プロット第二弾『恋愛の女神様!!』。
遠野宮(とおの・みや)は「恋愛の女神(様)」の異名を持つ恋愛アドバイザー。彼女に相談すればどんな恋の悩みもたちどころに解決するといわれている。歯に衣着せぬ発言が売りの彼女はその美貌もあいまって、テレビでは見ない日がないほどの売れっ子でもある。
が、本当の彼女は極度の男性不信、かつ男性恐怖症で、男性と二人きりではまともに話すことも出来ない。もちろん処女。
そんな彼女がテレビ番組の企画で「モテない君」をプロデュースすることになるのだが・・・。
もし自分が月9の企画を依頼されたら、という仮定(というか妄想)の上で考えたプロットです。
松任谷由美といえば、いうまでもなく恋愛ソングの大家(「おおや」ではないよ?)じゃないですか。でもぶっちゃけいわせてもらうと彼女に恋愛経験が豊富だとはどうしても思えないのです。極端な話、松任谷正隆とは処女で結婚したんではないかとさえ思われ、、、さすがにそれはないか。笑。
ともかく恋愛(論)を語るのに必ずしも恋愛経験は必要ではないのではないか、という考えからこの話を思いつきました。
このお話は男性版『マイ・フェア・レディ』でもあります。
最初はどうしようもなくイケてなかったヲタクが宮のプロデュースによってイケメンになっていく過程は世の女性の興味を惹くんじゃないでしょうか。女性であれば誰しも自分の彼氏をもっとカッコよくしたいという願望を持っているのでは?
もちろんその過程において宮とモテない君は恋に落ちるわけですが・・・。
最終話はこんな感じ。
すべての恋愛相談をマニュアルで解答することに限界を感じていた宮は、ある日とうとう自分がまったくの恋愛初心者であることを番組のコーナーで告白する。
静まり返るスタジオ。一人のADが拍手をすると、それに連られるように拍手の波は広がっていく。
スタジオを後にした宮にかつてモテない君で、今は新進の売れっ子俳優になった(!)上沢緑(かみさわ・りょく)が声をかける。
緑「お疲れ様」
宮「カッコ悪かったかな、わたし?」
緑「宮さんはいつでもカッコいいよ」
宮「そうかな。(照れる宮)どうしたの、今日は?」
緑「話があったんだけど、今日はいい」
宮「気になるなぁ。はっきり言いなさいよ」
緑「今度、熊村監督がハリウッドで映画を撮ることになった。一緒に行かないかって誘われている」
宮「すごいじゃん!!」
緑「でも、こんな宮さんを置いて、一人でアメリカになんて行けない」
緑の言葉に拳を固めてグーで殴る素振りをする宮。
宮「私を誰だと思ってるの?私は『恋愛の女神様』なんだから。一年や二年一人でいたって平気なんだから」
四年後、地方のラジオ局のパーソナリティになっていた宮の元にハリウッド大作の準主役に緑が抜擢されたという報が飛び込んでくる。懐かしく思う宮。緑がアメリカに行って以来、彼とは音信不通だった。
仕事を終え、宮が通用口から外に出るとそこには緑がいる。
緑「ただいま」
宮「おかえり、、、え?アメリカにいるんじゃないの?映画の撮影は?」
緑「撮影はとっくに終わってるよ。今はプロモーションもあって日本に戻ってきてる」
宮「どうして今まで連絡を寄越さなかったの?心配したんだから」
緑「どうしてって、、、一人前になるまで泣きを入れるんじゃないって言ったのは宮さんじゃないか」
宮「(苦笑しながら)額面通りに受け取らないで」
緑「そうか。恋愛経験が豊富な方じゃないからわからなかったよ。それで、どうかな、ボクは一人前になれたかな?」
宮「一人前になったかどうかを人に聞いてる時点で一人前じゃない」
宮の言葉に肩を落とす緑。
宮は続ける。
「って、何かのマニュアルに書いてあった。定かではないけどね」
微笑む宮。二人は手を繋いで歩き出す。
主な登場人物。
遠野宮・・・本編の主人公。「恋愛の女神(様)」の異名を持つ恋愛アドバイザー。しかし実はまったくの恋愛初心者。究極のマニュアル人間でもある。
上沢緑・・・宮によってプロデュースされる「モテない君」。二次元美少女をこよなく愛するキモヲタだったが・・・。
玉村千早・・・宮の親友。宮の本性を知る数少ない一人。恋愛経験が豊富。
木戸幸太郎・・・宮の出演するテレビ番組の下っ端AD。彼女のことを崇拝している。ストーカー、その1。
竹内一哉・・・宮のことをかぎまわるパパラッチ。ストーカー、その2。
城元巧・・・宮を口説こうとするイケメンアイドル。ストーカー、その3。
熊村慎吾・・・ドラマ監督。思いっ切り口が悪い。
例によって、このお話とまるっきり同じ少女漫画がありましたよ、とか、このプロットってあの映画を思い出させますよね、といったコメントは不要です。よろしくお願いします。
遠野宮(とおの・みや)は「恋愛の女神(様)」の異名を持つ恋愛アドバイザー。彼女に相談すればどんな恋の悩みもたちどころに解決するといわれている。歯に衣着せぬ発言が売りの彼女はその美貌もあいまって、テレビでは見ない日がないほどの売れっ子でもある。
が、本当の彼女は極度の男性不信、かつ男性恐怖症で、男性と二人きりではまともに話すことも出来ない。もちろん処女。
そんな彼女がテレビ番組の企画で「モテない君」をプロデュースすることになるのだが・・・。
もし自分が月9の企画を依頼されたら、という仮定(というか妄想)の上で考えたプロットです。
松任谷由美といえば、いうまでもなく恋愛ソングの大家(「おおや」ではないよ?)じゃないですか。でもぶっちゃけいわせてもらうと彼女に恋愛経験が豊富だとはどうしても思えないのです。極端な話、松任谷正隆とは処女で結婚したんではないかとさえ思われ、、、さすがにそれはないか。笑。
ともかく恋愛(論)を語るのに必ずしも恋愛経験は必要ではないのではないか、という考えからこの話を思いつきました。
このお話は男性版『マイ・フェア・レディ』でもあります。
最初はどうしようもなくイケてなかったヲタクが宮のプロデュースによってイケメンになっていく過程は世の女性の興味を惹くんじゃないでしょうか。女性であれば誰しも自分の彼氏をもっとカッコよくしたいという願望を持っているのでは?
もちろんその過程において宮とモテない君は恋に落ちるわけですが・・・。
最終話はこんな感じ。
すべての恋愛相談をマニュアルで解答することに限界を感じていた宮は、ある日とうとう自分がまったくの恋愛初心者であることを番組のコーナーで告白する。
静まり返るスタジオ。一人のADが拍手をすると、それに連られるように拍手の波は広がっていく。
スタジオを後にした宮にかつてモテない君で、今は新進の売れっ子俳優になった(!)上沢緑(かみさわ・りょく)が声をかける。
緑「お疲れ様」
宮「カッコ悪かったかな、わたし?」
緑「宮さんはいつでもカッコいいよ」
宮「そうかな。(照れる宮)どうしたの、今日は?」
緑「話があったんだけど、今日はいい」
宮「気になるなぁ。はっきり言いなさいよ」
緑「今度、熊村監督がハリウッドで映画を撮ることになった。一緒に行かないかって誘われている」
宮「すごいじゃん!!」
緑「でも、こんな宮さんを置いて、一人でアメリカになんて行けない」
緑の言葉に拳を固めてグーで殴る素振りをする宮。
宮「私を誰だと思ってるの?私は『恋愛の女神様』なんだから。一年や二年一人でいたって平気なんだから」
四年後、地方のラジオ局のパーソナリティになっていた宮の元にハリウッド大作の準主役に緑が抜擢されたという報が飛び込んでくる。懐かしく思う宮。緑がアメリカに行って以来、彼とは音信不通だった。
仕事を終え、宮が通用口から外に出るとそこには緑がいる。
緑「ただいま」
宮「おかえり、、、え?アメリカにいるんじゃないの?映画の撮影は?」
緑「撮影はとっくに終わってるよ。今はプロモーションもあって日本に戻ってきてる」
宮「どうして今まで連絡を寄越さなかったの?心配したんだから」
緑「どうしてって、、、一人前になるまで泣きを入れるんじゃないって言ったのは宮さんじゃないか」
宮「(苦笑しながら)額面通りに受け取らないで」
緑「そうか。恋愛経験が豊富な方じゃないからわからなかったよ。それで、どうかな、ボクは一人前になれたかな?」
宮「一人前になったかどうかを人に聞いてる時点で一人前じゃない」
宮の言葉に肩を落とす緑。
宮は続ける。
「って、何かのマニュアルに書いてあった。定かではないけどね」
微笑む宮。二人は手を繋いで歩き出す。
主な登場人物。
遠野宮・・・本編の主人公。「恋愛の女神(様)」の異名を持つ恋愛アドバイザー。しかし実はまったくの恋愛初心者。究極のマニュアル人間でもある。
上沢緑・・・宮によってプロデュースされる「モテない君」。二次元美少女をこよなく愛するキモヲタだったが・・・。
玉村千早・・・宮の親友。宮の本性を知る数少ない一人。恋愛経験が豊富。
木戸幸太郎・・・宮の出演するテレビ番組の下っ端AD。彼女のことを崇拝している。ストーカー、その1。
竹内一哉・・・宮のことをかぎまわるパパラッチ。ストーカー、その2。
城元巧・・・宮を口説こうとするイケメンアイドル。ストーカー、その3。
熊村慎吾・・・ドラマ監督。思いっ切り口が悪い。
例によって、このお話とまるっきり同じ少女漫画がありましたよ、とか、このプロットってあの映画を思い出させますよね、といったコメントは不要です。よろしくお願いします。