この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

イニシエーション・ラブ。

2008-03-05 23:02:39 | 読書
 乾くるみ著、『イニシエーション・ラブ』、読了。

 普段であれば『○○○ラブ』なんてタイトルの恋愛小説は絶っっっっっ対に読まないのですが、新聞の書評欄に「恋愛小説の体裁のミステリ」と紹介されていたので、一体どんなもんかいな?と興味を惹かれ図書館で借りてみました。
【あらすじ】
 合コンでまゆと知り合ったたっくん。やがて付き合うようになる二人。クリスマス・イブの夜、愛を確かめ合うたっくんとまゆ。世界中のどの恋人達よりも幸せだぜ、イェーイ♪これがA面。
 せっかくまゆのために地元の企業に就職したのに東京勤務を命じられるたっくん。いつしか二人の間には溝が生じてしまう。そして東京に彼女を作っちゃうたっくん。別れる二人。これが大人になるってことだよね、たっくん!これがB面。
 どうですか、あらすじだけ聞くと面白くなさそうなお話でしょ?
 いや、実際お話はまるで面白くないんです。
 じゃ、読む価値がないかというと決してそんなこともなく、この小説にはお話以外に真価があって、、、それは何かというと読んでからのお楽しみ♪
 若干性描写があるので十五歳未満の人にはちょっと薦められないかな。
 今まで読んだことのないタイプの小説を読んでみたい、という人にはお薦めです。
コメント (4)
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