大きな災害には2つのビジョンが必要だと思います。
まずは、救援支援の体制を整えること、そして新たなまちづくり体勢づくりのビジョンを描くチーム。
政治的なことはあまり意見したくいないのですが、今回の被災状況から、目の前にある問題にすぐに取り組むリーダーと、数ヶ月後、数年後、そして未来の日本の組み立て直しを検討するリーダー、この二人は別のチームで同時に動きはじめなければならないと、最初に地震が起きた時、感じました。
自民党が入閣を断り、思想の違いで致し方ない側面はあると思うものの、後者チームの日本のリーダーは果たして存在するのでしょうか。思い当たりません。
ぜひ、建築家も加えたチームづくりを望みます。
そして、今回痛感したこと。食・医・住が支援の順番だということ。
水、食べ物の救援物資、そして医師、看護士、消防士、など命に関わる方の救援が
まずあって、建築士の出番はすぐには、ありません。そのもどかしさを特に今回は大きく感じました。
しかし、今後は、様々なところで支援活動をすることになるでしょう。
所属する団体でも支援活動体勢は整いつつあります。
また現実に復興のこと、これから動く現場のことを考えると、自身の仕事に受ける影響も大変に大きいことが予想されます。
混乱を心して受け止め、被災地のことを忘れず、原発の動向を見据えながら家族を守ることも、備えも怠らず、それでいてリラックス出来るように務めてみたいと思います。