この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『暗闇三太』を知ってるかい?

2016-03-27 21:10:05 | 漫画・アニメ
 突然ですが、皆さんは『暗闇三太』というテレビアニメをご存知ですか?
 九州外の人だとまず知らないと思います、、、というか、九州の人でも知ってるのはごく一部でしょうね。
 何しろ深夜アニメで、放送局はKBCのみ、しかも放送時間も毎話5分だけというラテ欄に載っていてもそんなの気づかんぞ、と言いたくなる恐ろしく変則的な放送形態ですから。
 変則的なのは放送形態だけではありません。
 画質がどこまでも向上しているこのご時世に『暗闇三太』は何とモノクロアニメなのです。
 何なんだよ、そのこだわりは…。

 そんな『暗闇三太』なのですが、実放送の際は自分は見逃していました。
 そういう変なアニメがあるよ、という噂は耳にしていましたが、いつ放送されているのか、わからなかったんですよね。まぁいいか、って感じでチェックもしませんでした。

 が、土曜日、サナトリウムで行われていた【暗闇三太展】(3/17〜4/12)でよーやくその映像を目にすることが出来ました。

 正直言えば、自分の好みではなかったかな。
 でもそのこだわりがハンパないってことと、映像的な史料価値が充分あるということはわかりましたよ。
 そして驚いたことがあって、まず主人公の暗闇三太の声をあの杉山佳寿子が当てているってことでしょうか。 
 杉山佳寿子といってもピンと来ないかもしれませんが、『アルプスの少女ハイジ』のハイジですよ、ハイジ。
 失礼ながら未だに現役だとは思ってませんでした。
 
 さらにもう一つ驚いたのが、行商のおばちゃんの声を当てていたのが三輪勝恵だったことです。
 三輪勝恵といってもやっぱりピンと来ないかもしれませんが、『パーマン』で須羽ミツ夫(パーマン一号)の声を当てた人です。
 何で三輪勝恵ほどの大御所声優が地方でのみ放送された深夜アニメの脇役の声を当てているのでしょうか。何か弱みでも握られてるんですかね。笑。
 二人の大御所声優の奇跡の競演を目にするだけでも『暗闇三太』は見る価値があると言ってよいと思います。

 ただ、そうはいっても知名度の低い作品ですから、その作品展が開催されているサナトリウムも、自分が店にいた間、およそ二時間ぐらいになるでしょうか、お昼時だというのに、一人もお客さんが来ませんでしたよ。
「(一つ前の企画である)『乱歩展』のときはもっとお客さんが来てくれたんですけどねぇ」と不思議子のひかりさんがため息交じりで嘆いていました。
 自分が「杉山佳寿子が来店してくれれば箔がつくんですけどねぇ」というと、「いや~、無理でしょ、福岡に住んでるわけでもないし」とひかりさん。
 いや~、そうかな?そんなに無理目な話でもないと思うけど。自分が主演したアニメの作品展が行われていたら、どんな様子なのか、気になるのが声優心理ってものじゃない?
 杉山佳寿子はサナトリウムで【暗闇三太展】が行われているってこと、知らないんじゃないかなぁ。

 【暗闇三太展】は4/12まで(ごく一部の間で)好評開催中です。
コメント (2)
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