この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

二十八週後・・・。

2008-01-20 23:02:58 | 新作映画
 ダニー・ボイル製作総指揮、『二十八週後・・・』、1/19、TOHOシネマズ トリアス久山にて鑑賞。2008年2本目。

 ホラー映画が苦手です。
 しかしこの場合の苦手というのは嫌いというのとは意味が違うわけで、要はビビリなだけなんですけどね。
 本当であれば本作を鑑賞する前に前作『二十八日後・・・』もきちんと復習(予習?)しておくべきなのでしょうけれど、部屋で一人きりホラー映画を見るのは耐えられない!!といったわけで前作は未見。多人数がいる劇場でならまったく平気なんですけどねぇ。。。

 まず断っておきたいのは本作は脚本を見るに完璧な映画ではない、ということです。
 そのことは特に序盤においていえます。
 (以下ややネタバレ)
 アリスがなぜ感染者に囲まれた状況下で生き残ったのか、その説明がありません。免疫保持者だから生き残った、という説明では後にドンに噛み殺されるわけですから矛盾します。
 またいくら責任者とはいえ、民間人であるドンが軍の施設の最深部に侵入することは常識的に言えばありえません。
 それにあれほど感染者を怖れ、そしてそれなりにウィルスの知識を有するはずのドンが例えどれほど愛していたとしても明らかに変調を来たしている妻に触れ、それどころかキスまで交わすのはどう考えても変です。

 が、しかし。
 自分はレイジ・ウィルスが拡大感染する状況として映画の中の状況以上のものは思いつきませんでした。観ている最中は上述の矛盾、説明不足が気にならなかったといってもいいですが。
 愛するが故に感染してしまう、、、切ない、と思ってしまいました。
 キャスティング的にも文句はなく、特に実質的な主人公の一人タミーを演じたイモージェン・プーツの美しさといったら!!キーラ・ナイトレイをさらに美しくしたといった感じでしょうか。やっぱりホラー映画ってヒロインが可愛くてナンボですよね。名前は変ですけど。笑。
 本作は九州でも上映館が少なくて自分も車で一時間半ぐらい掛かるシネコンまで観に行ったんですけど、それだけ時間を掛けて観に行った価値は充分あったと思います。星は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。

 次回鑑賞は『アメリカン・ギャングスター』(2/1公開)の予定です。
コメント (3)
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