、使う木の材積で、その家の良し悪しが分かると言われました。

今は、その木材を使う分(日本じゅうにある木、スギヒノキだからですけどね)、空気環境、山環境への貢献度が高いと考えても良いのではないでしょうか。

一本一本の柱の木が、支えてくれる住まい。
工事中の、その空間の心地よいこと。

これからも、日本の木を使い続けたいと思うのです。