せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

家相のチェック

2011年01月27日 | 検討中プロジェクト

家相のチェック、普段は特別には行っていません。
風水や家相にとらわれ過ぎてしまうと、自由な設計が出来ないからです。

実際に、建築家で取り入れている方でも、100%満たすことは難しいとはっきりおっしゃっていますね。

それに、日当りや風通しを考えていけば、自ずと風水などの基本的なことは抑えられるとも思っています。

そんな私が、今日は家相のチェックです。

といっても、一部気になるところがあるので、大丈夫か?という建て主さまのご要望から。

住まいづくり、少しでも不安要素をなくしておきたいですものね。

間取りのやじろべえを作って、重心を出します。(だそうです。家相の本より)

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↑プランを厚紙に貼ってバランスの取れる位置を出す。

設計していて、何となくこの辺りが中心かなと思っていたところが、まさに重心でした。

家の重心がでると、次にそこからの方位を出して、チェックします。

結果は、クリア。正直なところほっ。

良かったと思いつつ、感覚でバランスを見ながらプランニングしているけど、まんざらでもないと言った結果でした。

八角形の図式は、手元の専門書のコラムコーナーにあったものをコピーして使ってみました。念のため、専門書を普段からチェックしておいて良かったというところでしょうか。
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環境建築見学会

2011年01月24日 | 模型・実験・見学・講習・イベント

木造平屋建て(一部コンクリート造)の施設を見学する。

10年経過した外観の様子、緑化の変化、設備システムの効き具合など拝見し、大変貴重な体験をさせてもらう。

企画して下さった方、お誘い下さった方に、感謝!!

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経年変化を確認すること、実際の運営者に維持管理の本音を聞くことは、とても実質的に設計者には響くものだ。

10年前とは言え、最新の自然エネルギー利用を試みた建物である。相当に予算も付いたらしい。

太陽熱利用、太陽電池、風力利用、クールチューブ、3重ガラスの窓、屋上緑化、雨水利用、外付けブラインド、、、などなど、エコ設備のオンパレードである。

また、木造での空間構成、金物を使わない木組みなど、構造の試みも興味深い。

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↑屋根架構のみ木造の大空間

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↑金物を使わない納め、材木やさんの努力も大きいそう

解説は当時の担当者によるもので、失敗談も飛び出し、とても大変な現場だったと想像する。そして、とても面白かったに違いないと!

設計期間は、審査期間とは別に、実に3年間だそうだ。

そうだろうなぁ。

これだけのことを詰めて行くには、時間をかけないと答えは出せないだろうな。また、様々な調整(クライアント、行政、地域など)にも時間を割いたのではないだろうか・・・。

自身の設計活動にも励みになると同時に、本当に世の中に提案して行きたいものの見極め、これをしっかり持たないと、と肝に銘じて会場を後にする。


心に残る風景とは?

2011年01月20日 | 子ども・環境

昨日は、神奈川県建築士会主催の子ども絵画コンクール「心に残る風景」の審査であった。

入選作品は事前に選定済。その中から、部会活動の仲間と賞を選ぶ。

子どもらしさは?選ぶ視点は?などメンバーで話合い、意見はいろいろと出たものの、最後には一致して決定。

選んだポイントは「身近なまちへの愛着」だろうか。

発表前なので、ブログに子どもたちの力作は載せられませんが、結果は士会のホームページで後日、アップされる予定。

そして、表彰は2月19日開催の交流会で行われる予定。そちらをお楽しみに。

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ボリューム模型で検討

2011年01月12日 | 検討中プロジェクト

設計中の建物のボリューム模型を作る。

暮れから取り組んでいたのだが、今一つ決定打に欠けていた。

そこで、近隣の建物も配置して、バランスを見てみることに。

こどもの熱でここ数日間休みを取ってしまい、スタッフが作ってくれた模型をチェック出来ずに連休を明けてしまったが、今日やっと方向性が見え、ほっとする。

シンボル的な屋根をかけるかどうか。
↓有り
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↓なし
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テラス部分の高さを建物と一体にするか、分けるか。
↓一体型
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↓分けた時
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モデルを分解出来るように作り、数パターンを比較しながら、選択して行く。

私が休んでいる間に、スタッフのUさんが作ってくれた近隣建物が、ボリューム模型にしてはちょっとリアルすぎて(相談出来なかったから、しかたがないよね)本体の方とバランスが取れるかしら?

とやや不安だったものの、並べてみるとかえってスケール感が出てgood!

Uさんありがとう。今回スケールが小さいので、作るの大変だったと思うのだけど、感謝、感謝。本当に助かりますね。

施設のボリュームもあるので、コスト削減と圧迫感を減らすため、高さを低く抑えようとして作った本体だが、並べてみて、もう少し高さが合っても良さそうと判断。

そうすると少し納めも楽になるし、見栄えもするし。よしよし。この方向で行こう!


故郷のお菓子

2011年01月08日 | ワーク・ライフ・バランス

故郷の友人がお菓子の新作を暮れに送ってくれました。

もう、ビックリです。ありがとう!!

日持ちがするものだったので、仕事始めから開封して、午後の休憩タイムにスタッフと頂いています。

地元のお米粉とフルーツやお茶を使ったお菓子。色とりどりで何から食べようかしらとわくわくします。

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友人は中高と同じ学校に通いながら、同じクラスにはなったことがないのだけれど、私のことを気に掛けていてくれるなんて、うれしい限りです。

今は地元で、姉弟で素敵なお菓子屋さんを営まれています。
熊本の新鮮な果物や厳選された材料を使ったこだわりのパティスリーです。
http://bijoux.ecgo.jp/

以前、お店一番の商品を箱一杯に送って下さり、その美味しさに皆さんにお取り寄せした程。

彼女の心配りやお店の切り盛りなど見習いながら、熊本のおおらかさと気持ちの良い空気を思い出しつつ、私は横浜で頑張ろうと、じんわりとするのでした。