この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

折り紙と著作権。

2014-02-05 21:35:55 | 折り紙・ペーパークラフト
 今回、日本折紙協会に参加して、著作権について新たにわかったことがあります。

 折り紙に著作権があることは既に知っていました。
 フツーの人はあまり意識したことはないでしょうが、映画や音楽などと同様に折り紙にも著作権があるんですよ。
 折り紙も表現方法の一種ですからね。著作権があるのは当然といえば当然です。

 しかしながら折り紙に関して、著作権によって具体的に何が保護されているのか、言い換えれば何が許され、何が許されないのか、それは極めて難しい問題なんですよね。

 例えばある人が考えた折り紙作品の折り図(料理でいえばレシピ)を別の人が勝手にネットで公開するのは著作権的にNGです。
 けれど、ある人が考えた折り紙作品を別の人が勝手に折り、その様子をビデオに撮影してネットにアップするのは問題ない(らしい)のです。

 う~~~ん、納得出来るような出来ないような?だってその作品の折り方を知りたいのであれば、折り図を見るよりも製作工程のビデオを見る方がよほどわかりやすいですからね。
 もう一度料理に例えるなら、レシピの公開には考案者の許可がいるが、その料理を作るだけなら、それは日常の光景なのだという理屈なんでしょうねぇ。

 まぁそこまではおおよそ知っていたのです。そこまでは。
 知らなかったのはそこから先で、ある人が考えた折り紙作品の折り方を、別の人が無断で第三者に直接教えるのはやはり問題があるようなんです。
 それは何となくオッケーなのかと思ってました。
 今までは何かしら折り紙の作品をプレゼントして、折り方を尋ねられたらフツーに教えていましたよ。
 でも著作権的には折り方を教えるのには考案者の許可が必要なんだそうです。
 そりゃ考案者の人もその作品を完成させるのに手間と時間をかけたのでしょうからわからない話ではないですが、世知辛いなぁと思わないでもありません。

 かくいう自分も以前著作権的なことで嫌な思いをしたことがありますけどね。
 どういうことかというと、自分が考案した連鶴作品をある大学の学祭で無断で展示されたことがあるのです。
 手慰みで折るだけなら報告の必要はないと思うけど、展示会や作品展などの公式の場で発表するのであれば一言連絡が欲しかったなぁ。
 さて、その礼儀知らずの大学とはどこでしょう?答えはこちら

 著作権の問題はいろいろ難しいってことですね。
コメント (2)
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