お薦めのSF映画三本です。
ただし、自分が一番好きなSF映画は『ターミネーター2』であることを断っておきます。
まず一本目はカート・ウィマー監督、『リベリオン』。
ディストピア映画なんですが(ディストピア=ユートピアの反対語。絶望郷、反理想郷などと訳される)、低予算映画ということもあって都市描写そのものは特に見るべきものはないです。
特筆すべきは作中登場するオリジナルの格闘術である<ガン=カタ>。映画史上最強の格闘術といっても過言ではありません。何しろこれを極めれば10人以上の銃を持った敵に囲まれていても一瞬のうちに倒せちゃうのですから。
この嘘だろ!といいたくなるぐらい無茶苦茶な、それでいて爽快感極まる格闘術が存在するのもSFならではの醍醐味といえるのかもしれません。
個人的お気に入り度★★★★☆、客観的お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
続いてアレックス・プロヤス監督、『ダークシティ』。
こちらは都市そのものが主役、といえるかもしれません。毎夜毎夜十二時になると雨後の竹の子の如くうにょうにょと生えてくる高層ビル群、そのヴィジュアルのあまりのシュールさに唖然呆然とすること必至です。
本作ではマッドサイエンティスト役でキーファー・サザーランドが出ているのですが、『24』とのイメージの違いにやはり唖然呆然とすることでしょう。
個人的お気に入り度★★★★、客観的お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
三作目はアンドリュー・ニコル監督、『ガタカ』。
DNAの優劣のみによって人の価値が決まる近未来、自然分娩によって生まれた主人公ヴィンセント(DNA不適正者)が宇宙飛行士になるという夢をかなえるために宇宙局ガタカに入社する。想像を絶するような努力(と不正)の末、ヴィンセントはタイタン行きの宇宙船のクルーの一人に選ばれるが、出発一週間前になって上司が殺され、彼は窮地に立たされる・・・。
泣けるSFです。ほとんど奇跡といってよいほどの完成度です。
アンドリュー・ニコルがこの先何本映画を撮るのかはわかりませんが、これ以上のものを撮るということはまずないでしょう。
それは出演者にもいえ、ヒロインのアイリーンを演じたユマ・サーマンの代表作は『キル・ビル』などではなく、間違いなくこちらでしょう。
不具者であるユージーンを演じたジュード・ロウもこれ以上ないぐらいの存在感を見せつけています。
優れたSFは現代を映し出す鏡だといいますが、『ガタカ』はまさにそれですね。
個人的お気に入り度★★★★、客観的お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。
ただし、自分が一番好きなSF映画は『ターミネーター2』であることを断っておきます。
まず一本目はカート・ウィマー監督、『リベリオン』。
ディストピア映画なんですが(ディストピア=ユートピアの反対語。絶望郷、反理想郷などと訳される)、低予算映画ということもあって都市描写そのものは特に見るべきものはないです。
特筆すべきは作中登場するオリジナルの格闘術である<ガン=カタ>。映画史上最強の格闘術といっても過言ではありません。何しろこれを極めれば10人以上の銃を持った敵に囲まれていても一瞬のうちに倒せちゃうのですから。
この嘘だろ!といいたくなるぐらい無茶苦茶な、それでいて爽快感極まる格闘術が存在するのもSFならではの醍醐味といえるのかもしれません。
個人的お気に入り度★★★★☆、客観的お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
続いてアレックス・プロヤス監督、『ダークシティ』。
こちらは都市そのものが主役、といえるかもしれません。毎夜毎夜十二時になると雨後の竹の子の如くうにょうにょと生えてくる高層ビル群、そのヴィジュアルのあまりのシュールさに唖然呆然とすること必至です。
本作ではマッドサイエンティスト役でキーファー・サザーランドが出ているのですが、『24』とのイメージの違いにやはり唖然呆然とすることでしょう。
個人的お気に入り度★★★★、客観的お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
三作目はアンドリュー・ニコル監督、『ガタカ』。
DNAの優劣のみによって人の価値が決まる近未来、自然分娩によって生まれた主人公ヴィンセント(DNA不適正者)が宇宙飛行士になるという夢をかなえるために宇宙局ガタカに入社する。想像を絶するような努力(と不正)の末、ヴィンセントはタイタン行きの宇宙船のクルーの一人に選ばれるが、出発一週間前になって上司が殺され、彼は窮地に立たされる・・・。
泣けるSFです。ほとんど奇跡といってよいほどの完成度です。
アンドリュー・ニコルがこの先何本映画を撮るのかはわかりませんが、これ以上のものを撮るということはまずないでしょう。
それは出演者にもいえ、ヒロインのアイリーンを演じたユマ・サーマンの代表作は『キル・ビル』などではなく、間違いなくこちらでしょう。
不具者であるユージーンを演じたジュード・ロウもこれ以上ないぐらいの存在感を見せつけています。
優れたSFは現代を映し出す鏡だといいますが、『ガタカ』はまさにそれですね。
個人的お気に入り度★★★★、客観的お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。