又吉直樹著、『夜を乗り越える』読了。
皆さんは第153回芥川賞を受賞した『火花』は読まれましたか?
芸人が書いた小説としては初の芥川賞受賞作品ということで話題にもなったので読んだという人も多いかもしれませんね。と言ってる割には周りで読んだという人は皆無なんですけどね。笑。
自分はというと未読です。
いや、読むつもりではあったんですよ。
なぜかっていうと同じ作者の『第2図書係補佐』がすっごく面白くて、単行本になったら必ず買おう!と思ってました。
けれど、『文學界』に掲載された時点でかなり話題にはなっていたのですが、芥川賞受賞を受けて単行本も増刷に次ぐ増刷で、猫も杓子もしゃもじもへのへのもへじも読んでるんじゃないか?っていうぐらいのブームになっちゃったせいで逆に読む気が失せちゃいました。読む気がというか、正しくは買う気が、ですね。
そんなに爆発的に売れている本なら馬鹿正直に定価で買わず、半年もすればブックオフで棚売りされているのが目に見えてるから、そっちで買った方がいっか、と思って今に至ります。
いい加減買うか、『火花』、と思ったところに、『火花』を書くに至った経緯が書かれている『夜を乗り越える』が発売されて、そっちを買っちゃいました。ま、それもまたヨシ。
『夜を乗り越える』、非常によかったですよ。
作者の文学と読書に対する真摯な態度にはひたすら頭が下がります。
自分も読書が趣味だと言ってよいですが、自分の読む対象はひたすらエンターティメント小説に限られますからね。
学生時代、ちょっと背伸びをして、カミュの『異邦人』やスタンダールの『赤と黒』を読んだこともありましたが、何が面白いのか、さーっぱりわかりませんでした。日本文学だと志賀直哉ぐらいかなぁ、手を出したのは。
自分にとって近代文学、純文学、ともに縁のないものだと今では思っています。
そんな自分でも、本書を読めば、それらのジャンルの作品がなぜ必要なのか、そして人々に読まれ続けてきたのかがわかります。
100年後に読み継がれるのがエンターティメント小説ではなく、それらの作品であろうということもね。
とはいえ、今さら宗旨替えをする気はないのですが。笑。
とりあえず、作者の作品はもっと読んでみたいと思ったので、週末にでも買いに行くつもりです、『東京百景』の方を(『火花』じゃないんかい!)。
『火花』はまたの機会に読もうと思います。
というか、文庫になるのもそろそろじゃないですかね、、、などと言っていると本当に読む機会を逃しそうですが。
皆さんは第153回芥川賞を受賞した『火花』は読まれましたか?
芸人が書いた小説としては初の芥川賞受賞作品ということで話題にもなったので読んだという人も多いかもしれませんね。と言ってる割には周りで読んだという人は皆無なんですけどね。笑。
自分はというと未読です。
いや、読むつもりではあったんですよ。
なぜかっていうと同じ作者の『第2図書係補佐』がすっごく面白くて、単行本になったら必ず買おう!と思ってました。
けれど、『文學界』に掲載された時点でかなり話題にはなっていたのですが、芥川賞受賞を受けて単行本も増刷に次ぐ増刷で、猫も杓子もしゃもじもへのへのもへじも読んでるんじゃないか?っていうぐらいのブームになっちゃったせいで逆に読む気が失せちゃいました。読む気がというか、正しくは買う気が、ですね。
そんなに爆発的に売れている本なら馬鹿正直に定価で買わず、半年もすればブックオフで棚売りされているのが目に見えてるから、そっちで買った方がいっか、と思って今に至ります。
いい加減買うか、『火花』、と思ったところに、『火花』を書くに至った経緯が書かれている『夜を乗り越える』が発売されて、そっちを買っちゃいました。ま、それもまたヨシ。
『夜を乗り越える』、非常によかったですよ。
作者の文学と読書に対する真摯な態度にはひたすら頭が下がります。
自分も読書が趣味だと言ってよいですが、自分の読む対象はひたすらエンターティメント小説に限られますからね。
学生時代、ちょっと背伸びをして、カミュの『異邦人』やスタンダールの『赤と黒』を読んだこともありましたが、何が面白いのか、さーっぱりわかりませんでした。日本文学だと志賀直哉ぐらいかなぁ、手を出したのは。
自分にとって近代文学、純文学、ともに縁のないものだと今では思っています。
そんな自分でも、本書を読めば、それらのジャンルの作品がなぜ必要なのか、そして人々に読まれ続けてきたのかがわかります。
100年後に読み継がれるのがエンターティメント小説ではなく、それらの作品であろうということもね。
とはいえ、今さら宗旨替えをする気はないのですが。笑。
とりあえず、作者の作品はもっと読んでみたいと思ったので、週末にでも買いに行くつもりです、『東京百景』の方を(『火花』じゃないんかい!)。
『火花』はまたの機会に読もうと思います。
というか、文庫になるのもそろそろじゃないですかね、、、などと言っていると本当に読む機会を逃しそうですが。