今日は建築士会の木造塾。木造の工法の勉強会。
金物を使わない「渡り腮構法」の仕組みや研究成果を聴く。
住まいづくりを考えることはもはや環境問題と切り離せないが、今の作り方はゴミを先送りにしているだけという講師の指摘。
漠然とそう感じながらも、現実に何から手をつけていいのか分からないような昨今の状況。
既成の住まいづくりの流れに抗うことは、相当の覚悟と忍耐と研究が必要ということがひしひしと伝わって来た。
実現出来るかどうかまだ分からないが、私自身も勉強しながら住まいづくりを通じて未来を考えることを真剣に取り組んで行きたい。
具体的な構造の話は複雑なのでここには記さないが、印象に残ったのが「廃棄物のことは設計者よりも現場の大工さんはもっと切実な想いだ」という話。
ものづくりに真剣になればなるほど、作ったものが将来ゴミになる、あるいは作る段階で相当に出るゴミ問題を真剣に捉えている。その気持ちに設計者も、もっと寄り添って行きたいと思った。