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2020年のコロナ禍以降、
様々な興味のある分野を、一人研究を重ねています。
志を同じくするメンバーとの会合や
自主的な勉強会が減ってしまったためです。
学会などのイベントでもない限り、
集まらなくなりました。
集まらなくなりました。
勉強会といえばオンライン講習会となり
所属する学会でさえ、ハイブリッド形式で開催。
互いに交流しての意見交換や
直接の情報交換が出来ません。
しかし、そんな時は、せっせと読書です。
今日は、そんな中でも、自分自身の生活と直結する話題です。
私が建築士会のメンバーと
「発達障害の生活環境を考える会」を立ち上げたのは
まだ、子どもが保育園児でした。
その際に、身支度がなかなかできない我が子に
イラストで、朝のやることの手順を書いて壁に貼っていました。
朝食後の、歯磨き。
着替え。
出かける準備など
時計の時間と共に。
そのやり方が、じつは発達障害のお子さんにも
とても有効と知り、子育てにも役立つ情報だなぁと、
感想を漏らしていたものです。その頃は。
その際に、自閉症のあるかたは、
概ね10歳くらいの精神年齢で
止まってしまうのだと、
当時者のお母さんから教わりました。
会の仲間には、専門の医師も、教師もおられ
当時者の特性や困りごとなど、いろいろなことを
教わっていました。
しばらく、私が熊本での子育てで、
活動になかなか参加できないまま
自分自身の子育ての中で、
子どもの特性がだんだんと浮き彫りになってきて
1)時間割ができない。
何時間たってランドセルの前に
教科書が広がって、足の踏み場もないまま。
2)片付けができない。
出しっぱなしで、どこかへ物が行ってしまい、
ないないと探すパターン。
物が動くことはないんですけどね、
元の場所に戻していないだけです。
3)集中すると他のことが目に入らない。
テレビを見っぱなし。
絵本を読みっぱなし。
授業参観では、帰りの会も、参加できていない様子。。。
4)時間の概念がなく、遅刻の常習犯。
5)無邪気で良いのだが、
いつまでたっても、こどもっぽい。
これらの特性は、会で学んだことそのまま。
精神年齢も、止まってる感じがしてならない。
ということで、中学生になり
いよいよ受験期となった際に、
学習計画が立てられず、勉強も進まない様子に
診断テストを受けてみたら、、、
非常に偏りがあり、本人は生きづらさを抱えている指標に
数値が当てはまってしまったのです。
医師の診断は、半年から1年待ちだとかで
NPO法人での診断でした。
勉強会の中で、こういった発達特性は
遺伝的な要素が強いとも知っていたので
理解を進めるうちに、、、
パートナーのことに行き着きました。
様々な混乱した生活。
金銭感覚のおかしさ。
私にとって、世界で一番優しいはずの夫が
なぜ、こうも妻に厳しいのか。
出産後、大いに変わってしまったのか。
そういったことが、
アスペルガー症候群の夫には多くあり
妻が鬱状態になっていくことを、
カサンドラ症候群ということを。
私は、このことを知った時、
以前、自分自身が、
「この世からいなくなれば
解決するのかなぁ」と
ぼんやりと考えることが多くなっていたので、
うっすらと、うつ状態に入っていたことが分かりました。
母の介護で、別居生活が出来ていなかったら、、、
どうなっていたかと思うと、ぞっとしました。
パートナーのこだわりの強さから
土下座で謝らないとならない事態が続き
私がそんなに悪いのか?と
自分自身のことが嫌いになり
自分を責めていたのです。
今回、深く、カサンドラ症候群というものや
アスペルガーの特性に触れるにつれ
どの本に書かれていることも、
当てはまりすぎて、
むしろ「あるある」と笑いが漏れるほどです。
(土下座で謝らないとならない事態も事例にあり)
私の中で、苦しかった様々な出来事が
同じように、特性を受け入れようと
努力する妻の身に大きくのしかかっていることが
分かったのです。
私だけでは、なかった!
私が至らないだけではなかった!
そのことが、わかっただけでも救われました。
この中でも、書籍
『カサンドラ症候群、身近な人がアスペルガーだったら』の
「カサンドラ症候群は、
夫婦の生活習慣病とも言える」
の表現には妙に納得。
優しくないわけではないのだが
アスペルガーの特性「共感性の欠如」が
妻の精神的な苦痛となっていく、とのくだりには
まさに、合点。
母の病の発覚時にも、
夫は、大きな問題と捉えている様子はなく
訪ねてきても、レジャーに出掛けてばかりで
むしろ実家に遊びに来ているという感覚だったことも
腑に落ちるのでした。
性格というよりも、、、特性。
性格の不一致ならば、
別れる理由にもなりそうですが
特性となると、、、、どうなのかなぁ。
と、考える妻の苦悩が、満載の本でした。
一気読みできました、笑。
子どもの方はというと
今は学校のカウンセリングの先生と
情報を共有し、それこそ、
共感してもらっているので
母である私の精神的なケアにもなりつつ、
一緒にどうすれば良いかなど
考えてもらえるので、本当に楽になりました。
改善するかは別ですが、笑。
特性のある人の生活や暮らしの空間作りが
当初の会発足の、テーマであったのに
まさか、私自身の家庭生活が、どっぷりその課題と
タッグを組むことになるとは、誰が想像したでしょうか。
また、もし、勉強会を立ち上げて
特性を知らなかったら、
とっくに家庭崩壊だったでしょうね。
そう思うと、遠回りしているようで
じつは、解決に近づいているのかな、
何かに、導いいてもらっているのかなと、
思わずに居られません。
今は、カウンセリングの先生に
高校生になった今でも、小学生のように
勉強時には、「お母さんは横に居てくださいね。」
(監視ではなく、寄り添いで)と、
アドバイスをもらっています。
でないと、スマホか、
寝ているかになってしまうので。
ということで、出かけない週末です。
縫い物をしながら、、、、
テーブルクロスの残りでブックカバーを。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/62/824de81aad5e882fe18e2ad045bb8491.png)
間も無く成人の我が子ですが
一緒に折り紙をしたり
カードゲームをしたりと、
小学生と同じように、今でも、やっています。
学校で、すべてお友達には話してしまうようで
(それも幼さゆえ)
楽しそうでいいね〜。と言ってもらえるらしく。
それはそれで、良しとしましょうか。。。
自立が遅いのも特徴だそうで、
「どんどん、他県に進学してちょうだいね!」
って建前では言っていますが
本人は、家に居たそうです。
以前は、母として、子どもの生活が自立ができない分
キレまくっていましたが
なんとか、今は、まぁ、見守りつつ、
生活優先で、しのいでいます。
張り紙も大人っぽく、筆で。
母のつたない字ですが。
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子どもの様子を見ながら、
横で縫い物したりして、過ごした週末です。
こんなことも、あとわずか!?(そうなてほしい)
と、噛み締めて。
お菓子作りは好きで、
(好きな方面に進んだらというと、仕事にはしたくないそうで)
受験勉強からの逃避行かもしれませんが
甘んじて、頂いております。
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豆腐ドーナツを作ってくれたので
豚しゃぶサラダとランチ。
デザートはかんてんゼリー。
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まぁ、特性を知って、私も仏の顔にならなくては〜。
人生修行の毎日であります。
いつかは、建築のものづくりに
活かせる日が来ると信じて。